愛機の復活 



前のページにも書きましたが当時の我が愛機ZRX-Uは私のミスでフロント周りが大破しました   その時の話ですが全身血まみれの私はバイク屋を呼びなんとかバイクを運んでもらいました  しかしフロントフォークは明後日の方向をむいておりハンドルは間違った暴走族の絞りハン、ライトは道路のコンクリートの餌食となりどこかへ逃亡、その他もろもろで大破でした  修理しないことにはどうにもならない状態でしたが見積もりを出してもらったら10万オーバーコースです しかもこれは最低限走る事のみが条件の最安の見積りで最初は30万コースを言われました   再度言いますが私は普通の高校生です そんな大金ポンポンと出せる訳ありません(_´Д`)ノ   それと正直そこのバイク屋さんとはいろいろあって修理を頼みたくなかったのでとりあえずバイクを引き上げます   自宅は団地でさすがに壊れたバイクをいくらカバーをかけるとは言え置いていたら間違いなく「ハゲタカ共(近所の小僧)の餌食ですΣ(T□T;)!!!」  そんな事から当時の仲間内ではない友人の自宅にバイクを運び車庫に保管させて頂きました   しかし実際問題「ハゲタカ」に襲われる心配はなくなったのですがフロント大破で我が愛機は動かなくなってしまいました…orz   どうすればよいのか悩んでいると偶然バイクを置かしてもらっている友人が以前に中古のバイク屋に少し勤めていたらしく一緒に直そうと言う話が出てきて今までは原付以外を自分で触ったがなく個人的には自信がなかったですがしかしそんな事を言っている場合ではありません(>_<) バイクが壊れていて実際にお金がないんです!!!  修理にあたるに対しいくつかの修理パターンが浮かびました、実際に「明後日」の方向を向いているのはフロントフォークのインナーの方なのでこれを取り外し新品にするとかいろいろありましたが工具や知識の問題で修理内容は「フロント周り一式交換Σ( ̄□ ̄;)」と言う選択でした  たしかに当時の私は原付以外にそんなことをしたこともないし不安でしたが後々考えると正解だったと思います  ある意味丸ごと交換って大掛かりですが細かい作業をパスすることもできる事もありますし今回の私のZRXは実は三つ又の所も曲がってしまっていたんです  しかし問題もありました  やっぱりタマ数が少ないんですよΣ(T□T;)!!!  理由は2つありました・・・( ̄  ̄;)  まずは全ての車両に共通していえる事ですがフロント周りが無傷で解体屋に転がっている方が珍しいんです(>_<)  通常純正パーツを安く購入しようとしたら解体屋です、当時は今と違って「オークション」等と言う物がたしかほとんどなかったと思います そして解体屋に流れてくるバイクは全てとは言いませんが正直「事故車」が多いです  通常事故と言うのは大抵は車、バイク問わずフロント周りが壊れます  オカマを掘られて後ろだけ大破、なおかつこけずに何処にもぶつからないなどと言うなまじロト○で万単位の当選する以上の確率はそうありませんΣ( ̄□ ̄;)(爆)  プラス、当時は以前も書きましたが今ほどZRXの流通量が多くなくなおかつ96年以降はフロントフォークの下の所のカラーリングがシルバーに変わった時で私は当然シルバーを捜し求めましたがどう探してもありませんorz  それどころか色がどうこう言う以前にZRXのフロントフォークが皆無の状態でした  探す事1ヶ月…  やっとの事で前期?の黒のフォークを捜し出しますがいかんせん通販( ̄〜 ̄)ξ  場所も関東の方で見に行くなどは不可能、電話で詳細を事細かく聞きとりあえず納得し購入〜  たしか値段はうるおぼえですが5.6万くらいだったと思います(汗) 中古品初通販でしかも解体屋での購入… 不安がよぎります・・・( ̄  ̄;)    とにかく数日後パーツが届きました 当たり前ですがでかいです(汗)  恐る恐る開けてみると悪い期待を裏切ってオイル漏れもなく全体的にきれいでした(≧▼≦)  早々と我が愛機に移植手術を施したいですがいざフロント周りをバラしてる時に思ったのですが「トップブリッジや三つ又を締め付ける時のトルクはどれくらいなんだろうか・・・( ̄  ̄;)?」などと言う当たり前の疑問と問題にぶち当たり激しく動揺しました  すでに移植手術は始まっています…  クランケにはもうすでにフロント周りはありませんΣ( ̄□ ̄;)    「…さようならZRX(Тωヽ)」  じゃなくてΣ( ̄□ ̄;)(爆)   腹をくくって一気にやります!!!   締め付けトルク?  「締まりゃ〜いいんだよΣ( ̄□ ̄;)!!!!」  などと言う半分やけくそとは言いませんが当時は実際にトルクレンチももってなかったしマニュアルももってなかったんで全ては自分の経験と強化人間ばりの直感と感覚だけがたよりでした(−Q−)    今考えたらすごく無鉄砲である意味無計画だったと思いますがただ本当に楽しかったです  自分の手をオイルやガソリンまみれにして服とかもドロドロにして不器用だから軍手をはめて作業するなんて器用な事もできませんでしたが楽しかったです(о^∇^о) 
なんだかんだ言ってとりあえずフロント周りの移植手術は無事成功?しました  そしていざ試乗してみるとこれがある意味無計画にやったのにも関わらず意外や意外、結構ちゃんと走ったんです(≧▼≦)!!!  
かくして我が愛機は無事オペを乗り越え生還しました  この日初めてZRXを自分の手で触って正直不安で怖かったですが全てが終わってなんだかZRXが自分に近くなった感じがしました  バイクは壊したくないけど本当に良かった記憶です

研ぎ澄まされた感覚


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