17、新しい挑戦
さてさて、前回にも書きましたが今回は光物です(-.-)y-~ 少し長くなります
しかし私は非常に電装系が苦手です・・・ 実際昔、私は「ハード」面(エンジン積み替え等)での作業が非常に多く「ソフト?」面(電気等)は一切かかわった事がありません 最初のバイクがJOGメットインだったせいか電気系リミッターのCDIではなく駆動系リミッターだったのがもしかしたら今の私を作り上げたかもしれません おバカな話ですが実際私はたとえばバイクになんらかしらの電気部品(フォグ等)をバイクに追加するにもどうやって電気を引っ張ってきたらよいかわかりませんでした、せいぜいバッテリーから直接取ると言う俗に言う「バッ直」くらいしか浮かびませんでした・・・( ̄
 ̄;)
とりあえず知識があまりにもないので基礎から勉強しました とりあえず電装系の配線から電気をとる「分岐」と言う方法があると言う事を理解し「アース」(マイナス)は基本的には「ボディアース」(バイクの鉄の所につないで最終的にバッテリーのマイナスに戻す)と言う理屈をりかいしました いろいろと調べていってなんとなくですが少しずつ理解していきました(о^∇^о)
さて、実際に理解していきバイクに何を着けるかといいますとその名も「LEDテール」ですΣ( ̄□ ̄;)!! まあ別にこれじゃなければダメって言う事はないんですがある時いつものようにヤ○オクにてパーツを探す為にいろいろと見ていたら目に止まりました!LEDテール!! まあ最初はLEDテープとかが目に入ったのですが「テールやウインカーが少々もっさいノーマルなのにド派手なLEDテープだけをつけるのって実際どうなん・・・( ̄
 ̄;)?」って言うのを思いパスしました とにかくLEDテールを買おうと思いまずは正規?の大御所メーカーのを調べますがやはり高い・・・orz
「万」です(涙) そこで再びヤ○オクにてとりあえずB級品の調査ですo( ̄ ^  ̄ o) 調べてみるとわかったんですがB級品と言うかLED系統は個人の自作の販売が非常に多かったです とりあえず値段は大御所メーカーの半分くらい、これが安いのか高いのかは正直個人的にはなんともいえません けど気のせいか個人の自作の方が大御所メーカーのLEDテールより明るく綺麗な気がしました 説明文で「超高輝度!眩しい!!○○○○○mcd!!!」とか毎度の事ですが心くすぐる説明文が・・・(汗) てか疑問発生〜 眩しいと言うのはわかりますが「超高輝度や○○○○○mcdって何?食えんのそれ・・・( ̄  ̄;)?」 聞きなれない言葉が出てきてチンプンカンプンですorz 再度LEDについて調べます LEDとはすなわち「発光ダイオード」です 細かな事を書けばはっきり言ってきりがないし初心者の方はチンプンカンプンと思いますのでここでは超簡単に書きます・・・ 「数字が高いほうが強いΣ( ̄□ ̄;)!!」(爆) ・・・いや、マジで(汗) 極端に書いてますが実際そうだと思います(細かな内容が絡みますのであくまでも例えです) 超最低限?の知識を得て再度ヤ○オクにて自作LEDテールをよく見ます いろいろありますが中でも数値が高いものを見ると説明文で「殺人テール」的な事を書いているのを見つけました 眩しすぎて後ろの人が目がくらむと・・・(汗) ・・・ニヤリ(笑) いやじゃなくて、LEDの性質を理解したうえで他の理由でそれを落札しようとトライしましたが完敗・・・ その後3回ほど挑戦するも全敗・・・orz
困りました( ̄〜 ̄)ξ 予算を超えています しかし他のLEDテールはなんだか入札する気になりませんでした ましてや大御所メーカーのLEDテールは非常におとなしい感じがしてすでに「OUT
OF 眼中」です いろいろ考えているうちにある一つの考えが出てきました・・・ 「自分で作る(・・?)」と言う考えです 少し前まで電装系なんて全くわからずジャンルで言えば超苦手分野でしたのに何を血迷ったか身の程知らずの考えがでてきました(汗) しかし冷静に考えたら市販で販売していないスペックの物であれば自分で作ったら好きなのが作れる・・・ などと言う身の程しらずの安易な発想です とにかくLEDの事をいろいろと調べてみました
「・・・パニックΣ(T▽T;)!!」(笑) いや、マジで(汗) 電圧、電流、交流、直流、抵抗、CRD、等 意味不明です・・・( ̄  ̄;) この年で再度「オームの法則」を勉強するとは思いませんでしたorz
確かに最初はパニックです、しかしある程度わかったらなんとかなるものですo( ̄ ^  ̄ o) ここでは簡潔にわかりやすく要点だけ説明します
1、LEDを光らせる時には単純にLEDをバッテリーにつないだらよいと言う物ではなく、電流を調整する必要があると言う事
