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Round 14  トルコGP,イスタンブール
Grand Prix of Turkey, Istanbul
2006/08/25 (Fri) - 2006/08/27 (Sun)

▼レース結果(Race Result)
Pos No.  Driver (Nat) Team Lap Pit Grid Tyre  Time / Retire
1 6  Felipe Massa (BRA) Ferrari 58 2 1 BS  1:28:51.082
2 1  Fernando Alonso (ESP) Renault 58 2 3 MI  +5.5 secs
3 5  Michael Schumacher (GER) Ferrari 58 2 2 BS  +5.6 secs
4 12  Jenson Button (GBR) Honda 58 2 6 MI  +12.3 secs
5 4  Pedro de la Rosa (ESP) McLaren 58 1 11 MI  +45.9 secs
6 2  Giancarlo Fisichella (ITA) Renault 58 2 4 MI  +46.5 secs
7 7  Ralf Schumacher (GER) Toyota 58 2 15 BS  +59.3 secs
8 11  Rubens Barrichello (BRA) Honda 58 2 13 MI  +60.0 secs
9 8  Jarno Trulli (ITA) Toyota 57 2 12 BS  +1 Lap
10 9  Mark Webber (AUS) Williams 57 2 9 BS  +1 Lap
11 15  Christian Klien (AUT) Red Bull 57 2 10 MI  +1 Lap
12 17  Robert Kubica (POL) BMW 57 2 8 MI  +1 Lap
13 21  Scott Speed (USA) Toro Rosso 57 3 17 MI  +1 Lap
14 16  Nick Heidfeld (GER) BMW 56 3 5 MI  +2 Laps
15 14  David Coulthard (GBR) Red Bull 55 3 16 MI  +3 Laps / Gearbox
- 19  Christijan Albers (NED) Midland 46 2 22 BS  Accident
NC 22  Takuma Sato (JPN) Aguri 41 2 21 BS  +17 Laps
- 10  Nico Rosberg (GER) Williams 25 1 14 BS  Water pressure
- 23  Sakon Yamamoto (JPN) Aguri 23 1 20 BS  Spin
- 20  Vitantonio Liuzzi (ITA) Toro Rosso 12 0 18 MI  Spin
- 3  Kimi Räikkönen (FIN) McLaren 1 1 7 MI  Accident
- 18  Tiago Monteiro (POR) Midland 0 0 19 BS  Accident
 [Fastest Lap] Michael Schumacher (GER), 1:28.005, Lap 55

[レース・レビュー]  天候:晴れ  路面:dry  気温:36℃  路面温度:53〜50℃

1. マッサは優勝に値する走り

 予選ではQ2で小さいミスをしたものの,レースでは分かる(=タイムとして現れるような)ミスは全くなかったといっていいほどの会心の走りだった。レースペースもミハエルと遜色なく,どのスティントでも常に冷静さを持ち合わせたハイペースだった。
 フェラーリ移籍後,数GPは1発の速さはあるがレースペースが安定せずに苦しんだ時期もあったが,BSタイヤとともに躍進したアメリカGPあたりから冷静な判断で安定したドライビングが出来始めていただけに,今回のマッサの走りは素晴らしかった。

2. セーフティカーがドラマをつくった

 多くの人が,リウィツィのスピンまではフェラーリの独走は揺るがないと考えていたと思うが,セーフティカーが入ったことで,フェラーリは判断に困ることとなる。マッサが先行していたので,ピットストップの優先権はマッサにあるのは当然で,適切で的確なピットストップだった。このとき,後ろに待っていたミハエルはピットでアロンソに先行されるとチームは考え,燃料を多く積んで第2スティントを戦うことを選んだ。
 チームは第1スティントの結果から,フェラーリの車のほうが1周当たり0.5秒は速いと見込んでいたので,アロンソより多目の燃料で第2スティントでアロンソの後ろについていき,2回目のピットストップで逆転を狙っていた。当然,アロンソはミハエルよりも軽い燃料なので,タイヤに優しく走ることができるが,ミハエルは限界の走行を強いられることとなり,ブリスターを誘発することとなった。ブリスターの影響もあり,致命的なミスとなったターン8での飛び出しによって,アロンソとタイム差が8秒にまで広がり,万事休すとなった。ブリスターがなければと考えられるが,ブリスターは燃料を積めば誘発しやすいため,リスクを伴った作戦であることは分かっていただろう。しかし,フェラーリとしては前に出すためにとっさに考えた作戦で悪くはなかったと思う。

3. 終始単独走行のバトン

 このGPでは上位でも下位でも至るところでオーバーテイクが見られたが,バトンだけは終始安定した走行で4位をずっと走り続けた。ミハエルがブリスターを発生させたことで一時少し追いつくが,また離されていく。しかし,後続から追い回されることはなく,単独走行が続いた。4位は望み得る最大の結果だったと思う。8位フィニッシュのバリチェロは予選セッションの失敗が上位フィニッシュのチャンスを失わせたが,粘り強い走りだった。

4. 結果に結びつかないトヨタ

 予選10グリッド降格のラルフが,序盤オーバーテイクショーを見せ,粘り強い走りで7位フィニィシュを達成した。車のポテンシャルそのものは十分高くなってきたが,相変わらずエンジンを含め,全般的な信頼性不足からポイント・結果につながっていない。ここのところ,タイヤの選択を外していなかったトヨタだが,今回はトゥルーリが選択をミスしたため,せっかくポイント獲得のチャンスを失った。

5. SA06Bのテスト

 新車テストのつもりでトルコGPにやってきただろうが,パッケージがうまく機能せず,ほとんどテストにもなっていないのではないだろうか。夏休みの間の他チームの進化もあり,ミッドランドとの差は縮まるどころか開いてしまった。イタリアGP前の合同テストでもう一度新車のシェイクダウンをしてほしい。


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