金剛山[
(標高1125m)
![]() 凍てついた階段を登る 11:32 ![]() 完全にバテ気味 11:26 ![]() 12:13 ![]() 陽を浴びて輝く梢 12:05 ![]() 12:07 ![]() 頂上広場 12:36 ![]() 12:08 ![]() 餌場に集まるヤマガラ 13:32 ![]() 手をさしだすと・・・13:39 ![]() 帰路は階段の消えた本道から 14:15 |
今年の年明けは意外にも寒さが厳しく、各地で大雪となったようです。山沿いの天候も思わしくなく、例年より遅めの初登山となりました。 情報では高見山の樹氷が意欲をそそりましたが、此処とて結構な深雪の気配、先ずは近場で足慣らしをしてからと、例によって又しても金剛山行きとなりました。初山としてはこれで連続何回目でしょうか?年明けの山行きとしてはすっかり定着してしまった感があります。 近場とあって朝は遅めの8時に出発、一路本道登山口を目指します。途中の路面が凍結気味との話でしたが、幸いハンドルをとられることもなく、途中立ち寄った道の駅で買い物を済ませながら無事に到着です。尤も駐車場は一面真白で、こんなことは金剛山では確か初めてのことです。 平日とあって、登山客もそう多くはありません。駐車場から早々にアイゼンを履いての出発です。時刻は10時15分。 カトラ谷の入り口までの林道もすでに凍結状態です。前後に人影もなし。歩くこと30分、谷の入り口で小休止を取りながらレイヤを一枚脱ぎ捨てて、雪に覆われた渓流に足を踏み入れます。 谷筋ですから登り詰めるまでは比較的勾配は緩やかですが、アイゼンを履いての歩行は、それでも鈍った身体に堪えます。 凡そ1時間半、それまで人ひとりがようやく通れる細い谷道が明るい広がりを見せると、まるで待っていたかのように突如暖かい陽が差し込んで、あたりの真っ白な梢がキラキラと輝き始めます。見事な樹氷の風景です。 頂上が近づくと登山道は谷を離れて尾根に乗り換えます。ここからが最もキツイ最後の急登です。 喘ぎ々、何度も立ち止まりながらこの急登を凌ぐと、ようやくにしてセトルートと交わります。頂上です。真上の頂上広場から賑やかな人の声が聞こえます。 相変わらず結構な人の数で賑わう頂上は、この晴天にもかかわらず雲に覆われていますが、時折明るい日差しが差し込んできます。どう言うわけか、この金剛山では、雲ひとつない青空に恵まれたことがありません。気温はマイナス2℃、これは金剛で経験する最も低い気温です。 ベンチでお昼の準備にかかろうとしますが、頭上の梢から絶え間なく雪が降り注いでオチオチ食事もままなりません。仕方なく場所を変えて避難スペースらしき覆いの下でバーナーを焚きます。 食事のあとは暫し小鳥と戯れます。ここ金剛山の小鳥はよほど人慣れしているのか、全く人を恐れる気配がありません。それどころか、腕を差し出すと次々と手の平に舞い降りて指先を啄ばみます。 下山はいつも通り本道から・・・殆どが階段状の登山道ですが、今日は階段が雪に覆われて、スロープになってしまっています。こんなことも、此処金剛では初めてのことでした。 |