蛇谷ヶ峰U
(標高901m)

     登山日:2007.10.7
     お天気:晴
     人  員:4名
     ルー ト:想い出の森登山口ー尾根ルートー山頂(ピストン)
     タイム :6時間

登山口への案内表示 9:13


いざ スタート! 9:14


ふれあいの里ルートとの合流点 10:20


後半は急な階段が続く 10:59


明るく開けるとピークは真近か 11:43


最後のひと登り  11:44


ピーク下 入部谷ルートとの合流点 11:50

 
山頂  12:59


山頂からの眺望 13:06


安曇川を見下ろす山頂広場からの眺望


山頂の眺望を愉しむ 13:08


琵琶湖を眼下に下山  13:20 
何やかやと差し障りもあって、お盆の大台ヶ原以来、山には暫くご無沙汰でしたが、久方ぶりにT君との山行きです。






T君とは今年1月の堂満岳以来です。今回は奥さんとそのお友達がご一緒とのこと、我がワイフは残念ながら肩の故障でお休みです。







朝は7時、自宅前までT君のお出迎えを受けて、吹田ICから一路JR西大津駅を目指します。同行のお友達を駅前でピックアップする予定です。







想い出の森到着は予定通り9時。薄く雲がかかっていた天気も、この頃には好転の模様です。





此処想い出の森からの登山ルートは尾根筋がメインのようで、沢ルートのカツラ谷への表示は全くありません。カツラ谷が登りルートのイメージだったのですが、何となく指導標に引きづられて尾根ルートに乗る羽目に・・・ところが、これが実は正解であったことが後になって分かります。







T君も含めて女性陣はいずれも山の経験は浅いとのこと。初心者向きのこの蛇谷を選んだのもそんなことからだったのですが・・・蓋を開けて見るととんでもない!一番元気なのは女性陣でした。我輩は最後尾でハアハアと喘ぎながら追いかける体たらく!まことにお恥ずかしい結果となりました。歳は取りたくないもの・・・とぼやいていると「タバコを止めなさい!」と叱られる始末です。






初めは静かだった登山道も、道半ばする辺りから60人を越える大パーティで埋まります。何でも桑名からの登山会とのこと。この大パーティに追いかけられては堪りません。お先にどうぞと遣り過ごします。








凡そ1時間でふれあいの里経由のルートと合流します。此処がほぼ中間点。ここからは更に階段状の急登が続きます。全行程640mの標高差です。






尾根道とカツラ谷からの沢道が合流するのは標高800mあたりです。一息入れながら沢筋の方をみると、進入禁止の張り紙が出ているではありませんか!ガケ崩れで行き止まりになっているようです。やれやれ、よくぞ尾根道を選んだものです。カツラ谷に入っていれば、途中で引き返すことになっていたでしょう。







其処からさらに50mほど高さを稼ぐと、頂上直下の入部谷ルートに合流します。少し広がりのある綺麗なスポットで、ベンチでは数人がお昼を取っています。時刻は正午前。そう云えば・・・あの大パーティは今頃頂上でお昼の真っ最中に違いありません。ピークは後回しとして、我々もここで昼食を済ませることにします。






ピクニックシートを広げて、いつもよりはゆったりとした昼食を済ませると、頂上に向かいます。頂上まではほんの5分!大軍団も下山した後で、広い山頂にはほんの僅かの人影があるのみです。








前回登った時もお天気には恵まれて、山頂からは良い眺望でしたが、今回もうっすらと雲がかかって、山の稜線がいまひとつはっきりとはしませんが、まずまずの眺めです。





しばらく眺めを愉しんだ後は下山です。帰りには別ルートを辿りたいところですが、沢ルートは通行不可とあって、選ぶとすれば途中からふれあいの里を経由するルートでしょう。





などと云いながら下っていると、突如T君の叫び声!見ると登山靴の底がぱっくりと口を開いているではありませんか!何でも20年前の登山靴を引っ張り出してきたとのこと。靴底の接着剤が全くバカになっていたのでしょう。持参のテーピングテープで応急修理です。





ツエルトやテープなど非常時の備品は重いばかりで、大抵はザックの底に眠っている邪魔物ですが、やっぱりこうして役に立つことはあるようです。







それやこれやで、結局下山路も往路を辿ることに・・・予定を30分ほどオーバーして車に戻ったのは3時半近くだったでしょうか、前回同様、朝は閑散としていた駐車場もレジャー客で満杯状態です。






帰路の途中では一寸洒落たお店でティータイムを取って疲れた身体を休めます。この店の前はこれまで十数回も通っている筈ですが、なぜか入るのは今回が初めて。窓を開け放った山小屋風の店内も、夕暮れが迫る頃には流石に肌寒くなる季節となりました。いよいよこれから山は錦繍の秋を迎えます。