2006年11月27日
昨日11月26日、ピティナ ピアノステップ応用4を受けてきました。
曲目は@バッハ インベンション2声第1番、Aブルグミュラー/18の練習曲 第13番 大雷雨。
今回は、ステップを受けるには充分な期間はあったのですが、いろいろとあって時間がありませんでした。 1日一度もピアノに触れない日もあれば、練習できても30分程度、といった日が続きました。
そんな中、前回の記事にも書いたように、娘は自宅での練習は殆ど一人で、先生に受けたアドバイスをもとに、フレーズ毎に音を確かめるように練習していました。
私と言えば、部屋から漏れ聴こえてくるピアノの音に、気になるところが見つかれば、「そこちょっと、こういうふうな練習をしてみたら?」とか「そこはちょっとリズムがきちんととれてないから、ゆっくりメトロノームを使って練習してみて」とか言い残して、部屋を出る・・・そんな感じでした。
当日、朝。
指ならしにと練習をはじめたのはいいのですが、「どっひゃ〜〜」と思うほど無茶苦茶!! 部屋が暖まってなくて、指が思うように動かなかった事もあったでしょうし、やはり自信がない分、緊張もしていたのかもしれません。2回、3回とやるうちにやっと指が落ち着いてきて、2曲通しで2回連続ノーミスになったところで、いざ出陣!!
ステップとはいえ、会場はあのコンペの会場と同じ場所。それなりに緊張感はありました。
待ち時間も30分以上あったので、「時間があるから楽譜をみて指でも動かしとく?」と楽譜をだしました。
が〜〜〜んっ!! 楽譜が違う!! 私が持ってきてしまったのは、ハノンとツェルニー!!(T_T)
こんなとこに練習本持ってきてどうすんのぉ〜〜〜!!!
娘は、呆れ顔で「この人、いったい何考えてんねん」なんて目で見上げるし・・・
暫くの沈黙の後・・・「まぁ〜〜、無いもんは仕方ないなっ。 譜面はもう頭の中に入ってるやろ。 頭で想像しながら指動かしといたらいいやん」と言い訳する私。
そんなこんなでステップが始まりました。 娘の出場する部は応用2〜応用4。 そういう事もあったのか、レベル的には低かったようです。応用3に上手い子が一人。 しっかりと練習を積み上げてる!!という感じで、とてもいい演奏でした。
娘は最後から2番目。いよいよです。
インベンションは、練習の成果は9割り出せたと思います。ただ、フレーズの最後の音をもう少し大事に出来たら、もっとまとまった感じになったでしょう。 先生からも最後の最後まで注意されていた事だけに、クリアしてほしかった課題ですが、練習では出来ても、緊張の中で、”最後の音を見届ける気持ちで次のフレーズに進む”という事まで気を配る余裕がまだまだ不足しているようです。
大雷雨。これは最初の音を聴いた時、ちょっとビクッとしました。 会場のピアノの特徴なのでしょうが、低音がすごく響く!! 低音が中心に進む曲で、ペダルも小刻みに踏み変えながら全体的に使う曲なので、響きがよすぎてぐわわ〜〜んと言う感じ? とにかく音が不確かにならないか一瞬不安がよぎりましたが、なんとか調節しきって、無難に弾き終えました。
今回は2曲ともノーミスで、私も娘もほっとしました。
先生方からの評価は”S”が一つで”A”が5つ。娘としてはあと一つはSが欲しかったようですが、そう簡単にはいただけません。
コメントとして、やはりフレーズの終わりの音に関する指摘を受けましたが、後は「インベンションはしっかり理解できてる。 構成等もしっかり学べて美しく仕上がっている。」「大雷雨は、丁寧に弾けている。表現力がある」などなど、練習の成果を評価していただけて、とても嬉しいものでした。
ただ、「これで完成とは思わないで・・・」というコメントが心に残りました。
今回のステップは総体的に成功といえるかな?
私の楽譜の失敗も、逆に集中力を増す事に繋がったようで(~~;
今回のA評価は、コメントの内容(小さな字で、ぎっしりと書いてくださった先生もいらっしゃいました)を考えると今までの”A”とは違った”A”に思えてなりませんでした。 こちらの都合のいいように考えると、”S”をいただけなかった中には「もっと上を目指してください」というメッセージが込められているような・・・そんな印象を受けました。
最後に・・・
今まで、つたない文章で書いてきたこの奮闘記を読んでいただきありがとうございました。 娘は訳あって、しばらく(1年くらいかな?)ピアノを離れる事になりました。 当然、この奮闘記もお休みしなければなりません。
ここでの記事を通じて、同じような思いでお子さんのピアノを見守ってらっしゃるお母様方と知り合え、私自身も本当に充実した日々を送る事ができました。
それから、先生には感謝の気持ちで一杯です。 娘が曲がりなりにもここまで成長できたのは、ひとえに先生のお蔭です。 本当にありがとうございました。
先の事はまったく見えませんが、もし、この奮闘記を再開する事ができました際には、またよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。みなさん、ピアノ頑張って下さいね!!
2006年11月9日
今、ツェルニーがなかなかおもしろい!!
娘はまだ30番なのですが、進むごとに、いろんなテクニック、奏法、表現が学べるし、曲想も豊富!!
