リアのストロークアップを施す
最終仕様完成まじか

このページは上から下にかけて、一年以上の実験経過を載せております。
最新情報は一番下になります。
2002/初夏〜2003/秋

いつもお世話になってる”こはら”さんの自宅で私のウィ君をチョイいじり。
まずは、右のコイルはウイザード純正。左のコイルはこはらさんのUBSロータス純正。
純正のコイルの自由長は約380mm。
ロータスの自由長は??大体430mm〜440mmくらいかな?
それに2インチソーサ。
自由長のノーマル比はかる〜く10cmは違いますね。
今回のメニューはこのUBS純正コイル+2インチソーサを、私のウイザード君に組み上げます。

まずは綺麗さっぱりコイルを抜いちゃって...。

で、今回のブツ、を装着。
これがアッパーアーム延長ブラケットってやつです。
UESはこれがなきゃリフトアップできません。
アッパーアームの支点を100mm上昇させます。
これにより、アッパーアームと燃料タンクとの接触を防ぎます。

ここで裏話。
本来はこのブラケットを装着するためにこはらさんちにおじゃましたのに、こはらさんの悪魔の囁き
こ「UBS純正コイルいっときまひょか〜」。
な「え?まじで??怪しげなメールの答えはこれ??過激にシャコだかになるのでは??」。
こ「いけるいける!!」

ってことで、突然私の頭の中の設計を変更し、
「UES ハンドリングbyロータス(リアのみ)」を実行することになりました。
じゃじゃ〜ん!!
コイルについてる銀色の棒をよ〜く見てください。
こはらさんの「自作スプリングコンプレッサー!!」
いつもいつもなにかと自作道具が出てきます。

はい、装着終了!
ショックの長さを見てください。
車を完璧に下ろした状態で、純正ショックはのびのび状態です。


ちなみにフロントの角度はこんな感じです。
ブーツ切れ対策を意識していますが、当分はいけるでしょう。
今回チョイスしたショックは私の好きなプロコンプです。
種類は”ES3000”です。今回初めてなので、ちょっとワクワク。
リアにES9000はきついっすよ、きっと。ウイザードは軽いもん。

大体計算上では580〜590mm程度となってましたので、
コイルのねじれによるコイル脱落を意識して、560mm前後を探しました。
私の選んだ型式は”32251”
最大長:566mm(ちなみにノーマルショックの実測は495mm)
最小長:347mm
ストローク:219mm

これでかなりストロークUPが期待できます。
装着して、車体は下ろした状態です。
ショックにジャバラは付けていません。
縮みテスト終了したらつける予定です。
今回の色は濃い青色でした。


プロコンプES3000のフィーリング。
一昔ES9000を装着してましたが、断然ES3000のほうがしっくり良い感じ!
UESには過激にオーバースペックのUBSコイルが入ってますが、ばっちり吸収してくれてます。

UBSロータスコイルのフィーリング:
UES純正コイルと比べたら正直固い。UES軽すぎ!!
でも、そのおかげでブレーキング時のノーズダイブが無くなりました。
これは非常に運転しやすいですね。また、細かなギャップはUBSコイルの方が乗り心地いいです。
エーモンのステンレスステーで上方向に延長。
穴が若干小さかったので、リマーで広げました。

その他、サイドブレーキも一箇所フリーにいたしました。

リアスタビも外しました。スタビが付いてると足が伸びきる手前で、スタビとデフ球が干渉します。

リアは約5インチアップ仕様に!
外観はいやみ無くいい感じで仕上がりました。
ルーフラック後方部でぴったり高さ2m!
ジャスコの立体もOK!
ただ、子供の乗り降りが大変な状態です。
嫁さんも足を広げなきゃ乗れない!!ってかなりクレーム状態。
でもお父さんの趣味のために「みんな、我慢してくれ〜」

スペック(フェンダーまでの実測値):
フロント 880mm
リア 940mm

ノーマル車高実測値(よぅさんからの数値提供)
フロント810mm
リア 817mm

タイヤの径サイズは、私もよぅさんもほぼ一緒なので、変化量が大体わかります。

嫁さんに何も考えずにフリー走行してもらいました。
まずは多少リフトアップされたことで、地面とのクリアランスが確保され、運転が楽になったようです。
UBSサス+ソーサの威力ですね。
と、私は見てるだけで自己満足状態。
この写真の場所は、以前の仕様であればきついと思うのですが、
嫁さんはスイスイいっちゃいました。

こちらの画像は縮みチェックです。
UBSロータスコイルをクチャらすまでの重量がありません。
どんなにがんばってもここが限界!
ショックもあと数十ミリ余裕があります。
問題の燃料ホースの問題ですが、写真の白いアッパーブラケットの右上に黒い物体が見えていますが、あれは燃料ホースにラバーをぐるぐる巻きにカバーしている状態です。このまま縮まれば確実に干渉するのですが、コイルとの相性上、たまたまセーフのようです。バンプは以前からカットした状態で、まったく到達する雰囲気もありません。

ただし、ちょっとした発見があります。
左側だけに言えることですが、いままでコイルをクチャらせた状態の時は、ほとんどのケースでタンク・リアバンパと地面との干渉が発生していました。たまたまですが、従来と同様のコースでの実験走行ではこの縮みすぎないためのクリアランスの成果が出ているようです。これはUESユーザーにとっては良いお話かもしれません。
ストローク量については、ノーマルよりか少しだけ増えただけと思います。

以上の結果から、次なる手を..

