2007.03.03(土)〜03.13(火)


 


◆旅の感動が多く得られるのは ガイドブックのあまり出ていない国がいいと聞いて、北アフリカ
 に位置し、マグレブ 『 日の沈むところ 』 と呼ばれているチュニジアを訪れました。チュニジアン
 ブルー と真っ白な壁が映える街の風景にも感激!

◆古代世界に栄華を極めたカルタゴ、天才と呼ばれた
 ハンニバルの英雄伝、地中海を自由自在に行きかっ
 た航海術、ローマの盛衰など・・・ 現在チュニジアに
ある世界遺産は 自然遺産も含めて 8つあります。






◆日本の約半分の国土ですが、地中海・サハラ砂漠・サヘル
 と呼ばれるビーチ・遺跡・大塩湖・メディナ など チュニジア
 はモザイク画のような魅力にあふれています。内政も安定
していて アフリカで 最も治安のよい国となっています。


ドゥッカ

紀元前4世紀 ヌミディア王国の重要な都市 ”トゥッガ”として栄えたと伝えられていて、後に
ローマ帝国の領土となる。 数多いローマ遺跡の中でも比較的規模・保存状態がよい遺跡で
1997年に世界遺産に登録されました。

3500人の観客を収容できた劇場跡          コリント式の円柱で支えられたキャピトル
修復中のマーキュリー神殿跡               アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門



スファックス

チュニジア第二の都市。 会社やデパートの経営者が多い。『チュニジアの大阪』 という
表現がぴったりで、商工業の中心地となっている。

通りを歩いて目についた扉          何の店かしら・・綺麗な扉



スベイトラ

チュニジアに残る一番新しいローマ遺跡で、当時の名前スフェトゥラ(大廃墟都市)からきている。

神殿群 左からミネルバ・ジュピター・ジュノ                あたらしく修復された劇場跡



トズール

チュニジア南部観光の玄関口となっている。 アルジェリアとの国境に近い砂漠の町で
20万本のナツメヤシの茂る 大オアシス でもある。 ガイド付き カレーシュ(馬車)での
オアシス巡りは スリルもサービスも満点で、とても貴重な体験となりました。

       
  ◆日の出を見学するため 四輪駆動車 で サハラ砂漠へ!
 ランクル100で ジャメル砂丘を直滑降した時は 鳥肌がたちました      



◆ジャメル砂丘には、『 スター・ウォーズ エピソード 1 』 の撮影時のセットがそのまま
  残されている。さらに東に1 Km行くと『イングリッシュ・ぺイシェント』のロケ地がある。







マトマタ

北アフリカの先住民族といわれる ベルベル人 が多く住んでいる。月面のクレーターのよう
に見える穴居住宅は、夏は太陽をさえぎり冬は保温に優れているようです。

ベルベル人の姉・弟・妹                 赤ちゃんラクダにミルクをやる長男
轡をはめられて観光客を待つらくだ            スター・ウォーズの撮影にも使われたゴルファ



エル・ジェム

ローマ帝国の中で最も豊かな都市の一つ。 巨大なコロセウム(円形闘技場)では剣闘士の
戦い、奴隷や罪人と猛獣との戦いなど 残忍な闘技が頻繁に行われていました。

残忍な闘技が行われた円形闘技場                円形闘技場の壁から見える町の景色



スース

スースの起源は紀元前9世紀頃 カルタゴ同様フェニキア人により建設されたと伝えられる。
海沿いに広がる美しいビーチを北に行くと 新しいリゾート地 ポート・エル・カンタウイ がある。

幻想的なグランドモスクの中                豪華なボートが並ぶポート・エル・カンタウイ



カイルアン

北アフリカにおけるイスラム発祥の地で、歴代のアラブ王朝の首都として栄華を極めた。
ベドウィンの侵入により首都はチュニスに移されたが、現在も重要な聖地である。

荘厳ななグランドモスクの中           モハメッドの同志が眠るシディ・サハブ霊廟



ナブール

陶器の名産地として知られるナブールは、バビロニアを起源とする古い歴史を持っている。
一家にひとつはナブール焼きの壺や皿があるというくらいポピュラーな存在です。

道路にも・・屋根の上にも・・・           ペンギンのような壺のある店先



ケルクアン

カルタゴ人によって紀元前6世紀ごろ築かれ、カルタゴが滅亡した紀元前2世紀破壊されるが
ローマはこの地に都市を再建しなかったので、フェニキア遺跡がそのまま残されました。

地中海に面したボン岬に位置する                世界でもめずらしいフェニキア遺跡



チュニス

チュニジアの首都   人口約170万人のマグレブ世界屈指の近代都市。 イスラム教国であるが
        19世紀後半フランスの保護領時代もあって、全く異なる二つの世界が同居している。

バルドー博物館の中           二階のカルタゴの間



カルタゴ

チュニスの郊外 12Km ほどの所に位置する。 

◆名将ハンニバルが歴史的なアルプス越えを行ったが、たび重なるローマとの戦いに敗れ一度
 は住む人もいなくなったカルタゴは、前29年にはローマの植民市として復興、再び黄金時代を
 取り戻し、ローマ、アレキサンドリアに続く第三の都市となった。

ローマ時代のアントニヌスの共同浴場、カルタゴ人の住居跡、カルタゴ時代の軍港など




シディ・ブ・サイド

チュニジアンブルー と真っ白な壁が映える町。
チュニスから北東に 17Km 南地中海に面した岬の丘の上にある。石畳の坂道を歩いて
 ジャスミンやハイビスカスの花が彩りをそえるおしゃれな街並みをゆっくりと散策しました。






色んな模様の素敵な扉 同じ模様は見つけられなくて・・・ 


左上は佐伯雄三の絵ではないかと目を疑ってしまった廃家の扉


ブルーは一般の人 大きくて立派な黄色の扉は公務員の家だそうです  やっぱり〜


エジプトについで 二度目のアフリカ大陸。 駱駝に乗るのも慣れてきて ラクダ〜〜
道路標識も ’ラクダに注意!’ と大きな看板が目に飛び込んでくるのでびっくりする。
スピルバーグ監督の映画’スターウォーズ’の中に出てくる人の衣装は、ベルベル人
からヒントを得たのかも。日本人には親切で比較的温暖な気候のチュニジアでした。


撮影 OLYMPUS Camedia & CASIO EXILIM      ホーム     

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