小塩山 V
(標高642m)
![]() ![]() カタクリ群生地 ![]() カタクリ ![]() コブシ ![]() カタクリ ![]() ミヤマカタバミ ![]() カキドオシ ![]() 白いカタクリ ![]() アセビ ![]() ヤブツバキ ![]() オオイヌノフグリ ![]() ヤマルリソウ ![]() ニリンソウ ![]() ミヤマシキミ |
カタクリの群生地はあちらこちらにあるようですが、難しいのは出かけるタイミングです。今年こそは!とピッタリのタイミングを期待して、4度目か5度目になる小塩山を訪れます。 朝もあまり早すぎると開き切っていないとのこと。いつもよりは遅めの出発です。 大阪側の登山口は足の便が悪い所為でしょうか、人影は少ない様子でしたが、登ること1時間弱、御陵の近くまで登り詰めると人影が序々に増え始めます。 御陵前ではボランティアの人達が群生地までの道を案内して呉れます。 先ずは大阪側のスポットから。見事な咲きっぷりです。日当たりの良い谷の斜面一杯にピンクの花弁を反りあげて咲き乱れています。 花も多ければ、人出も多い!ロープが張られた鑑賞用の通路は人、人、人で一杯です。みなさん、咲き頃を良くご存知のようです。 次には、交代でお昼を取るために移動中のボランティアの人に連れられて、京都側のスポットに向かいます。あちこちでお弁当を開いているグループの姿が見えます。 京都側のスポットでは珍しい白のカタクリが見られるとのこと。一巡しますが、目に入りません。順路の出口近くで監視員に訊ねると、目の前を指差されます。見ると、なるほど一輪の白い花が・・・・たった一輪だけの白いカタクリです。どうやらこの貴重な一輪を守るために終日監視員が付きっ切りの様子です。ご苦労さま! 思い々にお弁当を開いているグループの隙間を盗んでお昼を済ませます。 何度も来ていながら、未だ山頂表示を拝んだことがないわたしたち、ボランティアの人達に訊ねながら御陵の裏手に初めての山頂を探りあてます。この山頂近くから強引に沢筋を降りることも出来るようですが、其処は用心深く往路の尾根筋を下ります。 下山口からいつもの沢を遡ること30分、雪の多い年のわりには水量が少ないようです。渓流沿いにはあちこちにニリンソウが小さな花をつけています。沢を詰めあがったところがカタクリの棲家。此処も頂上に劣らず見事に花を開いていますが、頂上とは違って訪れる人も少なく、可憐なカタクリを眺めながら静かな午後のひとときを過ごします。 |