「パソコンで楽しく保健室経営D」      
この連載も最終回になりました。今回は、保健室を出て、もっと広いところに目を向けてみたいと思います。
1、デジカメとスキャナーは使わなくっちゃ。
 シャッターを押すと、すぐに再生できるデジカメ。お気に入りの画像を手に入れたら、パソコンに取り込んで、文字を入れて出来上がり。委員会児童の紹介も顔写真入りで、すぐ完成します。 スキャナーもいろいろなことができます。写真や挿し絵をパソコンに取り込み、吹き出しをマウスで描き込んで作業プリントを作る、等々。用途は限りなくあります。
3、インターネットは楽しいよ。
 パソコンと言えば、インターネット。私自身、あんまり勉強をしていないので、えらそうなことは言えません。自分のパソコンに接続するのに、少々手間取りました。もし、自信のない方、身近に相談に乗ってくれる人のない方は、サポート体制のしっかりしたプロバイダーを選んだ方がよいかも知れません。
私は、わからないことがあると、すぐにプロバイダーのフリーダイアルに電話することにしています。
 最近、ホームページも随分内容が充実してきたように思います。関心のある所を検索してみてください。きっと掘り出し物がみつかると思います。
4、ホームページを作っちゃえ。
 ホームページを見ているうちに、自分のホームページが欲しくなりました。そこで、てっとり早く「ホームページビルダー:IBM」で作成することにしました。ホームページ作成の達人(他校の先生です)を訪ね、継続的に指導していただく機会を持てたのは本当にラッキーでした。お暇な折りには、一度アクセスしてみて下さい。なかなか更新できませんが、E-mailでご意見を聞かせていただければ嬉しいです。 これを機会に他府県の先生方と交流できたらいいなあと思っています。
5、コンピュータ室とのかかわり
コンピュータ室をいつも使える状態にしておくことは、予想外に骨の折れることです。まさに、縁の下の力持ちで、どこの学校でも悩みの種のようです。私は校務分掌ではメディア副主任です。メディア主任をサポートして、コンピュータ室の管理や教員からの質問に随時応えています。養護教諭の仕事ではないかも知れませんが、職場にパソコンを使う仲間が多くなるのは楽しいものです。学級担任に比べて時間に拘束されることが少ない養護教諭がメンテナンスの窓口になることは、案外適役かも知れないと最近になって思うようになりました。
6、おわりに
 この連載を読まれて、順風満帆にパソコンを使いこなしてきたように思われるかも知れません。しかし、実際は苦い経験の繰り返しでした。「パソコンを購入した以上は、埃をかぶらせておくわけにはいかない。」という一心で、ひたむきに研修に励んだように思います。余談になりますが、データの入力中に電源が切れて目が点になったことが何度かありました。それで、コンセントをテープで貼り付けたり、内臓バッテリーを取り付けたりとさまざまな工夫をするようになりました。失敗の積み重ねが、自分自身の肥やしになっているのだと感じます。
 パソコンを使いこなす近道は、とにかく一つのソフトを自由自在に使えるようになることです。Windows 95になってからは、特にそう思います。どのソフトも、アイコンの使い方がほぼ同じなので驚いたものです。
 私のモットーは、「(パソコンを使う以上は)時間と手間をかけず、見栄え良く」です。そして、「こんなことができないかという素朴な疑問を常に持つこと」です。その素朴な疑問にパソコンで応えようとし続けた結果、今まで紹介したようなささやかな足跡を残すことができたような気がします。 パソコンはとても便利な道具です。計算する時、暗算より算盤、それよりも電卓を使った方が正確で早いでしょう。そんな気楽さでパソコンとつき合いたいものですね。
 さて、パソコンでどんなユニークなことができるでしょうか。こんなことにも使えるよ、という実践例があれば教えていただければ幸いです。 パソコンの進歩によって、日々研修の毎日です。今後も楽しみながらパソコンとつき合っていきたいものです。
 最後に、パソコンを通じて知り合った多くの先生方と楽しい世界を広げてくれた仲間達に、この場を借りてお礼申し上げます。

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