コンデンサ
 コンデンサは、電気を蓄えることのできる素子で、蓄えることのできる容量を静電容量で表します。
 静電容量の単位はF(ファラッド)を使います。
 しかし、 一般にコンデンサの容量はμ(マイクロ)やp(ピコ)であらわされますので単位には注意してください。
  を表します。

表示の見方
 
 セラミックコンデンサやマイラコンデンサなどは、図のようにコンデンサの表面に22や473kというような数字が記載されています。
 この数字からコンデンサの容量を求めます。
 22などのように2桁しか記載されていない場合は、そのまま「22pF(ピコファラッド)」と読めばよいのですが、473kというような書き方がしている場合は、抵抗と同じように「前2つの数字」×「10の(後ろ1つの数字)乗」で容量を計算します。
 473kの場合は「47」×「10^3」なので、コンデンサの容量は47×1000で「47000pF(ピコファラッド)」となります(ただし、
47000pF0.047μFとするほうが一般的)。
 最後の「k」は誤差を表します。

前2桁 3桁目 アルファベット
静電容量
(pF)
倍率 誤差(%)
10、12、15
18、22、27
33、39、47
56、68、82
など
1:×10
2:×100
3:×1000
4:×10000
×1(3桁目が0)
は存在しません。
J:±5%
K:±10%
M:±20%
など


 
 電解コンデンサなどのように容量の大きいものは、コンデンサ自体に、容量と耐電圧(というか定格電圧)がそのまま記載されているのが一般的です。
 図の電解コンデンサの場合は「10μF/25V」ということが読み取れます。


合成静電容量の計算
 コンデンサも並列接続と直列接続の場合があります。

並列接続
    

並列接続時の合成静電容量

C1=(3μF)、C2=3(μF)だった場合 3+3=6の6(μF)となります。

直列接続
  
直列接続時の合成静電容量

C1=3(μF)、C2=3(μF)の時 (3×3)/(3+3)=1.5(μF)となります。

コンデンサに蓄えられる電荷
 静電容量C(F)のコンデンサの両端電圧がV(V)のとき、このコンデンサに蓄えられる電荷をQ(C(クーロン))とするとQ=CVで表すことができる。
 上記の式の変形もできるようにしてくださいね。


例題


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問題 1.

下図に示す回路において端子b-c間に加わる電圧は何(V)でしょうか。

60(V)   80(V)   100(V)   120(V)  

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間違えた人、分からなかった人は解説も見てください。