マーラー、チャイコフスキー、ラフマニノフ好き管理人のクラシック音楽の部屋「ほんのちょっとクラシック気分」


2006年6月23日
コンペ終了後のはじめてのレッスン。
前回の反省点などお話の後、レッスンに入りました。

今日はなかなか厳しく、ちょっと進んでは止められ修正・・・その修正に10分〜20分ぐらいずつかけていくという内容だったので、もちろん最後まで辿りつけるはずもなく終わりました。

丁寧に、真剣に教えていただくのはいつもの事なのですが、今日は何かそれ以上のものを私も娘も感じました。

家に帰り、娘と話しました。
「なぁ〜、今度はしっかり決めたいね! あなた自身の思い、先生の思い、お母さんの思いの三人分・・・いやいや、パソコンの中から応援して下さってるみんなの思いを込めて弾かなきゃね。いろんな人に感謝の念を込めてね」
娘も「うんっ!」と返事はしてくれたのですが、私の言葉の意味がしっかりと伝わっているかはナゾです(~~;

自分の欠点を知り、それを理解し、しっかりと修正していくのは、この短期間ではとても大変なことです。それでも諦めずにやらなければなりません。何をやり遂げるにしても、最終的には自分との戦いです。
私は傍で厳しい言葉をつきつけながらも、そっと見守るしかありません・・・。
2006年6月19日   
昨日は完敗でした。
細かいところに問題を残しながらも、取り敢えず当日に間に合わせて仕上た曲など通じるはずがありません。寸評も「ごもっとも」と言わざるを得ない事ばかりで、まぁ、今の状態ではこんなところでしょう。

それに今回は、”曲が途中で止まってしまう”という失態も仕出かしてしまいました。今までちょっと滑ったとか、音が抜けたとかの小さなミスはやった事があったのですが、こういうミスは初めてだったと思います。 やはり本人もショックだったようで、「泣きそうになったのをこらえた」という娘に、「でも最後まできちんと弾けたから、いいんだよ。次、次!! 今日の全てのミスを次にいかせばいい!」と励ますしかありませんでした。

もう一つ予想外だったのが、”ソナタの曲が途中で止められる”という事。 これはこの課題曲を選んだ皆さん(他に3人だったかな?)同じだったので、娘が遅いから・・・という事でもないようです。ほぼCDと同程度の速度にみなさん同様に仕上てましたから。
曲の途中でベル!! これは、私が思っている以上に次の曲に影響を及ぼしたようです。この事も次は十分承知した上でとりかからなければ・・・・・。

課題は盛り沢山!! あと3週間、今度こそ悔いの無い演奏を! 親子で誓ったのでした!!
2006年6月16日   
いよいよ一回目の予選が明後日に迫ってきました。

娘の実力としては、やれる事はやった・・・と思えます。 この一年間の課題であった”表現力をつける”事も、だいぶ気持ちと一緒にピアノが歌うようになってきたし、調子がいい時は、「おっ!」と思うほどの演奏をするようになりました。 その演奏が安定してくれるといいのですが、ソナタの方は終盤の音階で指がころんでしまったり・・・1つ音が抜けてしまったり。不安は今も付きまといます。
スペイン風のワルツの方は、多分、娘本人もある程度自信を持って気持ちよく弾いていると思うのですが。

欲を言えば切りがありません。
今は娘が持っている力を100%出して、自己最高の演奏をしてくれることを信じて送り出すだけです。
2006年6月4日   
”トリル”。
練習の成果も出て、殆どのトリルが落ち着いていく中、ソナタのあるトリルだけがどうしてもうまくいきませんでした。最初はゆっくり目で練習していたのでさほど気にもしていなかったのですが、速度を速めるにつけて、まったく指が動かなくなってしまったんです。ちなみに今ソナタは120ぐらいでやっているのですが、そのせいなのか、他の部分も特に音階部分ですが、ちぐはぐになってきて・・・。

頭をかかえて悩んでいたところに、一筋の光が。 

指使いを変えてみるという方法です。

そしたら・・・。うふっ! これがうまくいったんです。 楽譜通りに指を使うのはもちろん大切な事なのでしょうが、どうしてもうまくいかないときは、その子に合った指使いをやってもいいんですよね。

