20、リセッティング

やってきました ZRX1200Rのリセッティングの時がΣ( ̄□ ̄;)!!
最近寒くなったのでさすがにそろそろしないとマズイと思い多忙な中リセッティングです 正直世界で有数の「体感できない男」の称号をもつ私にはイマイチ愛機の不具合はわかりませんでしたが燃料が薄い=バイクが苦しんでると言う事でいざキャブをバラします(-.-)y-~
しかし前回の「14、セッティングデータ」での経験もありまずはエンジンが温かくなる前にキャブレターのアイシングカットですo(^∇^o)(o^∇^)o  

左の画像がZRX1200Rのノーマルキャブですがキャブの右下に付いている黒いホースがアイシングのホースです 前回も説明しましたがアイシングとは近年のバイクにはついていると思われる本来は寒冷地でのバイクの為にあるような物です・・・( ̄  ̄;)   大阪(平成21年11月上旬)の住まいの私にはぶっちゃげ関係のないものです これを外さないとエンジンがあったまっている時にキャブレターを外すのにエライ目にあうので先にキャンセルします 










キャンセルと言っても簡単です 上記説明で書いたホースを引き抜き適当なネジで蓋をしてテープでグルグル巻きにする  以上ですo( ̄ ^  ̄ o)
このたわいもない作業がセッティング時に激しく重宝します  この当たり前の事をしないですると「14、セッティングデータ」でも書いた通り「死」を見ますΣ(T□T;)!!







次にフィルターを外しキャブとエンジンがつながっている所のネジを緩めます そしてアクセルワイヤーを遊ばす必要があるのでハンドルの右側を外すもしくは一部外します(ちなみに前にハイスロを組んだのでノーマルよりかは楽です(●´∀`●)) そしてキャブを外す前にチョークのワイヤーを外しキャブレターをエンジンから外します この状況ではまだアクセルワイヤーがキャブに繋がっているので完全にキャブはフリーにはなりませんのでキャブをエンジンから外してアクセルワイヤーの「引き」と「戻し」を外します これでキャブレターは完全にフリーになります しかしこのままジェット類を外すそうとしてキャブレターをひっくり返すとフロート室に入っているガソリンが出てきて煙草を吸っていたらあたり一面火まみれキャンプファイヤー状態になります゜+。(*′∇`)。+゜(笑)   ですのでまずフロート室に入っているガソリンを抜く必要がありますのでフロート室の下に付いている六角棒レンチ使用のネジを外し一つ一つガソリンを抜いていきます ガソリンが抜けたらいざフロート室の取り外しです

一つのフロート室に対して単純に4つのネジを外すだけです
すると左画像のようにフロート室の中身が見えメインジェットが丸見えになります 

ここからいざ実際にジェット類を変える訳ですがまずは前回のセッティングを思い出します   実は記入漏れでしたが前回の最終セッティングは「MJ145 JNワッシャー4枚 PJ38 PS3回転戻し」と言うのが最終セッティングでした この状態でのシャシダイのデータが「15、感性の満足から物理的証拠へ」の数値です  この時に行ったショップが富○林のベビー○ェイスさんでした そこでうけた助言の全体的に薄いと言うアドバイスをベースに考えて全体的に濃くしようと思いました  現状をベースに考えてとりあえず考えたのが「MJ155 JNワッシャー8枚 PJ40 PS2回転戻しと1/2」でした 単純に全体的に濃くした安易な発想です(笑)(汗) 







まずは手元にあるジェット類です 左画像は私が現在所有しているジェット類ですがMJは100〜155 PJは38〜42です 
そもそもMJ155と言う発想は手元の最大番号と言う超安易な発想からでした(´Д`) しかしある意味博打でした なぜなら私はジェット類を単品では高額なのでセットで購入しましたが最初に購入したセットでは大きさが足りず再度大きい方のセットを購入しました その時知ったのですがCVKのZRX1200R用(ケイヒン丸大)のジェットの4つセットは上が155でそれ以上はバラでの購入を言う事です すなわち販売メーカーも当然ある程度考えて販売しているので通常155以上はあまり使わないと言うのが世間一般の判断と言う事が理解できます しかし現在MJ145使用中で「薄い」と言うショップの助言をもらっているのでもしかしたらMAX155でも足りなかも・・・ などと言う考えもありました 実際にとりあえずMJ155という判断でしたがもしこれで薄いのなら再度バラでの購入=お金がかかると言う考えが発生し正直困りました( ̄〜 ̄)ξ   とにかく実際に取り付けです









