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Round 14 トルコGP,イスタンブール |
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Grand Prix of Turkey, Istanbul |
2006/08/25 (Fri) - 2006/08/27 (Sun) |
*開催日程* (日本との時差) -7h(サマータイム中は-6h) |
| 現地時間 |
日本時間 | プログラム |
08/25 (Fri) | 11.00-12.00 |
17.00-18.00 | Free Parctice 1 |
14.00-15.00 |
20.00-21.00 | Free Parctice 2 |
08/26 (Sat) | 11.00-12.00 |
17.00-18.00 | Free Parctice 3 |
14.00- |
20.00- | Qualifying |
08/27 (Sun) | 15.00- |
21.00- | Race |
*コース概要+GP説明* |
コース |
Istanbul Racing Circuit |
距離 |
5.378 km × 57 Lap = 306.546 km |
説明 & 特徴 |
2005年にF1初開催を迎えたトルコGP。イスタンブール近郊に建設された5.378 kmのサーキットは,マレーシアのセパン,バーレーン,上海のコースを手がけたヘルマン・ティルケ氏がコースデザインを担当。サンマリノGP,ブラジルGPと同じく反時計回りのサーキットは14のコーナー(8つの左コーナー,6つの右コーナー)で構成され,昨年はストレートでの最高速度は320 km/hにも達した。
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*コースレイアウト* |
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[トルコGP・プレビュー]
1. やはり3チームの争い
ハンガリーGPのドライセッションでの状況を見る限り,やはりフェラーリ,マクラーレン,ルノーが速かった。ドライセッションだとこの3チームが表彰台争いを展開することになるだろう。ここのサーキットはシルバーストーン,バルセロナ同様,車の総合的なパフォーマンスとドライバーの腕が試される非常に面白いサーキットである。昨年はマクラーレンがルノーを大きく引き離しての優勝だったので,同じミシュラン勢としてはマクラーレンのほうが相性がよいかもしれない。フェラーリはタイヤ選択を誤ったためにレースペースが遅かったが,今年は総合力が試されるサーキットでもタイヤさえ整えば速いことが示されている。したがって,3チームの力は拮抗しているので,レースの行方はタイヤが大きな鍵を握るだろう。
2. この3チームに続くのが…
トヨタとホンダであるが,トヨタはここ数戦,BS勢の中で最も硬いコンパウンドを選択しているためにレースペースはよくても予選でセカンドローになかなか入れない状況が続いている。車の特性として,硬いタイヤがレースで最も安定して速く走れるようになっているのだろうが,もう少しやわらかいタイヤを使えるようになると表彰台も見えてくるかもしれない。ホンダはドイツGPあたりから予選でもレースでも復調してきたので,前戦の優勝の勢いを保つことが大切である。
この下のグループはウィリアムズとBMWザウバーとレッドブルということになるだろう。ウィリアムズは今年はタイヤ選択とそのセットアップによってかなり浮き沈みの激しい年となっており,総合力を試されるようなサーキットでは結果は残せていないだけに今回は苦しい。BMWザウバーは垂直ウイングの禁止以降元気がないが,このGPレッドブルと並んで上位陣のリタイアの場合,ポイント獲得のチャンスが訪れるかもしれない。
3. 下位3チームのポジションは
スーパーアグリSA06Bがいよいよ登場し,3rdドライバーにモンタニーが座るということで,前2戦のようにレギュラードライバーによるタイヤ評価の仕事の負担が軽減され,セットアップに力を注ぐことができる。琢磨がこの総合力が試されるサーキットでミッドランドの2台をレースで食うことができれば,車から得られるパフォーマンスとしては申し分ないだろう。今回トロロッソは,ウィリアムズが低迷することも考えられるので,ウィリアムズの1台を食うことができるかもしれない。
4. ピットストップ作戦は
タイヤのたれは小さいが,アップダウンが多少あり,フューエルエフェクトは比較的大きいほうなので,各車2ストップ作戦となるだろう。いつものように上位3チームは1回目のピットストップは均等割りから2〜4周前後早く行われ,あともう1回は他者との状況によると思われる。トヨタ・ホンダあたりはQ3まで残ると均等割りぐらいの作戦となるだろう。残り下位チームはタイヤのたれを気にしても均等割りから5周以上遅らせても問題ないと思われる。
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