堂満岳W
(標高1057m)

     登山日:2009.12.20
     お天気:快晴
     人  員:6名
     ルー ト:イン谷口ー大山口ー青ガレー金糞峠ー堂満岳ーノタノホリーイン谷口
     タイム :7時間
45分


イン谷口に車を停める  8:30



正面谷を詰めて行く  9:41



いよいよ青ガレ  10:01



金糞峠までの急登 10:24



金糞峠到着 11:09


縦走路分岐手前   11:36


ようやく雪山の雰囲気  11:37


縦走路分岐   11:38


登山路から比良を望む 11:59 


登山路から琵琶湖の眺望  12:00


山頂からの眺望  13:34


山頂にて  13:36


ノタノホリルートを下る  14:08


下山路より釈迦岳の方角を望む  14:23
山の会第6回目の例会には比良の堂満岳を選びます。雪の多い比良山系、12月下旬ともなれば、例年ならそこそこの積雪を期待出来るのですが、このところの温かさではどうだか?






と心配していたところ、何のことはない、数日前から大寒波到来!前日にはとうとう湖北に大雪警報の発令です。結局大雪と強風を敬遠して予定を1日繰り延べる羽目になりました。






当日は朝早くから晴天!7時に出発して一路湖西道路の終点を目指します。






8時過ぎにイン谷口に到着。すでに数台の車が止まっています。トイレのあるテン場まで乗り込もうとしましたが、路面が多少凍結している模様で、管理小屋横の駐車スペースに車を止めます。






車を離れたのは丁度8時30分。深い雪を懸念してワカンを積んできましたが、ワカンの必要は全くなしと車に残します。しばらく林道が続きますが、意外なことに雪はほとんど見られません。何度か堰堤を越えながら、大山口を経て青ガレを目指します。







青ガレを登り始めたのは10時頃。イン谷口から1時間半は先ず先ずのタイムです。






青ガレにも殆ど雪は見られません。岩がまる々全部露出しているために、積雪時より登りにくいようです。ガレ場を抜けると急斜面が続きますが、まだ雪の気配はまばらです。温度計を見ると何と8℃!寒波最中の嘘のような温かさです。






喘ぎながら金糞峠に到着したのは11時過ぎ。これもまた標準的なタイムです。雪の少ない時でも、この金糞峠まで上がれば大抵は雪に覆われているのですが・・・寒波にもかかわらずこの雪の少なさは驚きです。







金糞峠で大休止を取ったあと堂満への稜線に入ります。ここに来て漸く雪山らしい雰囲気が次第に強まります。稜線に入って20分、先行していたパーティが雪の木立の中でお昼を取っています。時計をみると、なるほどもう11時半、我々もそろそろお腹がすく頃です。






11時38分、縦走路との分岐点です。指導標が見えます。例年はこの辺りから琵琶湖側の視界が広がるのですが、どうも様子が違います。登山路の両側は石楠花の木で覆われたまま・・・どうやら積雪量がまるで違うようです。






分岐から暫くして小ピークの上に立ちますが、山頂はまだまだ先のように見えます。小ピークを一旦下って堂満山頂に登り返しますが、狭い山頂を避けて山頂手前のちょっとした台地でお昼を取ることにします。






心配した風も遮られて、薄く雪に覆われた静かな木立の中での昼食を食後のぜんざいで締めくくって、13時15分、ピークに向かいます。







お昼の休憩の場から5分も歩かずにピークです。なんと狭い山頂!驚いたことに、記憶にある山頂の半分もない広さです。そうです。雪がない為です。例年なら北側の武奈ケ岳がすっきりと見通せるのですが、どうやら積雪量が少ない所為で見通しも悪くなっているようです。







当初の計画では往路を下る予定でしたが、青ガレの下りを敬遠する声が大きく、時間はかかりますが、ノタノホリルートを下ることに変更します。時刻は1時40分頃。それでも4時過ぎには下山出来るでしょう。






ノタノホリは一度だけ下ったことがありますが、これもまた雪の所為で記憶とは随分違うようです。下り始めの急坂を乗り越えると、後は比較的緩やかな下山路が、かすかに雪を被った木立の中を縫うように続きます。








下山完了は4時15分。7時間と45分の長い一日となりました。流石に皆さんバテ模様ですが、日和には恵まれて、雪の量がいささか物足りない以外は先ず先ず気持のよい雪山(?)初体験となりました。