霊仙岳
(標高1084m)

     登山日:2007.3.4
     お天気:快晴
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:今畑登山口ー山頂(ピストン)
     タイム :7時間

今畑登山口 08:51


今畑廃村のお寺 09:07


廃村に咲く福寿草 09:10


そろそろ眺望が・・・09:39




 
遠くに望む頂はほんの取っ掛かり!09:28

 
ようやく笹峠  10;11


標高900mの小ピークにて 11:22



前方近江展望台方向を望む 11:23


近江展望台にて  11:44

 咲き乱れる福寿草 11:55 

 
今日はここで断念か?  12:48  

 
どっこい!霊仙山頂に立つ  13:14


 
山頂北斜面の残雪  13:38

 
笹の中を下山  13:37
福寿草の花の時期とあって、鈴鹿では初めての霊仙を選びます。







霊仙は醒ヶ井からアプローチするものと思っていましたが、むしろ今畑から入る人が多いようです。福寿草が咲き乱れる西南稜に取り付き易いからかも知れません。







彦根インターからの道は分かり易いのですが、それでも少し迷って、到着は8時40分頃。道端にはすでに10台近くの先行車が停められています。








林道から10分ほど斜面を登ると今畑の廃村。お寺と廃屋がいくつか残されています。廃屋の周囲には早くも福寿草が・・・・






今畑からは斜面を登って尾根に達すると、標高683mの笹峠まで尾根道を辿ります。







温はどんどんと上がります。快晴はありがたいのですが、とても3月初めの山とも思えません。








廃村を後に30分。左前方に眺望が開けます。霊仙のピークのように見えますが、実は西南稜の取っ掛かりにすぎません。







まるで大台ヶ原のように白く枯れた倒木が散乱する笹峠に到着が10時過ぎ。ここからは目の前の急斜面を、標高にして250mほど一気に登ります。







大変な勾配です。立木もありませんから、転んだらおおごとです。









喘ぎながら登ること1時間、ようやく小ピークに達します。前方には西南稜の稜線が緩やかに広がります。









ここからは勾配こそありませんが、山頂まではまだまだ長い距離が残ります。







近江展望台と呼ばれるポイントに達したのが11時45分。この辺りから登山道はガレ場に変わり、岩の間に福寿草が咲き乱れはじめます。







福寿草に目を奪われながらも前進しますが、何とも歩き難いこと、この上ありません。まだまだ先はありそうですが、ガレ場は延々と続きます。




ようやくはっきと山頂が見渡せるポイントで一息入れながら時計をみるとすでに12時40分。大幅な遅れです!さて、ピークまで脚を伸ばすか、あるいは引き返すか?迷うところです。







結局、お昼時間を省略してピークに向かうことに・・・1時間で戻ってこれれば4時には下山できる見込みです。








大急ぎでガレ場を抜けて、笹を掻き分けながらピークに向かいます。到着は20分後の13時14分。お握り1個にかぶりつく間はありそうです。



この霊仙、実は此処から西500mほどのところに少し低いもうひとつのピークがあり、一般には其方が山頂とされているようです。







山頂からは残雪の北斜面が見渡せます。北稜線上に見える小屋は上丹生からの登山道の避難小屋のようです。






下山は汗拭き峠から落合に下りるルートがありますが、さて、どちらが早いのか?エリアルマップでのコースタイムは全く変わらないようです。






手早く簡単なお昼をすませて下山にかかります。結局往路を戻ることに・・・・醒ヶ井から登ってきたらしい女性二人のパーティが福寿草を求めて西南稜に向かうようです。何でもあちらは全く咲いていなかったとか。





今畑に降り立ったのは予定通り4時。予想もしないハードなコースでした。稜線のガレ場が計算外だったかも?下山はどうやら落合の方が楽であることが後になって分かりました。