とにかく、もうあまり時間はありません。 トリルもさることながら、音階部もきちんとごまかさないようつめていかなければ! やれるだけの事は精一杯やる。 そうすれば変な後悔は残らないものです。
2006年5月20日   
「いかに冷静に曲全体の構想を頭に保ちつつ、それを上回る感情をピアノに出すか。」
私が小学校の時に、こんな事考えたこともありません。 ただ先生に言われるままに、pp〜ffの強弱、クレッシェンド、デクレッシェンドを、そうですねぇ〜〜ちょっと意識する。なめらかにとか、優しくとか、力強くとか、せいぜいその辺をちょこっと意識する程度でしたねぇ〜〜。

がっ!! 曲がりなりにもコンクールに挑戦する娘に、そんな甘い事は言っていられません。

今日はワルツの方で「なんか、少しずつ大人の雰囲気が出せるようになってきたね」と言われ、本人も私も「大人?????」って感じでしたが、そこからまた細かい指摘が始まり・・・・・。曲の追求に、終わりは無いんですよね。って私たちレベルが言える言葉ではありませんでした(~~;

この壁を越えると、取り敢えずるレベルの到達は達成できそうなのですが。

ソナタは、細かいところにいろいろ問題は抱えながらも、何と言うか、だいぶ気持ちよく弾けるようになってきました。

2曲とも、もう少しトリルが完璧になるとかなり落ち着くんですが、うまくいったりいかなかったりと、これも最後まで引きずりそうな課題です。
2006年5月8日   
昨日から、ピティナ・ピアノコンペに向けての本格的なレッスンに入りました。
以前から先生にも軽く指摘を受けていた場所なのですが、昨日は「ここがダメ!!」とはっきり言って頂いて逆にほっとしています。
というのも、私もずっと気になっていて「そこはこう出来ないの?」と言い続けてきた場所だったから。私だけだと「そんなん、でけへん!!」で済ませる娘も、先生に強く指摘されると、きちんと修正せざるをえないはず。ふっふっふ・・・

ソナタの方は先生に誉められたとか(上記の場所を除いて)。でもいつも感じる事なのですが、ワルツの方、全体的な音楽が、先生の前だとなぜかとても堅くなってしまうのです。
言い訳みたいになってしまうので、何も言わないでいるのですが、細かいところに気を使いすぎているのかな? だから全体的な音楽として捉えられず、カチコチの音楽になってしまう。

そこで、「先生に『通しで弾いてみて』って言われたら、余計なことを考えないで、曲全体を感じて、感じたままに弾いてみなさい」とアドバイス。

あと一ヶ月ちょっとになって、私も少々厳しい事言い過ぎたかも・・・。(先生に練習成果を聴いて貰おうと、ここはこう、あそこはこうなんて考えすぎるのかな?)

「いったい誰に聴いて貰うつもりでいてるの!! そんな音、3小節弾いただけで落とされるわぁ!!」「なんべん同じ事言わせるん!! あんたの頭はカラッポか!!!」・・・・・・
厳しいですか??
2006年5月5日   
あらら〜〜、一ヶ月近く更新をサボってしまいました。

前回の記録を読み返すと・・・今やっている事と殆ど進歩がありません。こっ、こんなものなのかな? いやいやピアノのレッスンとはこういうものなのですよ!!(と自分を励ます。)
それに、ここ2週間ほど娘の気分も乗っていなくて、何度弾いても曲の乗りも、テンポも表情もダメダメだったのですが、昨日くらいから少しずつではありますが、地道な練習が実を結びつつあるようです。

「左右の指10本を、一本一本思い通りにコントロール出来るようになりなさい」なんてちょっと難しい課題を出して練習させているのですが、とても大切な事なんです。 一本が弱いがゆえに”トーン”と落ちて、いきなり強い音になってしまったり、一番大きく響かせないといけないところがそうならない。

これは、もう鍛えるしかないですよね! 地道な努力が必要です。
2006年4月18日   
取り敢えず、曲の全体像はつかんで、娘なりの”曲”が出来つつあります。今はフレーズ毎に苦手な部分を重点的に練習することと、暗譜をやっていまいます。
”苦手な部分”。
大人の私なら楽にとどくところなのに、娘の指ではギリギリ! 親指で1音押さえたまま、広げた指でトリルを打つのはそう簡単なことではないようです。うまくいったりいかなかったり。力が入れにくくても、正確に打てる力をつけなければなりません。

