武奈ヶ岳V
(標高1214m)

     登山日:2003.3.20
     お天気:曇りのち晴
     人  員:2名
     ルー ト:明王院登山口ー御殿山ー武奈ヶ岳(ピストン)
     タイム :6時間30分
     標高差:908m

登山口に雪はなし  07:15


残雪がチラホラと 09:07


御殿山から武奈を望む 10:38


西南稜を進む  11:09

 
頂上手前で昼食  11:34


前方が武奈ヶ岳山頂  12:18


武奈山頂に立つ  12:27
 
 
蓬莱山を望む  12:50


陽が射し始めた山頂をあとに  13:19



西南稜を戻る
   13:09 


西南稜の雄大な風景


前方奥が堂満岳か? 
春分の日の今日は、S氏と金糞山に出向くつもりで朝5時30分の待ち合せ。ところがどうも体調がいまひとつなのに加えて、雪の多かった今年、金糞までのアクセスに不安もあって、急遽武奈ヶ岳を三たび攻略することになりました。






一度目は時間を見くびって御殿山で時間切れ、二度目はラッセルを強いられて又もや時間切れ、今回が三度目の正直と言うところ。



時には比良山荘に到着。7時15分から登山開始。前2回とは違って、登山路はすっかり赤い地肌を顕わにしています。






残雪が姿を見せ始めたのは、標高700mあたりからでしょうか。




途中、早々と下山してくる人に出会います。わたしがワカンを担いでいるのを見て「ワカンが要りますね」とのこと。アイゼンを忘れてきて、前へ進めなかった様子です。





標高840mからは本来の登山道を離れて尾根を辿りながら10時15分に御殿山到着です。所要3時間は一度目と同タイムですが、今日はまだ朝の10時過ぎであるところが大違いです。天候は薄曇ですが、武奈まではたっぷり時間があります。









ここでアイゼンを履いて、すいたお腹を我慢しながら武奈へ出発です。ワサビ峠までは転げ落ちそうな急斜面をくだります。帰りの登り返しが思い遣られる!峠からは緩やかな上りがしばらく続きます。琵琶湖側に張り出した雪庇が要注意。





素晴らしい眺望です!西南稜を歩くのは初めてですが、なるほど人気が高いのもむべ成るかなです。




ピークへの最後の登りに取り付く時点で時刻は11時30分。先にお昼を取ることにしますが、風を避けるスポットもありません。仕方なくケルンを背にシートを広げて座ります。すると我々にならってか、あちこちでシートを広げるパーティが・・・






折悪しく俄かに空が曇って小雪が舞い始めますが、それほど寒さは感じません。カップめんと珈琲の昼食を手早くすませて最後の登りにかかります。






ピークまでは僅かに15分の行程。12時20分に到着です。御殿山からの所要時間は約1時間ほどになります。流石に素晴らしい!一望の下に四周の山並みと琵琶湖が眼に入ってきますが、今日登る筈だった金糞や伊吹はかすんで見えません。









しばらくは頂上を離れられません。想像以上に沢山の人が登ってきます。訊ねてみると、まだ少ないくらいのようです。人気の山なのでしょうか、他の山に比べて若い人が多いように思います。








30分ほど景色を楽しんで、1時前に下山です。御殿山への登り返しを除いては、ただひたすら下るのみ。登山口に降り立ったのは3時20分でした。近郊の山では残雪登山も今年はこれが最後になるでしょうか?山はこれから花のシーズンを迎えます。