観音峰 U
(標高1347m)

     登山日:2007.6.17
     お天気:晴
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:登山口ー観音平ー観音峰(ピストン)
     タイム :

登山口休憩所  09:04



吊橋を登山道へ 09:10



休憩所までは植林帯  09:19


両脇にはフタリシズカが・・・ 10:03



休憩所に到着 10:12


 
続々と登山客が・・ 10:16



神社跡の佇まい  10:17
 


観音平展望台 11:00 


右遠方は稲村岳 11:24

 
紅花ヤマシャクヤク 11:17



ジキタリスの群落 11:20




 

観音峯山頂 12:05
観音峰は去年の正月の雪山以来です。今回は紅花ヤマシャクヤクがお目当て。ハテ、果たして今が見頃かどうか?こればかりは行ってみないと分かりません。







登山口のある洞川温泉までは何分にも距離があります。朝は7時前に出発、一路、ルート309をひたすら南下します。






今回は順調に走り抜けて、登山口到着はまだ9時を廻っていない頃でした。数台の車が停まってはいますが、人影はそう多くはありません。相変わらず綺麗な登山口です。






支度を済ませて早速山上川のつり橋を渡ります。天候は幸いにも幾分曇り勝ち。空気もヒンヤリとしています。







登山口の高度は標高770m。1000m辺りの休憩所までは植林帯が続きます。







30分ほどで、観音平の休憩所までの中間点、展望台に達します。暑さからは逃れられたものの、空はどんよりと曇って、見晴らしを愉しむ日和ではありません。








展望台からは山腹をトラバース気味に横切って、小さな沢を3つほど渡り終わると尾根道に入り、昔の住居跡を横目に見ながら神社跡の休憩所に到着します。ここで大休止です。








去年の正月には此処で早い昼食としたものですが、今回はまだ朝の10時過ぎ。休憩所の中には人影もなく、皆さん、涼しげな屋外のベンチで一休みです。花のシーズンの日曜日とあって、流石に登山者は多くなりそうな気配です。二十数人を数える大パーティもチラホラ。





この休憩所を後に鳥居を潜って長い石段を登り切ると、自然林の尾根道に入ります。眺望が開ける観音平までは高度にして200m位でしょうか、僅かな距離でしかありませんが、雪山の時よりは遠く感じます。








観音平に出る直前で本日初めての紅花シャクヤクを目にします。残念ながら未だ花は開いてはおりません。蕾もまだ固そう!開花まではあと1週間はかかるでしょうか?







11時。観音平の展望台です。大勢の登山客が身体を休めています。中には早めのお昼真っ最中のパーティも・・・前回はこの地点で折り返しましたが、夏山の今回はピークまで行ってみるつもりです。石碑の廻りの石のベンチに座っていると奥方の声が・・・見ると紅花です!此処の蕾は大きく膨らんで今にも花開きそう!斜面の茂みの下の方にもありそう、と奥方は茂みの中へ姿を消しますが、わたしはベンチに座って目の前の静かな山並みに目を注ぎます。真正面には稲村岳、右手奥には大普賢岳や八経が姿を現しています。大峰山脈の雄大な佇まいです。







30分も費やしたでしょうか。奥方は紅花だけでなく、ジキタリスの群生を眼にすることができてご満悦。ここではお握りひとつだけをお腹にほうり込んで、早々にピークに向かいます。目の前の小山がピークかと思っていましたが、地図を良く見ると、どうやらこれは前峰のよう・・・本峰は後ろに隠れているようです。







それでも凡そ30分で山頂です。例の大パーティがお昼を取っていたようですが、幸い我々とほぼ入れ違いに下山して、山も幾分は静けさを取り戻したひと時です。








ここ観音峯のピークからは法力峠を経て、凡そ3時間のコースタイムで稲村岳の登山口に下山することが出来ます。今日も幾つかのパーティはそのコースを辿るようですが、我々はここで折り返すことにします。体力もさることながら、下山してからの車道歩きは辟易です。車でのアプローチはこの点だけが欠点でしょうか。






下山は2時20分。流石にまだ早い時刻です。車を洞川温泉に廻してゴロゴロ水の採取です。温泉街の入り口からは狭い温泉街の街路を採水場まで走り抜けますが、この道は初めて!道の両側にはとうふ屋、食べ物屋や温泉宿などが軒を連ねています。







ゴロゴロ水の水場は稲村岳登山口の直ぐ近くです。車を路肩に停めて、奥方だけが水場に入っていくと、それはダメ!とのこと。どうやら駐車料を支払わないと水は汲めない仕組みのようです。






汲み終わっての帰りにはとうふ屋に立ち寄って2丁のとうふを買い求めます。辺りを見回すと、山で見かけたお顔もチラホラです。此方に下山した足の速い人達でしょう。





3時間を費やして、帰宅したのはもう6時。少しばかり早すぎた、紅花を求めての山行きではありました。