御岳
(標高793m)

     登山日:2006.1.8
     お天気:晴後曇
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:おおたわ登山口ー山頂(ピストン)
     タイム :3時間25分

御岳側登山口の東屋 09:52


幸い古いトレースに助けられ・・・ 10:06


正面が御岳ピーク 10:07


雪はしだいに深く・・・ 10:58

 
白銀の静寂  10:57

 
石室  11:32

 
ピークにて  11:39



山頂からの眺望 11:41


 石室下の東屋で昼食 12:05

 小雪舞う中の下山 13:40  


小金が岳側の登山口
 13:44
成人の日の連休は又しても各地で大雪の模様ですが、例年、比較的雪の少ない山と思しき多岐アルプスの御岳なら何とかなるかも?と篠山に向かいます。


朝は7時の出発。幸いお天気は晴れ模様ですが・・・不思議なもので舞鶴道に入るなり様子は一変します。丹南篠山口で高速を降りますが、ノーマルタイヤで走れるのはここまで。出口のあたりからすでに路面も町並みも薄っすら雪化粧です。



いくらも走る間もなくタイヤが滑り始めて大慌て。チェーンの装着です。



登山口まで大した距離はないのですが、誠に道が分かりにくい!ルート表示はほとんど見られず、ランドマークも判然としません。散々迷った挙句、ようやくにして登山口のある県道301号に乗りますが、路面の雪はどんどんと深くなるばかり・・・山行きらしき車も見かけません。そろそろ諦めて引き返そうかと思いはじめた頃、何とか目的地に到着です。


立派な登山口ですが、車はおろか人影もありません。さては貸切状態か?とラッセルを覚悟で装備を整えます。ここ「おおたわ」は左右に御岳と小金が岳をひかえて、両山のいずれにも登れる登山口となっていますが、今日のこの積雪では恐らく片方で精一杯と言うところでしょう。




登り始めたのは9時50分。いきなりの急登ですが、どうやら幸いにして昨日か一昨日位の古いトレースが残っています。









ここ御岳では例年雪が少ないせいでしようか、テープはほとんどありません。もっともルートが単純明快なので、その必要がないのかも知れませんが・・・











次第に雪はその深さを増していきますが、ワカンに履き替えるほどではありません。歩くほどに紺碧の青空が雲に覆われ始めたのがなんとも癪ですが、風はほとんどなく、まずまずの登山日和です。







標高590mあたりから680m位まで、固定ロープと鎖の難所以外は緩やかで快適な登山道が続きます。













11時30分、不動明王を祀る石室に到着です。しばらくの間、うっかり此処がピークとばかり思っていましたが、実はもう少しばかり先がピークです。










ピークは眺望が開けているのですが、残念ながらこの時にはすでに空はすっかり雲に覆われて、さしたる眺めを楽しむこともできません。










石室からピークに向かう途中、すこし下った植林帯の一角に真新しい東屋が建っています。今日は此処を借りてお昼とします。我々以外にはまったく人の気配もなし。東屋のテーブルを独占してシートを広げます。このところ、冬山でのお昼にはお茶の代わりにタマゴスープ、コーヒーの代わりにぜんざいが登場することが多くなりました。









お昼をすませてまさに下山しようとする頃、今日初めての人の気配です。見ると、火打岩登山口からのルートでご夫婦連れらしきお二人が東屋に到着です。これから食事なのでしょうか?短く挨拶を交わして我々はお先に下山です。






途中、鎖場あたりで単独行の男性と出会った以外は相変わらず静かな登山道です。ただ、下るとともに空模様も崩れはじめて、小雪舞う中で帰路につく一日となりました。