ビー玉

「「私とテニスどっちが大事なの?」」

「あーん?んなの決まってるだろう」

跡部のエスコートとは完璧だってもっぱらの評判

あくまで跡部との距離を守ったらという条件付きだ。

それは簡単に見えて難しい条件

“跡部の邪魔をしない”

勝負事の大好きな跡部がテニス部エースとしてテニス部に所属する以上

跡部の生活はテニス中心になる

それでも、登下校は一緒、お昼も跡部にテニス以外にも委員会にも所属しているため

そういう用事などがなければ一緒だから

問題はないように思える条件。

跡部と付き合う女の子は後をたたないが、それでも誰も長くは続かない

必ず跡部に言う台詞

「私とテニスどっちがだいじなの?」

跡部に絶対に言ってはいけない言葉

この言葉は二人の終わりを告げる

わかっていても、言わずにはいられない

それくらい自分は愛されていると思わせる跡部のエスコートは完璧だっていうこと

でも、実際には終わりを告げる

儚い夢のようなひと時が終わる

それでも、跡部と一緒にいたい女の子は後を絶たない

どうせすぐに終わるのに

一度は夢を見たい、それほどの魅力がある

そんな跡部をいつも睨んでるのが、同じくテニス部に所属する宍戸だった。

初等部のときは仲がよかったのに中等部になってよそよそしくなったらしい

らしいっていうのは、二人の幼馴染のジローがそういってるから。

でも、誰もそのことにはふれようとしない

何かあるんだろうけど、言えない空気

岳人は一度冗談で言ったら、二人から黙殺されてしまった










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