5月25日 トルコ航空欠航ではからずも成田山参り | 今日の一枚を見る |
かなり思い切った今回の個人史上最大旅行の航空運賃は(いきなりなんだ?はナシね)往路:伊丹→成田→イスタンブル→ブダペスト、復路:イスタンブル→成田→伊丹の3ヶ月オープンフィックスチケットで13万円を少し出るくらいになった。完全フリー旅行をテーマにしていたが、性格的にリターン分を捨てることは、今までの堅実な生活をも捨てることになってしまいそうで多少びびりながらのオープンフィックスチケット、多分変更はしないだろうと思いつつ、小心者の挑戦として「オープン」という切り口も用意しておいた。 −−−−−−さていよいよ出発。これまで経験してきた旅行出発前の地獄並の忙しさはどこへやら。かといってきっちり準備するわけでもなく、ここはいつもの通り中途半端な情報のみでの旅立ちとなり、持参するガイドブックはかなり分厚い日本語版ロンプラの「トルコ」のみ、あとは某ガイドブックからコピーした訪問予定の欧州・中東の都市中心マップをいくつか。どないかなると思わざるを得ない状況に自分を追い込んでからの出発。 それなりに朝早く起きて生涯初の大阪伊丹空港から成田空港へフライト、さすがウルトラスーパー美人矢田さんが宣伝するJAL(チケットはトルコ航空とJALの共同運航)ということで機内は何の過不足もなく到着、イスタンブルへの乗り継ぎへ歩みを進める。午後発のフライトだがとりあえずチェックインカウンターの確認をしよう。・・・・・・ん?・・・・・・見にくいけど写真(左)を見てください。あれまトルコ航空欠航になっている。 こんな経験は初めてなので(この時点では本当に「まさかなあ」と思っていた)とりあえずチェックインカウンターへ急ぎ確認を取るが、その前にこの張り紙があって整備不良で既に欠航が決まって明日の同時刻便で代替するとある。ぼくと同便で渡土するのだろう周辺のおばさん達(彼女達の旦那は仕事なのではないか)も一日減ってもったいないとかツアーの内容が変わるとか、保険がどうだとかそれぞれ周りに聞こえるように話していたが、ぼくの心配は、乗れなくなるであろう乗り継ぎのブダペストに向かう便をどう都合されるのかであった。 張り紙の情報と空港職員の説明のみで用意されたホテルへ移動する。ブダペスト便のことを聞いても確認しますと答えるだけではあったが、向こうさんも大変だろうなと思い引き下がる。まあ一日減ったとしてもそれほど痛くない(笑)のでトルコ航空の対応を見てから決めようと思い、部屋で少しのんびりする。多分今旅でこれが最高ランクの部屋なんだろうなと思いつつ、備品のT字カミソリやシャンプー入りのパックなんかをバックパックに入れていく。 午後が丸ごと空いてしまうので(ホテル到着が午後一時過ぎ)とりあえず観光に出かけようと思ったが、メジャーな場所は交通安全のお守りで有名な成田山のみ(しか知らない)。ロビーで聞いてみると、ショッピングセンターなども経由する循環バスなるもので行けるらしいというので行ってみることにする。 1回150円の循環バスで成田山近くのバス停まで移動。人があんまりいなくてバス停からどの方向に成田山があるのかよくわからなかったが、下校途中の中学生に尋ねると親切に敬語で答えてくれた。さすが日本の玄関口を務める町の住人だ。早速日本で今旅最初の「ありがとう」です。 写真(右)は、平日の夕方ということで参拝客がほとんどいなかった成田山の三重の塔です。 なんだかんだで薄暗くなるまで成田山でぶらぶらし、ホテルに戻るためにバス停まで歩く。途中、晩酌用の酒が無かったなあと気付き、来るときバスの中から見かけたスーパーへ足を伸ばして缶ビールを買う。 ホテルへ戻って風呂に入る。これから当分は湯船につかるなんてことはできないと思うので、軽くであるが「湯」を楽しむ(ぼくは長風呂をするタイプではありません)。 ホテル内のレストランでトルコ航空が付けてくれた晩飯のクーポンを使ってそれなりの豪華な和食をいただき(刺身も当分おあずけだろうなあ・・・)、部屋でケーブルテレビを見ながら晩酌スタート! ちびちびと気持ちよく飲んでると部屋の電話が鳴った。すっかり忘れていたがブダペスト行きのフライトの件でトルコ航空の担当者からの電話だった。 欠航がなければ、イスタンブルに夜到着して翌早朝のフライトでブダペストへ向かう予定だったので、緊張したまま空港で夜を明かすつもりだったが、一日遅れたことで翌朝のブダペスト行きの便が無い日になってしまった。イスタンブルで1日トランジットすればホテルをセットするが、どうしてもブダペストへ向かうのなら別の都市へ飛んでから電車或いは再度別の飛行機で行くことは可能なのでどうするか、といった内容だった。 今回はそんな不自由な旅行ではないのでイスタンブルのトランジットを選ぶ。その翌日も乗りたかった早朝便ではなく午後の早い時間便になるのだが、やはり旅が始まってばかりなのにいきなり空港で夜を明かすことにちょっと抵抗あったし、情報も少ない東欧の都市に暗くなってから着いて宿探しという冒険もいきなりは避けたいということで、せっかくのトルコ航空の好意をありがたく受け取ることを告げる。 今回のトルコ航空の対応はグッジョブだったと思う。 さあ明日はゆっくりの出発だ。欠航という初のトラブルも、ぼくは何もしないままおいしくクリア(笑)。幸先良いかも。 |
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