横山岳
(標高1132m)
![]() 白谷登山口 08:52 ![]() 取り付きまでの緩やかな山道 08:56 ![]() ここから本格的な登り 09:02 ![]() 一旦林道に出る 09:43 ![]() 林道から望む山並み 09:50 ![]() 林道から再び谷筋への取り付き 09:54 ![]() 最初の滝 経が滝 10:51 ![]() 五銚子の滝 11:02 ![]() あちこちに山芍薬が・・12:09 ![]() ようやく山頂を踏む 13:03 ![]() 東尾根からの眺望 13:40 ![]() 琵琶湖を遠望する 13:42 ![]() 素晴らしいブナの尾根道 13:50 ![]() イワウチワ 14:06 ![]() |
ヤマシャクヤクの花の季節とあって、観音峰にでかけようとの話が、紅花シャクヤクには少しばかり早すぎるようで、急遽横山岳に向かうこととなりました。 横山岳と言えば、雪の三高尾根のイメージばかりが頭にあって、毎年三月下旬になると横山岳の名が頭を掠めたものですが、意外な時期に初登山となりました。 朝は6時過ぎに家を出て、ひたすら湖北は木之本を目指します。ICを下りてからは思いの外分かり易く、8時半にはすんなりと白谷登山口に到着です。 誠に立派な登山口で、ガイドブックにはそんな記述はありませんから、整備されたのはここ数年のことでしょう。 登りのルートは取り敢えず白谷本流を選びます。かなりの急登のようですが、兎も角は最短ルート。下山は様子を見ての判断です。まさかの事態に備えて非常食とバーナーを担いで来ましたが、これだけ整備が行き届いている様子では、心配なしと踏んで車に残します。 以前はいきなり谷筋から入山したようですが、如何言う分けか、現在は521ピークの東側を回り込むようなルートに変更されています。 登ること凡そ40分、一旦は林道に出て、800Mほど林道歩きです。 やがて谷に架かる橋が見えてくると、そこが谷に入り直す取り付き点。険しい沢道が待っています。 何度か渡渉を繰り返しながら険しい沢筋を登ること1時間、最初に目にする滝が経が滝です。 何しろ、予想を上回る険しさで喘ぐことしきりですが、行き交った男性の話では、これはまだまだ序の口で、本当に険しいのは五銚子の滝あたりからとのこと。 成る程、五銚子の滝を高巻くあたりからの険しさは並のものではありません。小犬を2匹連れた若いパーティが私たちを相前後して登っていきますが、小犬たちは平気なのでしょうか? 滝を過ぎると険しさは更に増し、やがて沢筋を離れて尾根の急登に変わります。 ヤマシャクヤクがあちこちに顔を覗かせるのはこの辺りから・・・暫し急登の苦しさを忘れさせてくれます。ところが小さな虫が顔の廻りを五月蝿く飛び交い始めるのもこの辺りから・・・その煩わしいこと! 登り始めはそうでもなかったのですが、此処に来て登山者の数は増える一方!かなりの入山者です。 「あと100m」の表示が出て、ようやく険しさも幾分緩みます。山頂到着は1時。丁度4時間のタイムですが、登山口からの高低差は900mありますから、きつかった割にはそこそこのタイムでしょう。 そう広くはない山頂はお昼真っ最中の登山客でいっぱいです。30人近くも居るでしょうか。木陰を求めて山頂から少し戻ったところで我々もお昼を取ります・・・が、口の中まで入って来そうな虫に辟易です。 1時30分、早々に食事を済ませて東峰に向かいます。白谷ルートは険しすぎて下りには向きません。東尾根は三高尾根よりは時間がかかりそうですが、その分ブナが美しい尾根道とか・・・ 稜線を少し歩いただけで、如何いう分けか、あれほど五月蝿かった虫が姿を消します。 稜線上はイワウチワの群生地です。少しばかり遅きに失したようですが、あちらこちらにイワウチワが顔を覗かせ、何とも気分の良い稜線歩きです。 およそ30分で東峰のピークに到達、それから先は下る一方ですが、それにしても見事なブナ林!大山顔負けのブナ林が続きます。東尾根ルート事体がそれほど知られてはいないようですから、これはまだまだ広くは知られていないブナ林なのかも知れません。 林道に降り立ったのは3時半頃。白谷登山口までは30分ほど林道を下ります。 登山口に戻ってみると、なんと、バスが3台!ツアー客のお出迎えなのでしょうか?あるいは山岳会のチャーターバスなのでしょうか?軽々しくは登れない険しい山とばかり思っていましたが、結構人気の山でもありました。 |