藤原岳
(標高1144m)
![]() 306号から藤原岳を望む 07:50 ![]() 真新しい登山口休憩小屋 08:17 ![]() 鳥居の横が登山口 08:18 ![]() 2合目付近で 08:48 ![]() 4合目付近 09:17 ![]() 左奥 金糞岳 右伊吹山 10:49 ![]() 8合目付近からの眺望 ![]() 藤原山荘からピークを望む ![]() 頂上付近の残雪 ![]() 山頂で 12:52 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
この週末の天気は上々。鈴鹿の藤原岳を目指します。藤原岳はご存知、花で余りにも有名な山。多分これからゴールデンウィークにかけてのシーズンは登山客がひきもきらないことでしょう。 朝はまだ暗いうちの5時に出発。東名阪は桑名インターから421、306号と乗り継ぎます。306号に入るとすぐ左前方に藤原岳が姿を現します。 西藤原駅のすぐ前に駐車場がある筈?道路工事の通行止めで立ち往生していると、登山口近くの駐車場を教えられてそちらへ・・・なんと立派な真新しい小屋ができています。時刻はまだ8時過ぎですが、車はすでに8割方うまっているようです。 ルートは聖宝寺からのルートと此処神武神社を起点とする表登山道がありますが、なにぶんアプローチに時間がかかる我々、近道の表登山道を選びます。 山の高さは金剛山より少し高い程度ですが、標高差は全く違います。此処藤原岳の登山口は標高155m。ピークまでは1000m近く登らなくてはなりません。 この季節、山は登ってみないと様子が分かりません。アイゼンを携帯しての冬装備で登り始めますが、今日はいかにも暑くなりそうです。 2合目、8時40分、3合目8時56分そして高度520mあたりの4合目到着が9時17分です。ゆったりと開けたこの4合目で大休止を取ります。 7合目を10時に通過して聖宝寺ルートとの出会い地点8合目が10時24分です。高度833m、登山口からは670mですから、まずまずのタイムでしょう。大勢の登山客が思い々に休憩を入れています。見ると、聖宝寺ルートから続々と登山者の列が続きますから、此処から先はきっと混み合うことでしょう。 8合目を過ぎると何かしら山の雰囲気が変わります。登山道をフクジュソウの群落が取り囲んで、あちこちで歓声が上がりますが、花が姿を現すばかりではありません。見事な眺望が開けます。伊吹、金糞、能郷白山、御嶽山それにアルプスまでがその白い姿を現します。 8合目からピーク手前の鞍部にある藤原山荘までは随分長く感じます。途中行き交った人の話では、9合目辺りから残雪でひょっとするとアイゼンが要るかも?とのことでしたが、登山道には全く雪は残っていません。 山荘到着が11時45分頃です。途中お花の撮影に時間を喰っていますから、実質3時間弱のタイムでしょう。山荘は営業はしていませんが、トイレは使えます。大勢の人達がお昼の準備にかかります。 ピークは此処から20mほど下って70mの登り返し、15分ほどの道程になります。そのままピークに向かう元気はありません。先にお昼を取ることにします。強い陽射しの中、なんと温度計は30℃を示していますが、銀シートのいたずらでしょうか? 食事のあと、ザックをデポして空身でピークに向かいます。ピークまでは雪でぬかるんだ道が笹原の中を縫うように続きます。靴もパンツもどろどろにしながら20分弱で到着。ピークから北西方向は天狗岩にさえぎられて、伊吹や金糞山の姿は望めません。山荘への戻り道で一輪だけのキクザキイチゲをパートナーが発見!おおいに気を良くします。 1時45分頃、山荘を離れて下山です。天狗岩はフクジュソウの群生地ですが、フクジュソウはすでに堪能した今日はスキップします。聖宝寺ルートでの下山も考えられますが、下山口から駐車場までの歩きを敬遠してピストンで戻ることにします。 下山3時20分。4時過ぎに帰路に就いてから高速をひた走って帰宅は8時、15時間の長い山行きになりました。これから花の時期にはおおいに気になる山ですが、いかにも遠いのが玉に瑕です。 |