綿向山
(標高1110m)

     登山日:2005.1.9
     お天気:曇り後雪
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:登山口ー表登山道ー山頂(ピストン)
     タイム :6時間
     標高差:657m

左竜王山 右綿向山の遠望  08:02



御幸橋駐車場  09:05
   


登山口に続く林道   09:21



登山口 出会小屋  09:33

     2合目表示板



九十九折の登山道   09:52


二合目(640m)からの眺望 10:20



3合目(700m)付近  10:41

 

あざみ小舎   10:47


5合目(815m)避難小屋  11:17


6合目(890m)近辺の自然林 11:36


山頂の樹氷風景  12:43
これまで、アクセスの悪さからか、どうも鈴鹿方面には縁がなかったのですが、新しい年を迎えて鈴鹿を攻めてみようと思い立ちます。

連休はどうやら寒波の襲来。防寒には万全を期して綿向山に向かいます。

6時20分出発。名神栗東からR1を経由、477号で日野町音羽からアプローチします。



西明寺あたりから路面は凍結状態。駐車場までは何とか辿りついたものの、入り口でスリップして立ち往生です。止む無くチェーンを装着しようとしますが、旨くいきません。片輪だけ応急に取り付けてようやく入場。30分のロスタイムです。




ところが、この寒さをものともせず、続々と車が入場します。随分人気のある山のようです。これではワカンを担いで登る必要もなさそうです。積んできたワカンは車に残して、9時13分の出発です。





気温はマイナス2℃。西明寺川に沿って凍てついた林道を歩きます。前にも後ろにも続々と登山者の姿が続きます。






9時半、登山口の出会小屋に到着します。此処を直進するとすぐに橋を渡って表登山道に入りますが、小屋の横からは水無尾根に取り付くルートもあります。












登山口の標高は450m、標高815mの5合目の避難小屋までは、植林帯の中を九十九折の道が続きます。



ルートは良く整備されています。1合目から順に標高と頂上までの距離がきちっと表示されています。尾根幅一杯に使った九十九折の登山道は、歩きやすい緩やかな勾配です。途中、スノーシューを履いたパーティや、山スキーで下山するパーティに出会います。あまり似つかわしい山とは思えないのですが・・・












3合目で急に景色が開けます。山腹の樹氷が見事です。左側に延びている登山道は、竜王山への縦走路からのエスケープルートですが、すでにトレースがついています。我々は右手に表登山道を採ります。













3合目を通過すると間なしに真新しいあずまやに到着します。標高750m付近。自然林の中に佇む綺麗な休憩小屋です。小屋の中では数人のパーティがお茶を沸かして休憩中。我々も小休止を取ります。







あずまやから暫く、高さにして65mほどで5合目の避難小屋です。トイレはありませんが、これも立派な小屋で、どうやら建替えられたばかりのようです。





5合目で九十九折はおわりです。ここから先は尾根を右に廻り込んでトラバースしますので、当然のことながら勾配は緩み、快適な登山道に変ります。樹林もこのあたりからナラやブナなどの自然林が顔を見せはじめます。



7合目(930m)の行者コバの祠を通過すると、道は夏道のトラバース道と冬道の尾根道に分かれますが、冬道を選びます。夏道にもトレースが残っていますので、使う登山者もいるようですが、殆どの人は冬道を使うようです。


ここから登山道は急勾配に変ります。標高にして130m余りですが、これでもかとばかりに雪深い急登が続きます。地形図では登り一方の単純な尾根道なのですが、途中で右側に別な支尾根が延びていますから、尾根の発生点が小ピークになっていて、ピークと勘違いします。現地でこれに気がつくとがっくりします。


登頂は12時40分。山頂は生憎の曇天で真っ白!眺望は全くありません。気温はマイナス4℃。とてもお昼を取れる環境ではありません。手早く記念写真を撮り終わって、避難小屋まで引き返します。水無尾根から下山の予定でしたが、避難小屋でお昼を取るためには止むを得ません。



お昼を済ませた頃には、小屋の外は吹雪き模様。駆け下りるように往路を引き返して車に戻ったのは3時ですから、下山は5合目から僅か1時間の勘定です。天候には恵まれませんでしたが、鈴鹿初めての綿向山は成る程、人気通りの山でした。