2、直列は電流は同じだが電圧は個々に分け合う事 交流は電流は個々に分け合い電圧は同じと言う事
3、電流調整の為に「抵抗」と「CRD」があるがバイクは電圧自体が不安定なので電圧に関係なく電流制御ができるCRDが好ましいと思います
4、LEDやCRD(定流ダイオード)には定格電圧がある事(簡単に言うと一つの物に対して必要な電圧があると言う事) 電圧が大きいと壊れます
5、バイクのバッテリーの電圧は12Vですがオルタネーター発動時(エンジンがかかっている自家発電の状態)は最大14.4Vまであがると言う事 (すなわち一定ではない、計算上は最大値の14.4Vで計算するように)
とまあ、恐ろしく簡単に光らせるだけの要点を言えばこんな感じですかね(・・?) 初心者にこと細かく説明文を書いてもおそらく「意味不明Σ(T▽T;)!!」となると思いますので私が独断と偏見でとりあえず記入しました
実際の例で言うと
LEDのデータが仮に電圧が2.1Vで電流が30mAとします 輝度は10000mcdとします これは簡単に言うとこのLEDを光らせるには2.1Vの電圧が必要と言うことです(実際は少しくらい低くても光りますが)、そしてこのLEDに30mAの電流を流せば輝度10000mcdの光を出せると言う事です(電流をあげれば当然光も増しますが耐久性に問題が出てきます)
実際に光らせる為にはまず電流制限をする為にCRDを入れます、CRDは種類があって1つで電流制限が5.6mAと10mAと15mAがあります(並列に使うと電流が足されます 10+10=20mA) これで電流制限をするのですがこのCRDは単体で電圧を必要とします(5V前後) その後LEDを入れます バッテリー14.4VでCRDで5V使いますから残りは約9.4Vです LEDが一個2.1V電圧が必要としますので9.4V÷2.1V=約4個直列に繋ぎます これで簡易的な原理の説明ですがとりあえずLEDは光ります わかりずらいですが実際の図です
いや〜、超手書きで申し訳ありません(汗)
とにかく基本的にはこんな感じです ちなみに右はマイナスです
実際私もいろいろ調べてよくわからない事が今でも多いのですが実際にLEDの部品を作るのは最低限でいいのであればそんなに難しくありません しかし問題もあります・・・ 確かに自作は自分の理想の物が作れますし単純な単体コストで考えたら結構安いです が 問題は初期投資金額です(┬┬_┬┬) よくある事ですが初心者なんでテストの為の部品を揃えたりハンダや基盤やリード線や様々な物を揃えるとはっきり言って「超高いですΣ(T▽T;)!!」 いや別に高いものは選んでませんよ・・・ どちらかと言うと安い物を買いましたし・・・ しかし実際考えたら今回LEDテールを製作するまでになんやかんや言って1万5千〜2万くらい使ったと思います(汗) まあ次の製作は純粋にLED等の単体価格なんで非常に安くつきますが〜 と少し話が飛んでしまいました しかしこれも事実なんでみなさんLEDの初めての自作はよく考えて下さいね
とにかく私の初めての自作LED製作が始まりました まずはLEDを光らせる為にテストです とりあえず簡易的LED基盤を製作しました
この時は乾電池を使いました 十年以上ぶりのハンダです 超緊張しました・・・( ̄  ̄;)
超初心者で経験者の方から言わせれば「なにやってんのコイツ(・・?)」と言われてもしかたないと思いますががんばりましたo( ̄ ^  ̄ o) とりあえず光らせることは成功です 初めてLEDを光らせたときは非常に感動しました(≧▼≦) こんな初心者でへたくそな作り方でも光ったんです!!! 苦手だった分野からの成功です まさにアルプス少女ハ○ジの「クララが立ったΣ(T▽T;)!!」と同じ感動です(笑)
そしてLED製作は次なるステージへ・・・ 理論的な光らせ方はわかりました しかし実際にどうやって「テール」として製作したらよいかわかりませんでしたので調べました まず純正のテールの構造を調べました そして実際にどうやって電源を自作LEDに回すか考えます 考えたのが純正の電源をそのまま使い自作の方は口金と言う物を使い純正とボルトオンで交換できるタイプにしました
余談ですが私は簡易的に純正に戻す事を非常に優先的に考えています LEDにしろマフラーにしろ私はMUZZYのマフラーをつけていますので正直、車○は・・・ って感じです どっちにしろ車○時はすべて純正に戻すと言う道以外ありません MUZZYのマフラーをつけた時から私はその覚悟はできていました しかしなまじ覚悟ができているので今更車○の事を考える事はないと割り切ってしまっていますのでなんでも好き勝手にやっています(笑)
