西方ヶ岳
(標高764m)
![]() 常宮神社 09:18 ![]() 神社の右手奥から登山口 09:27 ![]() 登り始めの急登 09:33 ![]() 登山道から敦賀湾を望む 09:51 ![]() 奥の院展望台 10:05 ![]() 緩やかなトラバース道 10:15 ![]() ヒメシャラの蕾 10:17 ![]() ブナ林に入る 11:15 ![]() 見事なブナの林 11:53 ![]() ササユリ 12:26 ![]() 山頂 12:30 ![]() ヤマボウシ ![]() オトギリソウ ![]() 気比の松原 16:30 |
西方ヶ岳は岩篭山、野坂岳と並んで敦賀三山と称される山のひとつ。2004年に野坂岳、2005年に岩篭山に登って以来、やっと三山の残されたひとつに登る機会に恵まれました。 とは言え、何分にも梅雨の最中で、お天気に恵まれそうではありません。残念ながら山頂から敦賀湾の展望を期待するのはどうやら無理な雲行きのようです。 高い高速料を敬遠して、朝は早めに湖西道路を走ります。このルート、北陸道を走るのと較べてもさしたる遜色がないことはすでに経験済みです。 所要2時間半ほどで9時15分頃には常宮神社に到着します。道路ひとつ隔てて、目の前は海!何とも申し分ない立地の神社です。 神社右手から民家の間を抜けて登山口に向かいます。地元の農家の人が畑仕事の手を止めておっしゃるには、何でも今日は結構入山者が多いとのこと。 いきなりの急登です。階段状の登山道が続きます。この西方ヶ岳の標高は高々760m程度ですが、なにせ登山口が海面から僅かに7,8mの高さですから、登り応えがあります。 最初の目標は標高200m弱にある大きな岩、地元では弁当岩と呼ばれる奥の院展望台です。 凡そ30分で展望台到着。大休止です。雲に覆われてはいますが、銀色に輝く海面がいかにも美しい眺めです。岩の上で休んでいる間に、二人連れのパーティが追い抜いていく後ろ姿が目に入ります。 この展望台を後にして238の小ピークを越えると、しばらくはなだらかな登りが続きます。やがて尾根の左側を回りこむようにトラバース道に入ってから、次の目標は銀命水と呼ばれる水場です。 事前チェックでの水場の標高は320m。ところがイッカナ水場が姿を現しません。どうもおかしい?高度計を見ると400mを越えています。何の表示もないのは解せないが、どうやら見落としたのは確実のよう・・・と思っていると前方正面にしっかりと銀命水の文字が目に入ります。高度計の表示は420m。標高の読み取りに間違いがあったのでしょうか?あるいはガイドブックの位置表示が間違っていたのでしょうか?下山後の宿題がひとつ出来たようです。 485の小ピークからは緩やかな尾根道を辿ります。ブナが姿を現すのは標高600mあたりから。巨木こそありませんが、立派なブナ林です。大好きなブナに囲まれて、しばし登りの苦しさを忘れます。 頂上間近になって、ようやくササユリが華麗な姿を現します。時期としては少し遅すぎるのかも知れません、花は僅かに数えるばかりです。 12時30分。山頂です。2組の登山客がお昼を取っています。登山口で耳にした大勢の登山客とは行き交っていませんから、殆どはサザエヶ岳に向かったのでしょう。此処西方ヶ岳はサザエヶ岳と連峰をなしていますから、両山を縦走する登山者が圧倒的に多いようです。サザエヶ岳までは1時間の距離、車回収の問題さえなければ、我々でも無理なルートではありません。 簡単な昼食をすませてサザエヶ岳への縦走路に足を踏み入れます。ガイドブックによると稜線からの眺望が素晴らしいとか・・・垂れ込めた雲が気になりますが、少しばかり稜線を歩いてみることにします。 が・・・視界は全く開けません。中間点のカモシカ台辺りまで出ないと満足な眺望は望めないようです。 早々に山頂に引き返して下山にかかったのはすでに2時。少し雨がぱらつき始めたようです。 下山3時40分。折角のことなので、帰路途中に気比の松原に立ち寄ります。日本三大松原のひとつとか・・・成る程見事な松林が砂浜沿いに広がります。 復路は27号にルートを替えて、雨の中を例によって瓜割の水へ向かいます。水を頂戴してから、すぐ近くの熊川宿で鯖鮨を求めるのも3年前と全く同じ!それやこれやで帰宅は9時の長い一日となりました。 |