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Round 5 ヨーロッパGP,ニュルブルクリンク |
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Grand Prix of Europe, Nürburgring |
2006/05/05 (Fri) - 2006/05/07 (Sun) |
*開催日程* (日本との時差) -8h(サマータイム中は-7h) |
| 現地時間 |
日本時間 | プログラム |
05/05 (Fri) | 11.00-12.00 |
18.00-19.00 | Free Parctice 1 |
14.00-15.00 |
21.00-22.00 | Free Parctice 2 |
05/06 (Sat) | 11.00-12.00 |
18.00-19.00 | Free Parctice 3 |
14.00- |
21.00- | Qualifying |
05/07 (Sun) | 14.00- |
21.00- | Race |
*コース概要+GP説明* |
コース |
Nürburgring |
距離 |
5.148 km × 60 Lap - 0.017 km = 308.863 km |
説明 & 特徴 |
アイフェルの山間にあるニュルブルクリンク。ここは,シューマッハ兄弟の育った町,ケルペンのすぐ近くに位置している。海抜800 mという山間に位置するため,レースは天候の影響を非常に受けやすい。変わりやすいコンディションと予測できないシチュエーションが特徴のグランプリである。
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*コースレイアウト* |
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[ヨーロッパGP・プレビュー]
1. ルノー,フェラーリ,マクラーレンの3チームの争いか
ニュルブルクリンクは低速コーナー〜高速コーナーまであらゆる要素を含んだ総合的なサーキット。したがって,車体全体のバランス,パフォーマンス,安定性がものを言う。これまでのところ,ルノーは安定性,速さを持っている。一方,サンマリノの優勝で弾みをつけたフェラーリ,さらに勝利を重ねることができるか。また,マクラーレンはエンジン,シャーシともにアップグレードできているのか。この3チームが優勝を争うのではないだろうか。
5月初旬のニュルブルクリンクでは気温が低く,天候も不安定であるため,不確定要素が大きい。予選,レースともに晴れていればルノーのパフォーマンスがやや優れていると思うが,天候次第ではフェラーリにも十分チャンスはあると思う。マクラーレンは他車のミスもないとやや厳しいか。
路面温度は低いことが予想されるが,やや使用温度レンジ広めのタイヤを持ち込む必要があるので,タイヤ性能的にはややMI勢が有利かもしれないが,オーストラリアでのBSタイヤはよいパフォーマンスを示していたので,情勢はわからない。
2. 予選およびピットストップ作戦
ニュルブルクリンクはアップダウンがあり,ガソリンによる重量がラップタイムに大きく響く。10kg当たり0.35〜0.4秒の差になると予想される。したがって,フェラーリ,ホンダ,トヨタ勢は予選Part 3まで残れば,15〜18周あたりに1回目のピットストップを持ってきて,ポールポジションを確実に獲得しに行くだろう。フェラーリは2ストップ作戦で,ホンダやトヨタは3ストップ作戦の可能性もある。
一方,ルノー,マクラーレンは今年は燃料を積む傾向にあるので,フェラーリ,ホンダ,トヨタら3チームのうち4台あたりがグリッドで前に並ばれると,それらの車がふたになってやや苦しくなる。フューエルエフェクトのことも考えると,20周前後に1回目のピットストップを持ってきて,2ストップ作戦をとるのではないだろうか。
最後にまとめるとこのサーキットでは,1回目のピットストップを早めに行う軽タンク作戦でポールを取って主導権を握ってレースを進める作戦がベストだと思う。
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