”グリーグのワルツ”は、譜読み段階。 この曲、中間部のテンポがすごく速くなるので、休符の間に気持ちを入れ替え、一気に弾ききらなければなりません。 まぁー、ここがこの曲の”見せ場”ともなっているので、絶対失敗したくない部分でもあります。

去年は、「うわぁ〜〜、後1ヶ月しかない!!」だの「○日しかない!!!」だのと、慌ててしまいましたが、今年は母娘供にちょっとだけ肝が座ったようで、「やれるところまででいい! 慌てずじっくり」をモットーに、気負い過ぎない程度で、頑張ってます(^^)v
2006年3月30日   
モーツァルトのソナタ。譜読みは落ち着き、部分練習に入ったところです。楽譜を見る限りではそんなに難しく感じないのですが、この曲を”きれいに”弾くには、相当練習をつまなければならないようです。
とにかく左右両方の音階、くるわないようにきちんと合わせる、そういう基本的なことがきちんと出来てはじめて、この曲のスタートラインにつける・・・そんな感じでしょうか。装飾音もテンポが速くなればなるほど入れにくくなってくるし。練習すればするほど、娘の顔は引きつってきて(~~;

先生に教わった「音が滑ったり、抜けたりする部分は、ゆっくりと1音1音つかむような感じで練習する。そうして少しずつテンポを速める」というのを思い出し、娘に指示。
先生が隣だと素直に聞く娘も、相手が私だと「ブスッ」とした顔で面倒くさそうにやる・・・
こちらが「ムッ」とくれば大きな声を上げそうになるので、娘を残し私は別の部屋へ。あははっ、親子というのはお互いに無遠慮な分、他人以上に難しい部分もありますね。

そうそう、今週からロマンスタイルの曲を追加する事になりました。先生に楽譜を3種類渡され「好きなのを選んでください」と言われ、娘と相談の上、”グリーグのワルツ”にしました。曲の感じとしては”スペイン風のワルツ”に似ています。本選用の曲なので、日の目を見る事が出来る曲になるかはわかりませんが、きちんと練習していかなければなりません(~~;
2006年3月21日   
モーツァルトのソナタ。今はとにかく譜面をしっかり読んで、最後まで通して全体を掴む事、そして音階を正確に、つぶの揃った音になるよう練習しています。
先日の萬谷さんのピアノコンサートでもあらためて感じたのですが、音階はやはり美しいです。そういう”音”に一歩でも近づけるよう、日々努力あるのみですね!

ワルツの方は、取り敢えず全体像はちょっと掴みかけています。もちろん荒削りではありますが。この曲は弾き方によってどんな顔にでもなる・・・そういう曲の様に感じます。これから一小節ごとに、丁寧にやっていかなければなりません。

はぁ〜〜。多分今年も親子喧嘩をしながらやっていくのでしょうねぇ〜(~~;
2006年3月15日   
いよいよ夏に向けての練習開始となりました。
今年も懲りる事無く「ピティナ コンペティション」に挑戦です(^^)v

課題曲は、
クラシックスタイルから「W.Aモーツァルト ピアノ・ソナタK.545 第1楽章」
近・現代スタイルから「スペイン風のワルツ」
の2曲を先生に選んでいただきました。

どちらもテンポは速め、ソナタの方は音階のオンパレードで、リズム等にあまり変化は無いのですが、うまく曲想をとらえて変化をつけなければなりません。それとまだまだぎこちないトリルを始めとする装飾音、これを自然にサラッと美しく弾けるようにならなければ・・・。ワルツの方は、まずは、右手の複雑な動きをマスターし、しっとりと歌い上げて欲しいです。

