| >氷帝学園体育祭 |
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| 宍戸がHRの時間気持ちよく熟睡していたら いつの間にか黒板には、一番出たくない種目に自分の名前があった。 「ちょっと待て!俺は知らないぞ、そんなこと!!」 「何言ってるのよ、宍戸君。もう決まっちゃったんだからね。」 「男がそんなこと出来るか!!」 種目の名前は「着せ替え」。氷帝学園中等部体育祭の目玉種目で 三年生だけがすることになっていた。 毎年三年女子による投票で、やって欲しい着せ替え衣装を決め、 それをクラス代表がくじ引きして決定する。 そして、選手に選ばれたクラス代表の男子は、女子に良いように着せ替えさせられる。 そんな恥ずかしいことを率先してやりたがる男子はそうそういない。 しかし、悲しいことに見た目の良い男子や女装が似合いそうな男子が この種目に参加することはすでに暗黙の了解だった。 やはり見た目の良い男子を良いように遊べるというのは楽しいらしい。 だからこそ、決めた男子がごねても女子は団結力を持って首を縦に振らせる。 この女子の力に適う男子は早々いないわけで、宍戸もだんだん脱力を覚えて諦めていた。 「宍戸君と同じテニス部の忍足君はやる気満々よ?」 宍戸は女子に言われて忍足の方を見たら、 忍足は女子に囲まれて楽しくリボンとか括られてすっかりのりのりだった。 「あんな奴と一緒にするんじゃねー。」 「体育祭の出場種目決めるHR中に寝てた宍戸君にそんなこと言う権利はないわよ」 「…くっ」 いくら眠たくても寝る時間を誤ったことを こんなに後悔するとは思ってもみない宍戸だった。 「なんや、宍戸。ええやん。女装くらい、お祭り騒ぎに便乗しようや」 「スカートなんかはけるかよ」 「女の子に着せてもらって役得やんv」 「お前と一緒にするなよ。」 「何いうてんねん。そのままごねたら女子全員に囲まれて私刑されんで?」 「……う゛」 女子の集団の力は恐ろしいといくら女子と会話がない宍戸でもわかっていた。 「何こそこそ話してるのよ」 「なんでもないで?」 忍足はわざとらしく愛想笑いを浮かべて宍戸に同意を求めた。 クラス委員に当たる女子はあまり気にせず、 「とにかく、クラスで決まったことなんだからね!会議室に行ってくじ引き引いてきてね。」 宍戸の首を縦に振らせて「着せ替え」の種目に関するプリントを宍戸の手に渡した。 「ほな諦めて行こうか、宍戸。」 「…はぁ、こんなの部の奴らに知られたら……」 後で部活で跡部や向日にからかわれることになるのが嫌で仕方がなかった。 「ええやん、どうせみんなおるって」 「…?」 あまりに周りの勢いにすっかり脱力していた宍戸には、 忍足の意味が伝わっていなかった。 宍戸は重い足取りで会議室に向かった。 | |
| 三人称なんで言葉が単調で面白くないね… 自分の技量不足を棚上げしてます…_| ̄|○ 「着せ替え」って競技はいい方は忘れて適当に付けたのですが、 うちの中学校で実際にありました。 化粧してカツラ被って…って嘘みたいだけどホントにあったんだよ 中学に入った年にあったのに、私が三年生の時にはなくなっていましたが… やはり教育上問題があったのか、PTAからクレームがあったのか、真相は謎ですけどね。 |
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