| >氷帝学園体育祭 |
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| くじ引きに行けと言われた教室はすでにみんな集まっていた。 宍戸と忍足が会議室にはいると見慣れた向日と跡部がいた。 「侑士、おせーよ」 「あーん?どうせ、宍戸がごねてたんだろ」 「アタリやで、跡部。」 跡部はさも見てきたかのような口振りだ。 忍足は素晴らしいといわんばかりに笑ってる。 「どうせ、朝まで頑張りすぎて寝てたんだろ?」 「違うって、宍戸の奴な昼休みまで励んでたんやて。」 「バカなこと言うなよ!なわけねーだろ!」 宍戸は完全に二人のおもちゃだった。 しかも、悲しいかな当たらずしも遠からず。 半分は事実なだけに宍戸は叫んで否定するしかなかった。 「…お前犬のしつけくらいしっかりしろよ。 いいようにされやがって、ホントにばかだな。」 なおも言いつつける跡部。 「人の話を聞け!…あれ?跡部も選ばれたのか?」 あまりに周りが見えていなかった宍戸だが跡部達にからかわれて我に戻った。 見慣れた顔がばかりだったので部室にいる感覚でいたのだ。 「俺様が選ばれないわけはないだろう」 「はい、そうですか」 他に言葉は浮かばない。 相変わらず自信に満ちた跡部の姿に、なぜ女装にはりきれるのか。 疑問と呆れとが宍戸の心中を複雑にさせた。 「男子テニス部三年、正レギュラーは全員いるぜ」 「あ、ジロー…」 ジローはいないなと思っていたが、 跡部に言われて見てみるとジローは椅子に座って寝ていた。 宍戸、忍足、向日、跡部、ジローと確かに三年正レギュラーは全員揃っている。 「まあ、俺様が負けるわけはないからな。誰が来てもかまわないがな。」 「何をー!!」 「せやで、なめたらあかんで」 「はっ、愚民ども。勝つのは俺だ。」 だからなんでお前等女装させられるのにそんな対抗意識が燃やせるのか? がくんと膝をついてうなだれたい気持ちにさせる。 宍戸にはこういう勝負は興味がないので言い争ってる姿は異次元だった。 「あ、あのー。そろそろくじ引きはじめて良いかいー?」 呆然とその空間を見ていると、おそるおそる実行委員会の 委員長らしき人物が声をかけてきた。 くじ引きはじゃんけんで順番を決めてからあみだくじの場所を選ぶことになっていた。 決定事項を実行委員長が読み上げていく。 「じゃあ、A組はお姫様。B組はチャイナドレスで、C組は中等部女子の制服。 D組は看護婦、E組はモー○ング娘。で決定と言うことになりました。 では、お疲れさまでした。」 「うわ、跡部…すげーはまり役じゃん」 「当然だろう。」 「ジローもお姫様するのか…?」 「ええやん、かわいいやん。」 よだれ流して机で寝てるジローをそういいきる忍足を見て 宍戸は恋は盲目という言葉を思い出していた。 「忍足、お持ち帰りは禁止だぞ」 「鳳ちゃうねんからするかい!」 そう注意されてる時点でレベルは変わらないと思う と忍足以外は心の中でつっこんでいた。 「あー…宍戸さ、当日まで鳳に秘密にしないとやばいよな」 向日は「お持ち帰り」と言う言葉から、宍戸に忠告する。 「なんでだよ?長太郎にバレてなにがやばいんだ?」 が、宍戸には言葉の真意は伝わらなかった。 「お前はバカか?」 「ほんまに…」 「まて、それで何でバカ扱いなんだよ?」 この宍戸の鈍さにあきれかえり空気が固まった。 これには、流石に普段は関わろうとしない向日にまで心配される。 「お前、運動会当日まで拉致監禁されるぜ」 「…そこまでするかよ」 「やっぱりバカだな」 わざとらしくため息をつく跡部。 宍戸はいくら鳳が宍戸を好きでも女装なんてものに興味はないと思っていた。 この辺が宍戸の甘さでもある。 「なにいうてんねん、お前が拉致られんのはええけど うちのクラスが負けるのは困るからな。黙っときや」 「なんで、拉致が決定なんだよ!?だいたい、女装するなんて恥ずかしくて言うかよ!!」 「そうしてくれ…当日に選手がいないとなると 目玉の種目のために頑張ってる実行委員会も哀れだしな」 跡部自身は宍戸が拉致されようが気にしてないが、 運営する厳しさはわかっているのでそういうことに関しては 彼なりに気を使ってるらしい。 元々意外性を重視する種目なので名前は伏せられることになっていた。 今年はさらに箝口令が引かれ三年の各クラスごとしか情報を知らない状況となった。 | |
一応クラスわけは Aが跡部&ジローでCは宍戸&忍足Eは向日となってます。 あと、時期は聞かないでください。 宍戸さんが正レギュラーで滝は正レギュラーじゃない設定でお願いします。 |
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