マキノ高原

     登山日:2011.5.14
     お天気:快晴
     人  員:4名
     ルー ト:ピックランド→クヌギ林ー緑ヶ池ー寒風尾根ーマキノ高原ーメタセコイア並木ーピックランド
     タイム:6時間



ピックランドに駐車 10:09


メタセコイアの並木を北上 10:15


並木道からの田園風景 10:18


堀切川沿いに山裾へ 10:27


クヌギ林から山側を望む 10:42


緑ヶ池の畔で早めのお昼 12:04


緑ヶ池 12:05


横堀川上流の堰堤  12:26


道上流を望む 12:53


尾根からマキノ高原側を望む 13:49


イワカガミに出会う 13:52


マキノ高原下山路分岐 13:56


マキノ高原を見下ろす 14:16


メタセコイア並木を戻る 15:09
山の会、5月のハイキングはマキノ高原です。直前までは連日激しい雨が続きましたが、当日は爽やかな春の薫りに包まれた晴天に恵まれます。






ピックランドを起点に、大谷山と寒風山の裾野を巡ろうとの試み。全長10キロ近くの長いコースです。




装備を整えて車を離れたのが10時過ぎ、メタセコイアの美しい並木道を1キロほど北上すると、寒風山の沢筋のひとつ、掘切川沿いに、山裾を目指します。結構幅のある林道です。








歩くこと1キロ、川を渡ってクヌギ林に立ち寄ります。「やまおやじ」とカタクリの群生で知られたスポットです。花の時期には開放されているのですが、今はロープで囲われているようです。





林道に戻り、緑ヶ池に到着したのは11時20分頃。歩き始めて1時間強です。緑ヶ池から林道は沢を離れて更に先に延び、マキノ高原に至っているのですが、あまり愉快なルートではありません。池の畔の東屋で早めの昼食をすませて、谷筋をそのまま遡行し、寒風山からの下山路をマキノに出ることにします。







天気は上乗、日射しも温かいのですが、風が滅法強いようです。風に煽られながらボンベでお湯を沸かして、お昼の準備です。






お昼の後は、池際でしばしワラビ採りに興じて、沢筋に戻ります。人影もなく、何とも言えず静謐な佇まいの沢道ですが、ここ数日の雨の所為でしょう、登山路はまるで小川のような冠水状態です。





入山者は殆どいないのでしょうか、道はかなり不鮮明な上、目印のテープも見当たりません。GPSを頼りに前進します。






増水した渓流を、2度ほど際どい渡渉を繰り返しますが、やがて堰堤に阻まれて前進できません。GPSの表示では沢の左岸にルートがある筈なのですが、それらしき道も見当たません。万事休す!撤退かと思われましたが、引返す前に、目の前の尾根の上に立ってみようと云うことになり、先発の二人が斜面をよじ登ります。待つことしばし、ルート発見の笛の合図です。





よじ登ってみると、何と!立派な尾根道が走っています。一体これはなんだ!地図には全く表示がありません。





尾根道をほんの少し前進してみると、指導標がたっているではありませんか!探していた寒風山との分岐点です。





しばしばあることなのですが、国土地理院の調査データが古いのでしょう、新しく出来た尾根道が反映されていないのです。やれやれ!








緩やかで快適な登山路をマキノ高原を目指して下ります。大した距離はありません。やがて目の前が大きく開けます。マキノ高原です。見ると登山路の両脇はワラビが群生しています。







しばし山を下ることも忘れてワラビ採りに夢中です。探す必要もありません。目に入るのはただただワラビまたワラビ、これほどの量を摘むのは久しぶりのことです。





ワラビに興じすぎて車に戻ったのはもう3時半頃だったでしょうか、装備を解いて家路につく前に、目の前のレストランで珈琲タイムのひと時です。







いささか物足りないハイキングになるかと心配していたのですが、とんでもない!危ない沢渡り、ルート喪失、藪こぎ、ワラビ採りとまことに彩り豊かな里山歩きとなった、春の一日でした。