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壁を貼り替える時は、予算に余裕がおありなら
同時にやっておくと結果的に割安な工事が
ありますので、ご検討をおすすめします。
壁クロスの貼替で具体的に注意しておきたいことは、
クロスのつなぎ目(ジョイント)は、めくれにくいように
貼ってもらえるのかどうかです。
見積もり段階で、業者さんの担当者にぜひ、きいてみてください。
(下のような方法で貼りますよ、と即答があれば安心です)

ジョイントのめくれを防止するためには
●ジョイントを職人さんがカッターで切るときに、下敷きとなる樹脂製
のテープを使う |
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●下敷きを使わない場合は、切ったジョイントに和紙のテープを入れて
補強する |
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●電動の糊付け機で、クロスの両耳の部分をあらかじめカットしておく
(こうするとジョイント部分を壁の上で直にカッターで切らなくてすむ
ので、上のような「下敷き」も「和紙テープ」もいりません。
部分的には、どうしてもジョイントをカッターで切る場所もあります
ので、そこには使いますが。)
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*ご注意…「ジョイントがめくれないように、コーキングで固めます」と
おっしゃる業者さんもいらっしゃるようですが、
コーキング(ボンドコーク)はきちんと拭かないと
後からそこにうす汚れがついて、かえって目立ってしまいます。
といった方法があり、職人さんが上のやり方を知っていても、
業者さんとの手間賃の都合で、
必ずしもやってくれない場合があります。
(職人さんのプライド上、自発的にしてくれることも多いですが、
工程上、余裕のない現場だとスピード優先で、省略することも)
そうなるとジョイント部分を、さくさくと元のクロスの裏紙ごと
カッターで切っていくことになり、いずれ下地ごと浮いてくる
ということになるのです。
リフォームの仕上がりがよいクロスの選び方は
●なるべく、凹凸のはっきりした、厚手のクロスを選ぶ。
→「量産クロス」と呼ばれる、安いグレードの方が、色柄豊富な
「一般クロス」よりも厚手のものが多いです。 |
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●天井は特に、凹凸のはっきりした、厚手のクロスを選ぶ。
→天井は面積も広く、のっぺりした印象になりがちです。
また、リフォームだと、下地がよくないこともあるので、
それらを目立たなくさせてくれます。
天井は壁よりも離れて見ることになるので、大きな柄や、
凹凸もそれほど圧迫感はありません。
柄によってはなめらかな表面のものより、天井を高く感じる
こともあります。
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●元の壁クロスの模様がストライプだった、というときは、
なるべく凹凸のはっきりした、厚手のクロスを選ぶ
→ストライプ柄のクロスをめくると、裏紙にストライプのスジが
残って、新しいクロスを貼った後に目立つことがあります。
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●天井の照明器具が蛍光灯(白い光の)の部屋には、
あまり白すぎる壁クロスを選ばない。
→反射で、なんとなく目や気分的に疲れることがあります。
(電球色の蛍光灯なら、気にしなくても大丈夫です。) |
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●天井のクロスは壁クロスと同じくらい、もしくは明るい色をえらぶ。
→天井は窓から差し込む光や照明器具の逆光で、暗く見え
がちです。天井なら白っぽくてもでも上のような問題は
ありません。 |
結局「凹凸はっきり、厚手のクロス」がおすすめ、
ということになってしまうのですが、
あまり「仕上がりとしての無難さ」を求めて、
気に入らないクロスを貼っても、リフォームの甲斐がありませんので、
上のことを考慮に入れた上で、
お好きなクロスを選んでください。
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