比叡山
(標高848m)

     登山日:2006.3.21
     お天気:薄曇り
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:坂本ー山頂ー無動寺道ー坂本
     タイム :

10:02


大書院 11:14




大比叡山頂へ  12:28




 
山頂三角点  12:47


下山路より琵琶湖を望む 14:33

今年に入ってから1月8日の御山を切りに、すっかり山から遠ざかる羽目になってしまいました。山への想いは募るばかりですが、どうにも事情が許しません。




そんな中ようやく訪れたチャンスですが、足慣らしに初めての比叡に登ります。子供のころに京都側から登った記憶はありますが、初めてと言ってよいでしょう。残雪を踏むのでもなければ、花にはまだ幾分早すぎる季節、それならと「巧妙が辻」を観ていて古の道を歩きたくなったのです。




日吉大社のすぐ傍、44号脇の駐車場に車を止めます。バス専用とありますが、多分大丈夫と横着するのを許されよ!





日吉大社もゆっくりと拝みたいのですが、登山前ではそうそう時間を費やす分けにも行きません。比叡山高校横の石段を登ります。







少しばかりで登山道らしき雰囲気に変わりますが、自然林は殆ど見られず、面白い路ではありません。由緒ある山ですから、もっと整備されているかと想像していましたが、意外に荒れた表情を見せます。



バスやケーブルで登る山で、歩く登山客などは眼中にないのかも知れません。



根本中堂までは、それでも1時間半くらいはかかったでしょうか?登山服とは縁遠い大勢の参拝客の姿が見えます。





土産物屋に立ち寄って葛と漬物と蕎麦を買い求めます。大比叡の山頂までは今暫くの道のりですが、お昼が近い。食堂に入って早めの昼食を済ませます。




道標はあちこちにたくさん立っていますが、山頂の文字は何処にも見られません。ここでも登山客はさして歓迎されていないようです。




ガイドブックでは総持院の裏手から登るとありますが、全く指導標らしきものはありません。どこかへ通じる路らしきところを辿っていくと、墓標や石碑の影にようやく小さな文字が「山頂へ」と読めます。



テレビの中継所を3基ばかり遣り過ごした裏手の盛り上がりが山頂です。1等三角点ですが、何とも寂しいそうな山頂!





中継所の廻りの栗並木でコーヒーを淹れます。今日は予想に反して曇り勝ちな空模様で、立ち止まると肌寒いほどです。暖かい飲みもので一休み。








下山路はケーブル駅前から明王堂を経由します。谷筋ですが、此方の方が山らしい趣があります









下山は3時半ごろ。登山というものではなく、軽いハイキングですが、それでも久しぶりに味わう自然は悪くないもの。山の虫が騒ぎ始めたようでした。