MJ155 PJ40であとはニードルにワッシャーを追加させると言う所まできました  本来ニードルの調整は「クリップ」で段差を変えると言うのが普通ですがZRX1200RのCVKキャブにはそんなクリップや段差などと言う気のきいた物はありませんorz そこでちまたでよく言われているのがニーフドルに対してワッシャーを入れて結果ニードルの高さの調整を言う物ですo( ̄ ^  ̄ o)   まずはトップチャンバーの周りのネジを外しトップチャンバーを外します この時中に入っているスプリングの力で勢いよく飛び出そうとするので手で押さえときます そして外して中のものを取り出します 左画像がトップチャンバーのインナーパーツです(反射で携帯での撮影が写ってしまってすいません(汗))
そしてニードル部にワッシャーを追加しました



そして組上げますo(^∇^o)(o^∇^)o
いざ走行してみました   結果=中回転以降はナイスなパワー感です゜+。(*′∇`)。+゜ 小生も年のせいか最近は全開にしておりませんでしたが久しぶりの全開ですがナイスなパワー感ですΣ( ̄□ ̄;)!! ・・・正直少々怖いくらいです(汗)
一通り全開テストランが終わり車庫に戻ろうとし俗に言う「超低速」での時にです!!! 問題が発生しましたorz  アクセルを少し(1/8位?
)でバイクが「ゴボボボボボボボボ・・・・」と明らかにおかしい状態になったのですΣ(T□T;)!? 先ほどまでルンルン気分だったのが一気に冷めました 車庫に戻り冷静に考えます〜   世界屈指の体感できない男の感想ですが「多分濃い(・・?)」と感じました とりあえずジェッティングを変えるためにタンクを外します そこでとりあえずと言う考えでプラグをチェックします ちなみに私は本来はプラグはチェックしません、理由はプラグチェックをするためには本来調べたい回転数で一気にエンジンを切ると言うことが前提になりますので市街地ではそれは非常に困難な為逆にセッティングの迷宮入りの代名詞と思っていますので普段はプラグは確認しません  しかしなぜか今回に限っては「とりあえず」と言う意味であえてプラグを見てみました・・・ すると「真っ黒Σ(T□T;)!?」です 2ストではないので濡れているとかはないのですがハッキリ言ってまるでススでもかかったのかのように真っ黒でした(汗) さすがにここまで黒かったら体感的判断と複合して「濃い」と言う判断はいくらなんでも付きます(汗)  そこで致命的な事を忘れていました・・・ 正直忘れていた訳ではないのですが全体的に薄いと言う考えが固着しすぎてMJは高回転域だけではなく全域で作用があると言う事、それとニードルの高さは低回転から中回転への切り替わりで連結している事を頭では理解していたのですがどうしても全体的に濃いと言うレッテルのせいで忘れていました   さすがにこれはまずいと思い再度単純に今度は全域で少し薄くします(笑) 「MJ150 JNワッシャー6枚 PJ38 PS2回転戻しと1/2」です 正直これで完璧とは思いませんがとりあえずトライしてみました しかしさらなる問題発生(┬┬_┬┬) セッティングどうこうではなくアイシングカットの問題です 

前回の失敗から先にアイシングカットを考えて単純にキャブについているアイシングホースを外したのですがなんとホースではなくキャブについているアイシングの内部に残っていたラジエター水が温度の上昇から出てきてなんとエンジンにラジエアー水がついてしまいましたorz 前回も説明しましたがラジエター水は正直やっかいです  普通に水をかけるくらいではとれません(汗) なんとかパーツクリーナーを駆使して汚れはとりましたが正直もう勘弁してほしいです
とりあえず上記セッティングで走行してみました  個人的にはPSを少し細かく調整の必要があると思いながらもジェットを変えましたがなんと2回目にしてなかなかナイスなセッティングがでました゜+。(*′∇`)。+゜   中・高は当然として低回転でも先ほどの「ゴボつき」が明らかになくなっています(≧ω≦)b OK!  先ほどまではハッキリ言って0スタートすら困難な状態だったのですが明らかに改善されています!!! 
とりあえず完璧とはいいませんがかなり好印象の状況です 全体的に前回よりも濃くしたのでなんとか冬を乗り越えられそうですo(^∇^o)(o^∇^)o  正直あとはPSを微調整をしておそらく「年中オールマイティセッティング」の完成と思われます





 21、さらなる段階

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