>氷帝学園体育祭


「こんにちわ、あれ?」

放課後、鳳が部室に現れた。

「なんだ?」

「珍しいですね、先輩達が全員そろってるなんて」

「俺等かてたまにはこういうコトもあるんやて」

「こんなのは偶然だぜ?」

「そういうことだ」

さっきまで全員同じ会議室にいたのだから偶然も何もない。

が、そんなことはあえて誰も口にしない。

三年は変なところで結束感があったらしい。

「はぁ。そういえば今日体育祭の種目決めましたよ」

なんだか鳳は釈然とするようなしないような。

言い切られると納得するしかないので、鳳は今日のHRの事を話し出す。

「何に決まったんだ言ってみそ」

「200mと400mとラストのスウェーデンリレーです」

堅実に運動部であることを強調する種目といえる。

「鳳は何組やっけ?」

「E組ですけど、何か?」

「じゃあ、岳人と同じチームってことやな」

チームは縦割りとなり1年から3年までのA組はまとめてAチームとなる。

向日と鳳は同じ組なので同じチームとなるのだ。

「お前がリレーの選手かー、頑張れよ!」

向日はそれなりに戦力になる鳳に期待をかける。

「は、はい。あの先輩達は何に出るんですか?」

「借り物競走と、二人三脚やで」

「俺、障害物競走と100m」

「なんか…やる気なさそうな種目のような。」

「なんでやねん。女の子と公然と遊べるおいしいときやん」

この言い切り方は、本当にやる気はないらしい。

いや、ある意味やる気はあるらしい。

「お前は、最低だな…」

わざとらしくため息をついて嘲る跡部。

「そういう跡部は何に出るんだよ」

「敵チームにもったいなくて教えられるか。

まあ俺様の種目を教えたところで優勝するのはうちだがな」

「跡部…そんなに勝ちたいのか」

「当たり前だろう?体育祭なんて勝ってこそじゃねーか」

跡部は勝負事が好きだった。

というより、試合は勝たなければ意味がないという思考の持ち主である。

だからこそ、どんな勝負事にも勝つ気満々だった。

「あ、あの宍戸さんは?」

「200mハードルと100mと200mだ」

「俺、その時はちゃんと一番前で応援しますね」

「…はぁ」

「溜め息つかなくても良いじゃないですか」

鳳が張り切って応援することに脱力を覚えてため息をついたのもある。

が、むしろ余計なことを言わないと断言したものの

うっかり言いそうな自分がいたために良かったという意味のため息だった。

「自分仮に二人三脚で宍戸出ることになってたらどうする気やったん?」

忍足は、軽いのりで鳳に宍戸が鳳以外と組むことになる二人三脚について聞いてみた。

「そんなの参加させませんよ」

「ば、ばかか!なんでそんなので参加できねーんだよ」

「何言ってるんですか。宍戸さんに触って良いのは俺だけですよ。

知らない人とそんなことされるなら参加させませんよ」

「……はぁ」

忍足達がさっき言っていた言葉の意味がようやく宍戸にも理解が出来た。

女子とくっつくだけでこの騒ぎなら、

女子に良いようにされて女装させられることになったら

宍戸は鳳には言わないでおこうと決めたのは言うまでもない。



鳳くん黒いです。ええ、裏と連動してるから☆
むしろ、明後日ジロちゃんの誕生日何も準備してない私(滝汗)
…できるといいな……無理でも遅れて一人で祝うよ_| ̄|○
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