御池岳
(標高1247m)
![]() 車でいっぱいのトンネル東口 09:25 ![]() 残雪現わる 10:26 ![]() 急登が続く 10:33 ![]() 急に開けた眺望 10:40 ![]() 前方は1056mの小ピーク 10:52 ![]() かすかに能郷白山が!10:54 ![]() 前方は伊吹山か? 10:57 ![]() 鈴北岳山頂 1130m 11:48 ![]() 池の平でお昼 12:25 ![]() 御池に向かうなだらかな樹林 12:45 ![]() ゆったりとした鞍部で 13:05 ![]() 鹿、それともウサギ? ![]() 御池岳山頂 13:19 ![]() コグルミ谷を下る 14:08 |
4月に入ってようやく春めいたこの日、ご近所の幾人かに初めて山行きのお誘いをかけてみますが、どうも反応が芳しくなく、あまり人気がありません。どうも我が山岳会は前途多難の様子です。 そこで例によって奥方を誘い出しての久しぶりの山行きは鈴鹿の御池岳を選びます。近くの藤原岳では福寿草が見られるとのこと。ひょっとして花の顔が拝めるかも? 朝は7時の出発でアプローチは名神を彦根インターに向かいます。名阪ルートもありますが、彦根からの方が分かり易いようです。 花見に向かう車で渋滞が心配されましたが、そうでもなく順調に走って9時過ぎには鞍掛トンネルに到着。ところが、トンネル西口はすでに満杯状態!東口に廻りますが、これもほぼ満杯。かろうじて隙間を見つけて漸くの駐車です。どうやら凄い人気の山のようです。 装備をつけて目の前の谷に下りると、そこが登山口。鞍掛峠に向かって急斜面に取り付きます。標高791mの峠までは170mほどの高度、約30分の道程です。 稜線に出るとすぐに眺望が開けます。いつの間にか登山道は雪道。春の日差しに緩んだ雪道にアイゼンは要りませんが、どうやら花の山ではなく残雪歩きになりそうな気配です。 急登は標高1000mあたりまで。そこから先は緩やかな稜線歩きが小ピークまで続きます。 随分たくさんの登山客が入山しているのでしょうが、このゆったりとした山では左程混んだ感じはありません。 気温は5℃。強い風が鈴鹿の特徴です。フリースに手袋で丁度頃合加減です。行動を止めるとそれでも寒いかも知れません。 12時前。鈴北岳の山頂です。山頂といっても、草原の只中に立っているような感じで、丁度段ガ峰のフトウガ峰山頂を連想させます。あまりにだだっ広くて、御池岳への方向が掴めません。 御池岳に向かって少し下ったブッシュの足元、風を避けての食事です。風を避けると、流石に春です、少しも寒さを感じません。 御池岳までは距離にして2km弱、緩慢な起伏の中に樹林帯が続きます。素晴らしい風景です。 凡そ40分で御池岳に到着です。夏は木々に覆われて視界が開けないとのことですが、残雪の多いこの時期は結構眺望もあります。 頂上からはコグルミ谷に向かって下山ですが、あちこちにトレースがあって、方向が定まりません。地図とコンパスで下山方向を確認しているところへ一人の男性が到着、念のため下山路を尋ねます。指導標が全くないのには首を傾げます。夏は兎も角、雪山では戸惑う人も多いでしょう。 途中、カタクリの群生地を通過しますが、この時期、全く陰も姿もありません。 夏はサワグルミに囲まれた美しい道とありますが、決して歩きやすい登山道ではありません。 一息入れていると女性二人のパーティが通りかかります。暫く立ち話。どうやら地元の人たちのようです。尋ねてみるとやっぱり今年は雪の量が非常に多いとか。いずこも同じようです。 去年の同じ日には、残雪も殆ど消えた藤原岳で福寿草を堪能しましたが、藤原岳の今年はどうだったのでしょう。全く花にはお目にかからない山行きとなりましたが、わたしは思いもかけず残雪を踏めてご機嫌の一日でした。 |