牛曳山
(1144m)
![]() 公園センター 12:30 ![]() 公園センター前のベンチで ![]() 登山道に入るなり真紅の・・・13:46 ![]() 紅葉に染まる山肌 13:49 ![]() 見事な白樺林 ![]() 白樺の登山道を歩く ![]() ![]() ![]() ブナの紅葉 ![]() 下に小さく山頂表示 14:57 ![]() 伊良谷山の下山道を下る 15:41 |
前回広島の比婆山を訪れたのは2002年の春でした。初めての山行きらしい山行きの想い出の地でもあります。3年半振りに二度目は紅葉の比婆連峰に出かけます。 中国道は東城インターから約1時間。渋滞のため30分のロスタイム、4時間半をかけて12時30分の到着です。出発の頃降りしきっていた雨も到着の頃にはすっかり上がって、県民の森公園センター周辺は雨に濡れた見事な紅葉です。 初日の今日は牛曳山から伊良谷山へ抜ける予定ですが、その前に先ずは腹ごしらえ。センター前を流れるせせらぎのほとりで持参したお握りを頬張りますが、その寒いこと!震えながらのお昼です。登山の基地となるこの辺りは標高620mくらいで、そうそう高い分けでもないのですが・・・ 予定では牛曳山と伊良谷山をつなぐ稜線の鞍部へ向かう登山道に入るつもりでしたが、何をどう勘違いしたのか、県道を下って一番遠い牛曳山の登山口から入ってしまいます。 ところが、これが大当たり!後になって分かったのですが、この登山道が比婆連峰の中でも秀逸の美しい登山道でした。 1時45分に登山道に入って直ぐ、真紅のトウカエデ?の出迎えです。身近に迫る尾根の山肌はまさに黄色や紅色の木々が織り成す絨毯のよう! しばらく歩くと今度は白樺の林に入ります。男性がひとり、登山道の真ん中に三脚を構えて撮影の真っ最中。この山で出会ったたった一人の登山客でした。信州を思わせるこの白樺林、比婆では初めての風景です。 遅い出発でしたから、下山時刻が気になります。季節を考えれば恐らくは4時が限界でしょう、とすると3時が引き返しのタイムリミットです。 見事な登山道ですから、ピストンで戻るのも苦にはなりませんが、出来ればピークを経由して伊良谷山への稜線からループして戻りたいものです。 2時50分。まだピークには立てませんが、辺りの様子と高度計の指針からしてピークは目の前にある筈。取りあえずわたしだけが先行して確認に・・・・ピークを確認出来なければピストンで戻るしかありません。 どうやらピークのようです。パーートナーを呼んでピークに立ったのが3時数分前。4時には下山出来るでしょう。早々に伊良谷山に向かって稜線を下ります。 ここ比婆連峰は此処から毛無山、烏帽子山を経由して吾妻山までおよそ7キロの稜線歩きを楽しめますが、往復14キロ、我々の足では一日ではややキツイ道程です。 ピークから400mほど稜線を下ると下山道との分岐です。伊良谷山までは稜線を直進してわずか3,400mですが、先を急いでスキップします。 予定通り4時に下山。今日は公園センターの宿泊施設に投宿して、明日の登山に備えます。ここは登山基地であると同時に雪の季節はスキー客のベース基地にもなる、ちょっとした高原ホテルなみの施設。温泉こそありませんが、山小屋に比べれば御殿のような処です。 食事を挟みながら2度のお湯を楽しんで就寝。朝食は7時30分からとのこと。アルプスの山小屋では考えられない遅い時間ですが、ホテルとあってはこれも仕方ないのでしょう。 |