烏帽子山・吾妻山
(1239・1225m)
![]() 朝の散歩 7:15 ![]() 峠は間近 8:56 ![]() 出雲峠のカリン 9:08 ![]() ![]() 烏帽子山頂から吾妻山を望む 10:18 ![]() 烏帽子山頂表示 ![]() 烏帽子山を下る 11:02 ![]() 大膳原を吾妻に向かう 11:06 ![]() 反対側の国民宿舎を見下ろす 11:54 ![]() ブナの純林を抜ける登山道 14:33 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
比婆山2日目は朝7時頃から宿舎の近辺を散歩します。運良くこの日は朝から晴れ渡って好天気になりそう。流石に山の中、肌寒い夜明けです。ダイニングルームでは登山服姿の客はチラホラ。大半はレジャー客なのかも知れません。 二日目の今日は出雲峠を経由して吾妻山まで往復12キロほどの行程、7時半からの食事を済ませて慌しく出発します。 烏帽子山までは前回辿ったルートです。前回は春でしたが、明るく開けた出雲峠の辺りが印象に残っています。 我々の外、登山者は犬を連れた男性1人のみ、誠に静かな登山道です。 出雲峠は標高970m程の広く開けた鞍部。公園センターからは緩やかな上りです。峠が近づくとあたりが明るく開けます。 やっぱり!期待した通りのひときわ華やかな紅葉です。記憶にある大きなカリン?の木も色づいています。 峠を抜けると、烏帽子山までは1.6キロ、高度300m弱の道程です。 峠から1時間、10時15分に烏帽子山山頂です。珍しく広く開けた眺望の良い山頂には10人ほども居るでしょうか、目指す吾妻山もくっきりとその姿が目に入ります。 吾妻山と烏帽子山はほぼ同じ高さですが、途中に大膳原と呼ばれる平原のようなコルが横たわります。その高度差はおよそ220m。下るのはすぐですが、その後に登り返しが待っています。 下りの途中、今朝方出合った犬連れの男性とすれ違います。もう吾妻に登っての帰りだとか。大変な速さです。 平原に降り立ってみると、今まさに10人ほどの作業員がカヤの刈り取り中。平原を横切る登山道の両脇にはリンドウとカワラナデシコが咲き乱れています。帰りに訊ねてみると、もともとこの平原は芝に覆われているそうで、景観維持のためにカヤを刈り取っているのだとか。かつては放牧をしていた頃もあるそうです。 12時丁度、山頂に到着です。ものすごい人の数!数十人はいるでしょうか。丁度反対側の裾野に国民宿舎の赤い屋根が見えます。かなりの人はこの反対側から登って来たのでしょう。 結構強い風の中、なんとかコッフェルでお湯を沸かしてカップ麺と宿舎の弁当でお昼を取ります。 頂上を離れたのは1時丁度。国民宿舎側に下りる手もありますが、その後のルートがいかにも長そう!もう一度烏帽子に登り返すのも大儀ですが、結局そういうことに・・・ 烏帽子ピークの少し手前から比婆山へ向かうルートに入りますが、幸い途中でトラバース出来る道があります。ここはブナの純林地帯。登山道の両側には見事なブナ林が広がります。 トラバース道ですからキツイ登りはありません。ブナを楽しみながら気分良く歩いていると、突然の雨!山の天気は本当に分かりません。大急ぎでウィンドブレーカーを着こんで、ザックカバーを被せます。 雨の中を登山口に下り立ったのは午後3時30分。何もかもズブ濡れです。車で着替えを済ませて公園センターで一休み。お風呂に入ることも出来ますが、4時間の長いドライブが待っています。 登山と言うよりはハイキング程度の軽登山ですが、比婆連峰は十分楽しめる処です。残るは冬山。雪山はどんな様子なのでしょうか?スキー場があるだけに、実は冬が最も人の多い季節なのかも知れません。 |