失踪

新人戦も終わり、生徒は着替えてたり、

後かたづけをしている。

「おいお前等、準備が終わったらさっさと帰るぞ。」


「そんなに、せかさんでもええやん」

忍足は、軽口を叩いて自分のペースを崩そうとしなかった。

跡部が切れそうになる寸前、

宍戸が慌てて更衣室に戻ってきた。

「…跡部、ジローが見あたらねー」

「は?」
跡部も忍足も両方聞き返した。

「ジローならその辺の芝生におるんちゃうん?

試合に勝っても負けても同じ所ら辺で寝てるやん」

ジローは大抵芝生のある木陰で寝ているので

探すのに苦労したことは今までなかった。

「いや、寝てそうな所探したけど見あたらないんだよ」

宍戸がジローがいないことを必死に主張しはじめた。

跡部はそんな宍戸を横目に胸ポケットにメモがあるのに気がついた。

「……ジローのヤツ、面倒かけさせんじゃねぞ、まったく」

跡部は手にしたメモを握りつぶした

「おら、行くぞ。」

「…跡部、そんな唐突に言われてもわかんねーって」

宍戸の言うことも至極もっともなので

跡部は握りつぶしたメモを二人に見せた。




あとべへ


おれはきょうから立海の部員になります。

たろーちゃんによろしく言っておいてね

じろー




読み終わった瞬間、

宍戸は頭が痛いといわんばかりに苦い顔をし、

忍足はお腹を抱えて笑っていた。

2へいく?



一応続きます。氷帝を立海は着替える場所が違うんです。
着替えるところが違うのはお金なのか
プライドのはりあいかは謎ですが…(笑)