岩籠山
ーiwagomoriyama-

(765m)

     登山日:2005.10.1
     お天気:薄曇り
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:市橋登山口-インディアン平原-山頂-市橋登山口(ピストン)
     タイム :7時間

駐車場   9:30


林道途中の登山届け投入箱 9:38


何滝とよぶのかな?  10:10


10:25


10:29


頂上付近の見事な樹林 10:59


ザックをふたつ背負って・・・ 11:45

 
インディアン平原を歩く 13:04


インディアン平原の遠望


 


 

 
 
紅葉の気配を感じる山肌  14:43




メタセコイアの並木 17:13

アキチョウジ

アキギリ

ダイモンジソウ

アキノキリンソウ

誰か教えて!

リンドウ

ソヨゴ

ヒヨドリバナ 
パートナーの腰もようやく快方に向かっている模様で、無理のなさそうなハイキングコースを選んで岩籠山に向かいます。



この山は野坂岳、西方ガ岳と並んで俗に敦賀三山と呼ばれている人気の山とのこと。ガイドブックには載せられていませんから、県外では知る人は少ないようです。





登山口は161号をひた走って8号と交わると直ぐ、市橋交差点から5分の便利さです。どう言う分けか遠い筈の野坂岳に登った時よりも時間がかかって、2時間半で到着。9時30分のスタートです。







自然林に覆われた美しい林道を15分。登山口に達します。登山口は標高160m。ここから標高360mくらいまでは谷筋を辿ります。








何度も徒渉を繰り返す結構険しい谷道。いくつか大きな滝が見られます。夏山なら実に涼しい登山路でしょう。美しい登山道でもあります。








ところがパートナーの腰はどうも思わしくありません。何処かにザックをデポしたいくらいとのこと。やむなくわたしが彼女のザックも背負うことにしましたが・・・・流石に重い!25キロくらいはあるでしょう。バランスが思うように取れません。







小一時間ほども頑張ったでしょうか、重い荷物だけわたしのザックに移して、再び彼女のザックはもとの背中に・・・登山道はすでに谷を抜けて尾根道に入る頃でした。







夕暮山への分岐に到着したのはもう12時30分。ここから山頂までは30分の行程です。ウェストベルトを外せば腰が随分楽になることを発見したパートナーは大分元気を取り戻した様子。このあたり、ブナの樹林が素晴らしいところです。






分岐からはどんどん高度が下がります。地形図と照合しますが、この山の登山道は表記されていないので今ひとつよく分かりません。どうやらピークを迂回しているようです。











登り返しの樹林帯を抜けると・・・いきなり目前に笹原の平原が広がります。笹原のそこかしこには巨岩が立っています。何とも山頂にしてはめずらしい風景です。









深い笹原を漕ぎ抜けて一際大きな岩に到着。北側には敦賀湾が見下ろせます。果たしてこれがピークなのか?それとも我々はインディアン平原の只中にいるのか?東側には少し高い頂が見えますから、どうやらそれがピーク。さては知らずにピークを遣り過ごして、先にインディアン平原に来たようです。












強い風ですが、さほど冷たくはありません。風を避けて巨岩の陰でお昼を取ります。先行の5人パーティも下山して人影はなし。きれいで静かな平原です。名前の謂れは分かりませんが、何となく雰囲気は伝わってきます。











この強い風ではそうそう長居は出来ません。平原を離れたのは1時45分。途中遣り過ごしたピークへ立ち寄ります。山頂には5人だったでしょうか、青い目の家族パーティが一組。言葉からすると、どうやらフランス人のようです。三角点はありますが、山頂の表示はありません。山頂でも眺望は得られますが、平原の方が遥かに心地良いのは確かです。







フランス人パーティと相前後しながら分岐点まで下ります。ここで彼らは夕暮山の方へ立ち寄る模様です。挨拶を交わして我々はもと来た道を下ります。









ちょっと下ったところで、女性がひとり立ち往生!どうも靴底が剥がれてしまったようです。相方のご主人を残して下山するとのこと。しばらく我々に同行します。木の本インター近くにお住まいとか、地元のひとたちです。








林道に出てからは、ムカゴを見つけて採取したり、アケビの実を摘んだりしながらゆっくりと車に戻ったのはもう4時半でした。こんなに遅い時間に下山するのも珍しいことです。












帰路の途中、追坂峠で161を離れてマキノ町のメタセコイヤの並木道に立ち寄ります。全長2.4kmもあるとのことですが、実に見事な並木道です。雪を冠った冬景色もきっと素晴らしいことでしょう。







敦賀三山はこれで二つ目。いずれも満足の行く山でした。残るは敦賀半島に位置する西方ガ岳のみ!またの機会を楽しみにします。