話を戻します、 なんだかんだいってなんとか製作直前まで行きました そこでまたしても良からぬ考えが・・・ いろいろとLEDテールの事を調べていると「テールレンズのカット」と言うのを見かけました 純正のZRXのテールレンズは長くて非常にもっさりとした感じがあります そんな事から中にはテールレンズを短くカットしている人がいました(中にはツライチにしている強者もいますが(汗)) ついでなんで私もしてみようと思いました ヤ○オクで中古のテールレンズのセットを爆撃価格で落札(о^∇^о) 実際に商品が届きテールレンズの分離作業です ・・・問題発生 恐ろしく固いです(>_<)!!! ドライヤーで激しく暖めてもなかなか外れません やむを得ずマイナスドライバーでこねくります・・・ 「パキッ」・・・ 嫌な音が私の耳を犯します やってしまいました、レンズがかけてしまいましたorz ブルーです(T_T) しかしどっちにしろ切るからいいと自分に言い聞かせなんとか外します そして弓ノコで2cmほどカットします そしていよいよ自作LEDの製作です 理屈はわかっているので実際に作業をします
まずは単純にLEDを基盤にさしただけです これだけでも結構気分がでます(笑)
今回は基盤を二つ使います 一つはLEDのみで一つはCRD等です 理由は一面をLEDで光らせたいと言う事です 実際に二つの基盤を使うと少々厄介です 確かに個々で統一されて個別では簡単ですが最終的には連結します 電気的に二つを繋げるのもそうですが二つを固定する必要もあります しかしやっぱりせっかく作るのだから綺麗にしたいと言う事であえて分けました
上記がCRD等の方の基盤です 実際はCRDだけではなく整流ダイオードも使いました(LEDの逆電流を防ぐ為) ブレーキ時と常時の時の使い分けでCRDは2種類違うものを使っています ブレーキも常時もすべてのLEDが光ります 電流に差をつけて制御しています
そして合体ですo(^∇^o)(o^∇^)o
なんだかパッと見、訳わかんないかもしれませんが実際に理屈がわかってつくるとそんなに難しい物ではありません
しかしここまでくるには私はそこそこ時間もかかりましたしがんばって知識もえました
こうやって見ると結構イケてる?と思うのは私だけでしょうか・・・( ̄  ̄;)
いよいよ完成間近です とりあえず光るかどうかテストしてみます
クララが立った〜!!!、じゃなかった(汗)光りました〜(≧▼≦)!!!!!
画像ではわかりにくいと思いますが実際はもっと明るいです 私が今回使用したLEDは32000mcdの30mAです テールレンズに入れてない状態でのテストでハッキリいって眩しいですΣ(T▽T;)!! 直視できません(汗) 実際は純正の色のついたレンズに入れるので明るさは減ります その事を計算してつくりました
あとはまずテールユニットをバラバラの状態から合体させます 防水の事を考えてシリコンシーラントで基盤の裏はコーティングします
カットしたレンズもすでに純正とは違いレンズの固定方法も変わります やはり防水を考慮しシリコンシーラントを使用します
そしていよいよ最終段階です 実際に車両に取り付けです
成功です(≧▼≦)!!!!!
わかりますか? 左がスモール時 右がストップ時 画像では差は微妙ですが実際はわかります
なによりもスモール時にLED特有の「ツブツブ感?」が出ています 実際にみれば綺麗ですよ〜o(^∇^o)(o^∇^)o
初めての自作LEDで考えたら非常に満足しています なによりもこの年になって新しい知識を増やす喜びが得られました やってよかったと思います
ただ唯一の問題が私の計算ミスなんですがこのLEDテールの電流計算をミスってしまいました 予定ではスモール時は5.6mAでストップ時は30mAのはずがCRDの取り付け設計ミスでおそらくストップ時に理論上35.6mAになってしまったと思われます(汗) まあ明るいからいいんですけどね
とにかく初めての自作LEDが無事完成しました
現在でも何事もなく綺麗に光っています よかったよかった(о^∇^о)
ちなみに下記画像右がテールカット前、左がカット後です ツライチにはしていません
最後に一言、 自作は正直楽しいです しかし自作と言うのはきちんとしないと本来の動作と違うことになる事もあります それゆえそれが原因で最悪交通事故等になってしまうこともあります 自作はすべて事故責任です しっかりとした知識と技術も必要とされます どうしても自信のない方は無理をせず専用設計された物を買いましょう 万が一が起こってからでは遅いです
追伸〜 画像の張り方や文章の置き方が汚くなってしまい申し訳ありません 素人なんで勘弁して下さい(┬┬_┬┬)