はつもうで

「全国大会祈願のために初詣に来たが、目的を忘れて羽目を外さないように」

「はーい」

真田副部長の話を聞いてますと言う表情で返事だけは良い赤也。

本当に注意している内容を理解しているのか

疑問を抱く人間はこの場にいないが

信用していない人間がほとんどだった。

「返事はいいが、赤也が今から迷惑をかけんわけないけん」

「だな♪オレもリンゴアメをかけるぜ。支払いはジャッカルで」

「おい、オレかよ…!?」

「最後はみんな散り散りになっている確率は99%って所だろうか」

「そうですね、切原君に限った話ではありませんね」

さらに追い打ちを掛けるようにさらりと追加注文のノリで

不安材料をあげる柳と納得して頷く柳生。

「僕はあまり走って注意できないからね。すまない、真田。迷惑をかける」

「気にするな、幸村」

「そういうことでジャッカルと柳生は大変だと思うけど……」

けほけほと咳をしつつ幸村はジャッカルと柳生の顔を見た。

ジャッカルは目があった瞬間、少し驚愕しつつも今日の指令を理解し

軽くため息をついた。

柳生は笑顔で任せてくださいと快諾した。

「ちょっと待て!柳生!そこは頷く所じゃないじゃろ。否定せえよ」

「そうですか?幸村君の言いたいことはもっともだと思いますが」

仁王の主張は軽く柳生に受け流されてしまった。

あまりに自信満々に言い切られ、仁王は少々あっけにとられた

「ジャッカルも!オレは赤也みたいに迷惑かけねーよ」

「反論よりそういう態度を見せてくれよ…」

「何言ってるんだ!いつもオレは迷惑かけてねーよ」

どの口が言うんだと言いたかったが、

騒ぐ丸井をなだめる方が楽と判断したジャッカルは

軽いため息を再びついて丸井をなだめた。

なだめすかしたのもずいぶんと経たないうちに

屋台が見えてきた。


「丸井先輩!あそこにリンゴアメが売ってますよ」

「あ、苺アメもあるじゃん!買いだな」

赤也はすかさず丸井好みの店を発見し

二人はさっさと目的の店へ走っていった

さっきの言葉は何だったのかと突っ込む前に消えそうな二人を

ジャッカルは急いで追って行く


>2へいく?


少し続きます