明神平
(標高1323m)

     登山日:2011.4.24
     お天気:曇り後晴れ
     人  員:4名
     ルー ト:大又林道終点ー登山口ー明神平(ピストン)
     タイム :6時間


大又林道終点にて  8:55


車止めのゲート、此処が終点か? 9:09


結構きわどい沢渡り  9:44



沢筋からの眺望     10:37



今日の明神滝は水量が多い! 10:43



滝の頭で一息入れる  10:53


ロープを張り巡らした渡渉点  11:02


山小屋の陰に風を避けて 12:30


 
薊岳へは右手の小ピークを越える  12:35


山頂ではないが・・・  13:04


明神平の平原風景      13:13
本来は前日土曜日の予定が、激しい雨で翌日に振り替えた山の会の4月例会です。



久方ぶりに明神平を選びます。冬と夏は経験済みですが、この時期の明神は初めてです。いつもその名は挙げながら、決して登れたことのない薊岳も旨く行けばアタックするつもりです。






凡そ2時間強をかけて大又林道の終点に辿りつきます。以前には確か小屋のようなものがあったように記憶していたのですが、広い駐車場が目に入るだけです。



林道を更に登ること凡そ10分、車止めのゲートが見えてきます。見覚えのある登山届の投入ボックスがありますから、やっぱりさっきの駐車場が従来からの駐車場に違いありません。




更に歩くことしばし、沢道に入ります。以前から幾分荒れた感じのある登山道ですが、更に荒れが進んだ様子。結構人気の山なんですが、どうした分けでしょうか。






早速きわどい沢渡りです。固定ロープを頼りに進みます。入山者は少ないように思えたのですが、進むほどに一人二人と後から追い越されます。沢道ながら勾配は結構きつく、立ち止まって息を整える場面が徐々に増えてきます。





コースタイム1時間半の筈が、殆ど2時間がかりで漸く明神滝に辿りつきます。昨日の雨の所為でしょう、今日の明神滝は中々豪快な眺めです。







明神滝を過ぎると、登山路はようやくその勾配を緩め、九十九折りの緩やかな登りが続きます。両側の緩やかな斜面には青々としたバイケイソウの若葉が鮮やかです。







覚えのある水場を通過して、山小屋の屋根を横目に見ながら明神平に到着したのは丁度正午です。何と3時間!これで薊岳はまたまた夢と消えました。







標高1300mはよほど寒いのでしょう、明神平の平原はまだまだ丸裸で、残念ながら草を食む鹿の群れは望むべくもないようです。









肌寒い強風を避けて、山小屋の陰でお昼を取ります。見ると、追い越して行った先行のパーティが、明神岳の方角から下ってきます。明神あるいは薊まで脚を伸ばしてきたのでしょう








ゆっくりとした食事を終えて、明神岳と薊岳の分岐点まで散歩です。分岐を左に取ると明神ですが、これはさほど気分の良いルートではありません。右に取ると1410mほどの小ピークがあって、それを回りこむように薊への緩やかな登山路が伸びている筈です。「今度は朝4時にでも出発するか?」と笑いあいながら明神平を後にします。







車に帰着したのはもう3時を回っていたでしょう。
皮肉なことに、午後になって時間が経つほどに天気も好転してくる様子です。薊岳は幻に終わりましたが、それでも辛い登りに十分応えてくれた明神平の気持の良い山頂平原でした。