シャカ岳
(標高1061m)
![]() ワンゲル道 9:22 ![]() ようやくの眺望 9:27 ![]() 琵琶湖を垣間見る 10:42 ![]() これを抜けるともう直ぐ頂上 11:11 ![]() 木々に囲まれ眺望のない頂上 11:15 ![]() フェンス脇のカラ岳山頂表示 11:54 ![]() 比良明神にお参り 12:15 ![]() 比良ロッジから琵琶湖を望む 12:23 ![]() 大山口から正面谷を下る 13:48 |
お盆の北岳以来、久方振りに山の顔を拝みました。仕事、考えごと、そしてパートナーの体調不良等々、この処、山行きもなかなか思うに任せません。 今回もパートナーの腰の不調で単独行になりました。単独行に不慣れなわたし、いまひとつ気合が入らず、慣れ親しんだ比良山系のシャカ岳を選びます。 シャカ岳は比良でももっとも東に位置する山。イン谷口からダイレクトルートのワンゲル道で登ります。 吹田から1時間20分ほどでイン谷口の駐車場に到着です。この9月からでしたか、湖西道路が無料開放されて、比良にも行き易くなりました。 8時20分スタート。丁度駐車場で隣り合わせた男性がほぼ同じ頃に登りはじめます。どうやらきのこ狩りを兼ねての登山のご様子。登山口にあたる丸太橋を教えて貰います。登山口は標高250mですから800mの標高差になります。 登山道は結構険しく、1ヶ月振りの足には堪えます。琵琶湖の直ぐ傍なのですが、登山道からの眺望は殆ど得られません。 高度660m当りで南小松道との出合いです。時刻は9時50分、コースタイム通りです。意外に登山者が少ないのを訝っていると、後続の男性から話かけられます。訊ねてみると、このワンゲル道はもともと登る人が少ないとか。ケーブルが廃業されて以来登山客も激減しているようで、ほとんどが大山口から登るようです。 出合いから小一時間。イチョウガレと呼ばれる難所のガレ場に差し掛かります。ロープで身体を引き上げるようにこのガレ場を通過すると、ようやく穏やかな尾根道に出ます。 あと一息で頂上と言うところで先ほどの男性が早々と下山して来ます。膝を痛めているので用心してリフト道から下りるとのこと。本来ならカラ岳経由でループしたい処なのでしょう。 11時15分。ピークです。聞かされていた通り全く眺望はありません。人影がない処をみると、誰も長くは頂上に留まらないのでしょう。 お腹を空かせたわたしは早めのお昼です。付近の林でお握りを頬張っていると、あちこちのルートから到着した登山客が姿を現します。少ないとは云え、4、5人を数えたでしょうか。こうして見ると、単独行は男女を問わず意外に多いものです。 お昼を済ませてもまだ12時前の時刻、カラ岳経由で北比良峠に出ることにします。 カラ岳標高1030mと言っても、関電の無線中継所の傍らに小さく表示されているだけ、三角点は何処にあるのでしょうか?2、3人の登山客がお昼を取っています。 カラ岳から比良ロッジまでは30分程の道のりです。途中、比良明神にお参りをすませます。ロッジは閉鎖されていて全く人影はありません。初めて比良に登った時、ここで飲ませてもらった水が云いようも無く美味しかったことが思い出されます。もう二度と味わうことも出来ないのでしょう。 運転が中止されて寂しげにガランと放置されたロープウェイ山上駅を覗いてみると、解体のためでしょうか、工事用の重機が停められていました。かつての賑わいはありませんが、ここでも何人かの登山客が思い々にお昼を取っています。 下山は駅の傍らからダケ道に入ります。すでに経験済みのルートです。先行の夫婦連れのパーティの速いこと!引きずられるように早足で下山して大山口に下り立ったのは午後もまだ早い2時前でした。 |