刈込池
(標高1090m)

     登山日:2010.11.3
     お天気:曇り時々晴
     人  員:3名
     ルー ト:下小池駐車場ー刈込池ー下小池駐車場
     タイム :3時間

下小池から刈込へ  09:15


打波川のつり橋を渡る 9:36


思いもかけず階段の急登  10:04


登山路から望む錦繍の山肌 10:11


間もなく刈込池か?   10:24


息をのむ光景    10:39


しばし見惚れる  10:47 

 
復路沿いのブナ林   11:25


吊橋を渡ると林道に出る  11:41



林道沿いの川面を見下ろす   11:49   
 


往路の吊橋に戻る  12:11


キャンプ場の炊事場で  12:36


背景の頂は一の峰  13:01


九頭竜の平成の湯   13:56

11月は祭日の3日、かの有名な越前大野の刈込池に紅葉を求めて出かけます。珍しく娘が同行するとのこと。楽しみなことです。





今年は紅葉も遅いとのことなのですが、にもかかわらずネット情報では刈込の紅葉はどうやら例年通りの染まり具合?10月最後の週末が見頃のようでしたが、生憎天候が思わしくなく、3日の祭日となりました。






朝4時過ぎに出発、一路福井ICを目指しますが、どうも天気がすっきりしません。予報では雨こそ降らないものの曇り模様の見込みです。










凡そ4時間半を要して、下小池の駐車場に到着したのは9時。流石にまだ車はチラホラとしか停まっていません。








それまでは青空も垣間見られて、天候も好転したかに思われましたが、歩き始める頃には本格的な雨模様。レインウェアーで身を包みます。







管理棟の前を通り過ぎて、川沿いに林道を遡ります。上小池の駐車場と交わるあたりで吊橋を渡って左周りに池を目指します。何でも、周遊するには右周りよりは左周りが楽だとか・・・








思いもかけず急な階段が続きます。根拠もなく平坦な回遊路を想像していたのでいささか慌てます。GPSを覗きこんでみると、なるほど吊橋のあたりは標高890m、池までは200mほどの標高差があります。山には慣れた筈の老骨ですが、若い娘の身軽さにはとても勝てそうにはありません。喘ぎながら後を追いかけます。






標高が上がるに従って色とりどりに染まりあがった周囲の山の山肌が目に飛び込んできます。何とも豪華と云うべきか、きらびやかな景観です。





吊橋から凡そ1時間、刈込池に到着です。色彩豊かな自然界でも、これほど沢山の色が一度に目に飛び込んでくることは、そうそうありません。圧倒されんばかりの美しさです。背後に雪を戴いた別山三の峰とのコントラストが何とも見事です。






まさに散り際寸前の美しさ。今年は恐らくこの日が見おさめの休日でしょう。もう暫くすれば、この辺りも初冬の静寂につつまれて、やがて白銀の世界に変貌することでしょう。









を後にして少しばかり先へ進むと、これまた美しいブナの樹が林立して、刈込池に負けず劣らずの見事な景観が続きます。








往路よりは多少楽な岩の階段を降り切ると、吊橋を渡って林道にでます。この林道を真っ直ぐ下ると朝に渡った吊橋の袂に戻る筈です。








中キャンプ場の炊事場で珈琲を淹れてひとときを過ごした後、車に帰着したのが午後1時。まだ早い時間なので、九頭竜の温泉まで車を移動させ、雨に濡れた身体をゆっくり温めます。







帰路の途中では越前大野の蕎麦屋にたちよって遅い昼食と云うべきか、それとも早目の夕食と云うべきか、軽くお腹を満たしてから高速に乗ります。







車で4時間半の道のりは決して近いとは言えませんが、穂高の涸沢に負けず劣らずの価値ある紅葉ではありました。