-----・・・・怒りよるかな・・・?------

自室の扉を開け、仁の元へ向かう。
「おとん・・・。」
おそるおそる仁のいる部屋の襖を開けた。
其処には、仁、そして高島や千石といった幹部が揃っていた。龍司の身を案じてだろうか・・・・?
「気がついたんか?」
よほど心配していたのか、龍司の顔を見たとたん仁の顔が緩む。
しかし、それもつかの間。
無事を確認すると、仁は龍司を怒鳴りつけた。
「子供には危ないから、あれだけ触るなと言ったやろうが!!!!
言う事聞かんから、こんな目にあうんや!!!
分ってんのか!!!???」
仁の怒声が室内に響きわたる。
正座をさせられ、長々と仁のお小言を聞くはめになった。
しかられている龍司本人は、全く上の空だが・・・。

------オッサンの話は長いなぁ・・・。足痛いわ。------

長い話に我慢がきかないのか、龍司は口を開いた。
「おとん・・・。」
「なんや?」
仁は文句でもあるのかと、龍司を睨みつける。
「ボク・・・。」
「どないした。」
仁はまだ、怒りが収まらない。龍司を心配しての事ではあるが。
「ボク、もっぺん、あの刀見たいわぁ・・・」
何事もなかったかの用に、龍司は仁に話しかけた。
満面の笑顔で。
一瞬にして静まり返る一室。
仁の怒りが頂点に達したのは言うまでもない。

「阿呆かっっっ!!!!」

気が狂いそうなほど、怒りを押さえきれない仁の傍らで千石が「ごつい、お子やのぅ」とガハガハと大笑いをし扇子を仰ぐ。

----何を考えとんのや。この子は・・。----

と、仁は大きなため息をついた。