ショック延長ブラケットの装着を試みました。
これで、ショックをフルストローク有効活用できるはずです。
ただし、これによるリスクは、
1.コイルが浮くかも
2.ショックをフルボトムさせちゃうかも...
値段が安いので、即実効に移しました。

(画像提供;たつはらさん)
40mmのショック延長ブラケットの装着です。
早速伸び側のコイル脱落チェックをいたしました。
結果は上々!!
コイルの脱落とまではいきませんが、多少は手の力でカタカタ動く程度。
ただし、この状態では全くコイルのトラクションはかかっていないと思います。
でも、めっちゃ伸びたので本人は十分に満足してます。



縮みについては、完璧にショックを縮めていました。
よって、バンプ早期装着は必須作業です。
まぁ、ショックをフルボトムさせてしまいましたが、モーグル程度の動きでは問題無いと勝手に判断。また、通常走行では、まずフルボトムさせることは無いので、"いけるやろ〜"とこれまた勝手に判断。

(画像提供:くろさん)
テスト風景です。
犬ション台があれば苦労しませんが..。

ショックの有効ストローク長をフルに使えているのは、走行にも良い意味の影響がでていると思います。

現状のショック長のスペック
最大長:606mm(566mm+40mm)
最小長:387mm(347mm+40mm)
ストローク:219mm

懸念事項である縮み側を早速改善いたしました。

バンプ装着の前に、またまたショックの入れ替えです。
以前のショックは購入して間もないのですが、譲り手が見つかりましたので、
早速次の段階に入った次第であります。
延長ブラケットを外せるので、フルボトムさせることなく、更なるストロークをUPをさせることができるはずです。

これで最終仕様となるはずです。

通常状態です。

あれ?ショックが逆さ??
プロコンプ32452をチョイスしました。
ステムとループが上下逆のタイプですが、伸び側サイズを以前の606mm付近にしたかったので選択いたしました。

前回の延長ブラケット付き、ショック長のスペック
最大長:606mm(566mm+40mm)
最小長:387mm(347mm+40mm)
ストローク:219mm

最終仕様となるはずのショック長のスペック
最大長:605mm
最小長:365mm
ストローク:240mm

縮み側が更に21mm縮む計算になるので、UESに装着されたUBSロータスコイルをきっちり動かすことができるはず。

実験結果はご覧のとおり。
伸び側については前回のショック延長ブラケット装着時と同じく、コイル長ぎりぎり路線を狙うことができました。
縮み側については、これまた予想通り、静止時に少しの余裕を持った状態で、うまく収めることができました。(バウンド時にフルに行っちゃってるので、バンプの装着は必須です。)

ということで、こはらさんからもらったUBSロータスコイルをやっとのことで生かすことができました。

しかし、この複筒式を逆付けしたことで、走行に支障がでました。
ショックが数センチ全く効かない状態になるんです。
よって、このショックとは数か月でお別れとなりました。
思わぬトラブルから、更にショックを探す日々を過ごしました。
今度は少し短めのショックにすること。
理由は605mmはフルに伸びるとコイルががたつくからです。
あれはどう考えてもトラクションを失っている状態なので、走行には良くないでしょう。
595mm付近探す旅がはじまりました。
Rancho RS9000X  RS99221
最大長591mm
最小値381mm

実際には、大き目のブッシュと、ステムに10mmほどのナットが存在
しているので、最大長はメーカー値より長いです。
大体600mm弱くらいかな?

今までと比べてストローク量が減りましたが、今までの実験結果より、
大体この付近が一番おいしく働いてくれるみたいです。
この最大長であれば、コイルががたつくこともなく、タイヤが浮き気味
の時の蹴り方がしっかりしています。

もし、バネがもう少しやわらかめであれば、燃料ホースの移動と、
ショックの最小長をもう少し短めにして、縮み量を増やしてあげる
方法もありと思っています。
縮んだときです。
もっと加重をかけたら、クチャッといきそうなので、早くバンプストッパーを
装着してあげなくては!!

Ranchoのインプレですが、プロコンプES3000と比べて乗り心地抜群!
しっくりといい感じです。
ちなみにダイヤルは9段階中5番です。
リアにはRanchoがいいですね。
UBSロータスコイルとも相性抜群です。
ただし、調整式なので、プロコンプと比べて30mmはストロークが短い!


純正バンプストッパーの購入。
前回までは、ぶった切ってしまったバンプだったため、
ショックが縮んでも、バンプまで到達しませんでした。
純正バンプ+40mm延長ゴム板&ロングボルトで完璧のはず。

これで、ガンガンはしれるぞ〜!!

インプレは次回報告しま〜す。
で、ぐちゃっとやってみました。

ショックはピッタリ底付き状態。
問題のバンプはもうチョイ余裕が。。。

次は、後20mmバンプを延長してみます。
まだまだ実験が続きそうです。

この画像で気づいたのですが、これ以上伸び側を
伸ばしたと仮定すると、角度が付いて、縮み側の
タイヤとインナーが接触。
また、これ以上縮んだと仮定すると、白色の
アッパーアーム延長ブラケットの真上に存在する
燃料ホースと接触。

なんやかんやで、やっぱりこのショックのサイズが
一番いいみたいです。


ロングボルト&ゴム 20mm*3段

nelsonさん、ありがとうございました。

現在のまとめ
ベストサイズのショックを装着。
伸びも縮みもベストの状態にできました。

また、懸念事項であった燃料タンクも無事移動成功!
タンクとの干渉は全く無くなり、オフ走行復活です!

バンプは更に20mm延長し、計60mmに。
実験結果は完璧な仕上がりでした。
これで足いじりは最終回。

現在の状態での感想
足の動きとしては全く問題なし

画像提供:くろさん


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