長いようで短い3ヵ月半!! 子供のやる気を持続させるのは大変ですが、今は取り敢えずしっかりと譜読み、そしてテンポはゆっくりでも強弱ぐらいはつけられるように練習していきます。
2006年3月2日   
「空気の精」。取り敢えず1ヶ月での仕上げレベルと言う事で○をいただき、次は18番「つむぎ歌」。音を広く&ダイナミックに弾く練習をしてほしいとの事で、この曲になったそうです。
楽譜を見てみると・・・ほほう、これは右手を十分に練習してから両手にいったほうがよさそうです。
メロディーが流れるように繋がってますから、のべ〜〜と繋がり過ぎないように気をつけなくてはいけませんね。娘はつい次のフレーズに急いで飛び込むくせがあるので、切れ目を大事に練習して欲しいです。どことなく「25の練習曲の清らかな小川」を思わせる曲です。あれをぐぅ〜んとレベルアップさせた曲とでもいいますか。
左手も和音で飛びますから、これも最初はゆっくり丁寧にやらなければ・・・
2006年2月9日   
さてさて、「ブリュグミュラー 18の練習曲」に入って最初のレッスン曲が15番「空気の精」。まだまだ必至に楽譜を追いかけて弾いている段階です。この曲、音符がつながってなくて・・・どう表現すればいいのか、結構飛ぶんですよ。それで指がその位置をなかなか覚えてくれないらしく、ミスも多く「むむむっ!」という顔をしながら頑張っております。
それでも、自分で気に入っているフレーズがあるらしく、そこが自分なりに綺麗に弾けると満足げな顔して・・・(~~;
スラーの終わりのスタッカートを軽やかに、トリルも力まず自然な流れの中でサラッと入れられるように練習してます。
私も気に入っている曲なので、早くちゃんとした演奏が聴きたいな〜と思っています
2006年2月1日   
今週のレッスンで、「ブリュグミュラー 25の練習曲」の最終曲である25番「乗馬」が終わりました。最後の曲にふさわしく、この本で学んだ事がいろいろ盛り込まれた曲で、おもしろくもありました。私がやっていたときは「貴婦人の乗馬」というタイトルだったな〜〜

そして、新しく「ブリュグミュラー 18の練習曲」と、ドビュッシー 小組曲(ピアノ連弾のための)」の楽譜に変わりました。
ブリュグミュラーの方は、いきなり15番「空気の精」!!
この曲、複合三部形式になっていて、アドバイス覧には「16分音符による3連符と8分音符の組み合わせを軽快に」とか「左右ともスラーの切れ目に注意」「左手低音のメロディーにも注意して」などなど、先週までの練習からすると、いきなりランクUPした曲になっています。確かに弾きこなせばステキな曲になりそうです。

ドビュッシーの方は「バレエ」です。これもじっくり時間をかけて弾いていって、今の自分の力で弾けるとこまで仕上てほしいと思ってます。

「次はソナチネかな?」と思っていたのですが、先生は「いろんな曲に挑戦していきましょう」とおっしゃっているので、多分、時々古典の方もまじえながらレッスンになるのかな?と思っています。
2006年1月14日   
ブリュグミュラーの23番「再開」、24番「つばめ」を練習中。
最初の「再開」は、両手における和音連打の練習とリスト・スタッカートの奏法を身に付けるための曲。これも和音の中で、最上音のひびきがつながってメローディーを作っているので、これを意識することと、スタッカートの連打なので、全ての和音がきちんと揃うように弾く事をしっかりと練習していかなければなりません。
休み明けのレッスンでは、練習不足の為いい加減に聴こえる弾き方に、先生から「先生の耳はごまかされないよ!」と一言!!  あははっ、当然ですよね!!

「つばめ」は両手の交差の練習曲。それと、アイ・ハンド・スパン(指が実際に音を出している瞬間、目は既に次の小節やキーポジションをみていなければならないので、その差が大きいほど有利な演奏になる。その差をアイ・ハンド・スパンという)を大きくする練習も含まれています。これからとても大事になってくる練習です。
左手が右手を飛び越える曲は初めてなので、左手はわりと単純な動きになっています。ただ、右手が一定のリズムを保つのが結構難しいようです。まぁ〜これも練習不足の一言につきるのですが・・・(~~;

全てが次に繋がる練習です。しっかりと練習し、身に付けていかなければならないっ!!のですけどねぇ〜〜(~~;
2006年1月6日   
いよいよ2006年のスタートです。
今年の練習始めは4日から。
去年の夏以降、あの子としては結構ハードな練習をしてきましたし、お正月休みということでピアノから離れてました。
ははは・・・っ。やっぱり体は正直で、4日間触らないでいると、指の動きもちぐはぐで、どうにもこうにもうまくいきません。
9日がレッスン開始の日なので、それまでにはちゃんとしておかないと・・・
気合を入れなおして、今年も頑張ろう!!