氷ノ山
(標高1509m)

     登山日:2006.8.2
     お天気:晴
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:ふれあいの里登山口ー山頂ー仙谷登山口
     タイム :6時間

ふれあいの里キャンプ場で 09:07


いよいよスタート 09:16


最初の指導標識  09:29


よく整備された登山道 09:43

 
尾根に乗る 10:39

 
山頂避難小屋の三角屋根が・・10:42

 
ブナの原生林を抜ける 10:51



ここを超えると山頂目前 11:45


 山頂を望む 11:51 


キャンプの子供たち
  12:39

 
仙谷道のブナ 13:17 

 
本日最大のブナの巨木 14:28


仙谷登山口のスキー場 14:56






タマガワノホトトギス


ネジバナ

 
ウバユリ

お盆休みの白山登山を控えて足慣らしに氷ノ山に向かいます。





氷ノ山は言わずと知れた大山に次ぐ中国地方第2の高峰で、登山家加藤文太郎の故郷の山としても有名です。気にはなりながら、これまで何故か登るチャンスがなかった山でもあります。




初めての氷ノ山は鳥取県側から登ることにして、早朝6時前に出発、一路中国道山崎ICを目指します。




登山口のふれあいの里まではICから80km、9時丁度の到着です。3時間もかかったのでは、そうそう来れる山ではありません。







ふれあいの里は宿泊施設や山小屋、キャンプ場などが整った綺麗な野外施設です。キャンプ場裏手から氷ノ越登山道に入りますが、その前に登山口前の綺麗なトイレ小屋で手洗いを済ませます。







峠に当たる「氷の越」までは1.8km、標高差530mの道のりで、最初は谷筋を辿りながら、やがて斜面に乗り移り、赤倉山と氷ノ山の鞍部にあたる氷の越に達します。








ウィークデーとあって流石に人影は少ないようですが、兎も角暑い!標高1000m辺りでもうだるような暑さです。風がないのが余計に辛いところです。









氷の越到着は10時30分、丁度兵庫県側の親水公園から登ってきた人たちと出くわします。親水公園からでは恐らく2倍近い距離があるでしょう。此処で大休止です。









此処から先は稜線を辿りますが、仙谷登山道分岐までは凡そ1.5km、山頂まで2.8kmの道程です。








稜線を歩き始めると直ぐ、遠く山の頂に三角屋根が顔を見せます。氷ノ山お馴染みの山頂避難小屋です。標高差としては200mそこそこしか無い筈なのですが、稜線から見上げると随分高く感じます。









やがてブナの原生林。ブナの木はいつ見ても惚れ惚れします。ブナ以外では熊笹と根曲がりタケが多いようです。













仙谷道との分岐に差し掛かったのは11時半ころだったでしょうか、しばらくして子供たちの大軍団が我々を追い抜いていきます。総勢20人ばかりか?小学生から高校生まで入り混じっているようで、訊いてみると、どうやら麓でキャンプをしに来た子供たちのようです。










「こしき岩」を越えるといよいよ山頂へのアプローチにかかります。登山道は広く変わって、やがて階段状に・・・目の前に三角屋根が姿を現します。





山頂です。時刻は丁度12時。先程の子供たちはこれからお弁当の様子です。子供たちに入り混じって我々もお昼です。








残念ながら空はうす曇で、眺望はよくありません。さしたる風もなく、山頂といえども全く涼しさは感じられません。






頂は広い笹原ですが、植生保護のため、ロープが張り巡らされ、脚を踏み入れることはできません。避難小屋の直ぐ近くには休憩小屋がありますが、どうやら修繕工事中の様子。






12時45分。下山です。下山道は仙谷分岐から仙谷道に入ります。







ところが、いきなりの急斜面。斜面を滑り落ちるように下ると、ここでも見事なブナ林が広がります。






やがて道は仙谷の谷筋に変わりますが、岩場の連続でまことに歩き難いことこの上なし。一般登山道としては如何なものか?と思われます。








途中渓流の岩場で休憩中の若い男性二人と出会った外は人影はありません。鎖場も2箇所ほど。谷沿いの細い道では一人二人滑り落ちた跡も見られます。










ようやくにして登山口のゲレンデに出たのがすでに3時。下山に2時間以上もかかるとは思ってもいなかったのですが・・・それからがむしろ大変!
登山口まで車道歩きです。ガイドブックでは10分と表示があるのですが、とてもとても!乾いたのどを潤そうと自販機に駆け寄るのですが、どれもこれも休止中。ここゲレンデ廻りの集落は夏場は無人の空家なのです!







へとへとになって車に辿りついたのはもう4時近かったでしょう。キャンプ場の炊事場で汗を拭ってようやく一息です。山小屋の廻りを飛び跳ねているのは山頂で一緒だった子供たちです。今夜は此処で山小屋泊まりの様子です。







途中、例によって道の駅を覗きながら帰路につきます。軽い筈の足慣らし登山はどっこい結構な運動量でした。どうやら、どんな山でも山登りとは辛いもののようです。