何と言っても、曲が短いので、その曲で学ぶべき課題を集中的に練習できるんですね。これをやって、ブルグミュラー18番で、表現力を一層つけていく・・・・・そういった感じのレッスン形態が続いています。
ブルグミュラーも、今までの様に1番から順番に、ではなく、娘の場合いきなり15、18といって、4番(これは事情により未完のまま中断)、そして今は13番の大雷雨をやっています。
この曲は、その名の通り、不気味な静けさにはじまり、大嵐があばれまわり、そして、雲の切れ目からきらきらとした太陽の日が射しこむ・・・そういう曲です。 なかなか迫力があります。 ですから、叩き付けないように”f(フォルテ)”をポイントポイントでしっかり出さなければいけません。
インベンションもまだまだ奮闘中です!!
最近になって、私が言わなくても、うまくいかないところや、納得のいかないところを、自分で集中して練習する・・・といった、いわば当然のことが出来るようになりました。
ちょっとは人間的にも成長したのかな??
2006年10月27日
インベンション2声をきちんと習うようになり、娘もあらためてその難しさを実感しているようです。
ピアノを習い始めてやっと1年経ったところの夏の発表会。小2の娘に与えられた曲が「インヴェンション2声 第9番 へ単調」。
♭が4つもあるその楽譜を見た私は、即、先生に「こんな曲、この子が弾けますか?!」とあわてて相談したものです。
先生は、笑顔で「大丈夫ですよ」。娘も、知らぬが仏と言いますか、怖いもの知らずと言いますか、「大丈夫ぅ!!」と、自分が今まで見たことも無いような楽譜をもらって嬉しそうに言うのです。
たしかその頃は、まだ”黄色のバイエル”をやっていたはずなのですが(~~;
バイエルの楽譜に並ぶおたまじゃくしの大きさと、インベンションの楽譜のそれとを比較しただけでも、大きな違いはあるし、やったこともないトリルもある(このトリル部分は簡単にしてもらいましたが)。 奏法はよちよちでも、それを最後まで弾き切った娘に「もしかして、この子、無茶苦茶才能あるのでは?!」なんて、親バカ丸出しの”勘違い”をしたことも、今ではとても懐かしい記憶です。
あれからもう3年。4年目に入った娘は、ずっと力強く、そして優しく、曲想も考えながら弾けるようになってきたようです。
バッハの入門編とも言われる2声。 きちんと練習してちょうだいね!!
2006年10月12日
バッハ インベンション2声。
簡単に理解すると、右手と左手で2声を作って歌い上げるということなのでしょうが、結構難しいんですね。
右手は、まだまだ未熟ではありますが、今までの経験でだいぶ表現をつけられるようになりつつあるのですが、左手が・・・うまく歌えません。
先日「な〜んか、左手が幼稚やねぇ〜」と感想を言ったところ、娘もそれはわかっているらしく、「そやねん。 なんかね、こう、思ったように強弱もつけられへんねん」と返ってきました。
自分で分析出来る様になったのは、それなりに進歩がみられるのですが、やっぱり練習を積んでいくしかないのでしょうね。
あっ、そうそう、休符もね、うまく捉えきれないときがあります。頭の「んっ!」があやふやになってしまいます。
「休符も音符のうちなんよ! もっと大事にして。 先生にも注意されたやろ」
はぁ〜〜。 日々努力ですなぁ〜〜
2006年9月25日
今日、発表会のビデオが届きました。
ゆっくりと落ち着いて聴いてみると、やはり細かいところで、「ここをもう少しシャープに音取りができたら・・・」なんて思ったり。 でも現状でのあの子の腕前はこんなもの。上出来です。
それと一緒に、娘が小学2年から今年までの演奏をCDにしてもらったものも届いたので、聴いてみました。
小2の演奏は、習い始めて1年目の初めての発表会。 おまけに手も指もちっちゃくて・・・・・バッハのインベンションに挑戦してますね(^^)。
つづいて小3〜今年の小5と続けて聞くと(ビデオは毎年注文していたのですが、CDは今回が初めてでした)、その成長振りがはっきりとわかって、娘と二人で楽しめました。
ただ単に、おたまじゃくしが並んでるだけの弾き方から、それなりに彩りをつけられるようになって。
涙を流した事も、無駄ではなかったようです。
これからも、焦らずゆっくりと成長していってほしいですね(^^)
2006年9月2日
左手・・・この指の動きがもうすこしスムーズにいけば・・・・・
審査員の先生の中のお一人に「左手が無神経に弾かれている場所がある」と指摘を受けた事を思い出しました。
その時は、私も娘も「それなりに左手にも充分気を使って弾いたのに、そんな言い方しなくても」なんて思ったものでした。
最近、ツェルニーの練習をしていて、やっとそのお言葉の意味がわかりました。
「10本の指1本1本に神経が行き届くように」とか「左手には左手の音楽があるんだよ」とか先生にも注意を受け、完全には程遠いなりにも、練習を積んだつもりでいました。でも根本的なことを理解できていなかったのです。 やはり左手の役割の殆どは「伴奏」なのです。 だから決してでしゃばってはいけない。 右手の主メロディの邪魔にならないように、そしてピアノに奥行きと幅を持たせ音楽をより美しくする為のもの。 右手のメロディに合わせて強弱、音色を自然に変化させなければならないのだと。
そしてそれは無意識のうちに左手が反応できるくらいに練習を積まなければならない事なのだと・・・
そうしてみると、一見簡単にみえる楽譜でも、難しい事!! 最近は、まず左手のみを練習するようにしているのですが、両手になると、意識が右手にもいってしまうので、なかなか左手片手のような細やかな弾きができません(T_T)
もぉ〜!! どれもこれも難しいぃ〜〜〜〜〜。