尼ヶ岳
(標高957.7m)

     登山日:2006.4.22
     お天気:曇り
     人  員:夫婦2名
     ルー ト:三多気ー石畳の道ー大たわ(ピストン)
     タイム :6時間(12km)

三多気の桜並木  10:06



見事な老木 10:05





大洞山 雄岳 


植林帯を抜ける


石畳の道入り口  11:45

 
尼ヶ岳遠望 12:24


石畳の道を歩く 13:50
 

桜並木を戻る   15:40

ニリンソウ

ネコノメソウ


白花ショウジョウバカマ

エンゴサク
 
エイザンスミレ

ムラサキケマン 

タチツボスミレ

エンレイソウ
尼ヶ岳と掲げたものの、実は今回の山行きの目的は三多気の桜です。





前回三多気を訪れたのは昨年の5月3日、大洞登山の時でしたが、すでに彼の地の有名な桜は散り去った後。その見事な老木の並木に魅せられて、是非次回は花の時期にと再度の訪問となりました。







朝は7時の出発でしたが、途中で慣れないセルフのガソリン補給や渋滞のおかげで目的地到着は早くも10時前。桜並木の中央あたりにある駐車場は8分通り埋まっています。







丁度頃合いの週末とあって、駐車場には地元のボランティアや警察官の姿も見られます。尼ヶ岳の登山口がある大たわへの道を尋ねた処、三多気からは道が狭すぎて無理とのこと、仕方なく尼ヶ岳は後回しとして、駐車場に車を停めます。並木保存の協力金として駐車料500円也。












真福院まで延長約1キロの並木道は桜見物の人たちでいっぱいですが、中でも目立つのはアマチュアカメラマン!周囲の田んぼの畦道にはカメラの列が並びます。










此処三多気の桜は真福院のご神木として植えられたのが始まりで1000年以上の歴史を持つとか・・・現在では吉野山に次ぐ国指定の山桜の名勝と言うことです。










真福院を通り過ぎてさらに山側へ登り詰めると大洞山が姿を現します。そこから更に歩くこと3,40分、大洞山の山裾をトラバースして尼ヶ岳の登山口に抜ける石畳の道の入り口に向かいます。












時刻はすでに11時40分。大たわまでは3.8キロの道程ですから、今から尼ヶ岳の山頂を極めるのはちょっと無理でしょうが、時間の許す限り歩いてみることにします。






前回は新緑に覆われていた石畳の道も、今回はまだ暫くは葉を落としたままです。その木々の梢の合間から尼ヶ岳がその秀麗な姿を現します。






大洞山の下山道が合流する倉骨峠到着が1時頃。ここから登山口の大たわまでは尼ヶ岳の前山をひとつ越えなくてはなりません。峠の駐車場には車が2台ほど、丁度大洞から下りてきた登山客が帰り支度の真っ最中です。














大たわ到着は午後1時20分。尼ヶ岳はコースタイム1時間ほどの山ですが、それでも今日はタイムアウトです。登るのは次の機会に譲ることとして、往路を戻ります。













桜並木の沿道では、そろそろ店仕舞いにかかり始めた出店を覗き込んで漬物を買い求めます。シーズンの間は夜間もライトアップされるとか・・・暫くはこの静かな山村も引きも切らぬ花見客で騒がしいことでしょう。