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サミい教授の講義・2(サミいさんの回答より)

AppleTalkについて

さて、またまた問題が生じているみたいですね。一人で使っている場合、AppleTalkを意識することは殆どありませんから当然かも知れませんね。

 

セレクタの画面(この図を参照)について
セレクタを選ぶとたくさんプリンターのアイコンが出ていますね?これはプリンタードライバーといって、プリンターを動かすソフトです。システムをインストールしただけの段階で画面に出ているものはApple純正のプリンターに対応するドライバー群です。
 
Apple製でないプリンターを使うときはプリンタードライバーのインストールを行いますが、そのドライバーもこの同じ画面に出てきます。で、このドライバー群は使わないものはごみ箱に捨ててしまうことをお勧めします。実際のファイルはシステムフォルダの機能拡張フォルダに入っています。ファイル名はセレクタに表示されるものと同じです(例:Color SW 1500)。
 
ただし!AppleShareは捨てないで下さい。理由は後で説明いたします。
 
 
で、AppleTalkとは何か
Macintoshがdでデータをやり取りするときのプロトコルです。それだと分かりませんから、もっと簡単に言うとMacintoshが話すMac語のことです。Mac同士を接続してつなぎ、お互いにファイルのやりとりをしたり、MacとAppleTalkを使って情報をやりとり出来るプリンターとを接続してプリントをする場合、お互いに理解できる言語で話が出来る必要があります。それがAppleTalkです
 

AppleTalkがどう関係してくるか

PowerBookにはシリアルポートが一つしかありませんが、デスクトップマシン(PM4400等)にはシリアルポートが二つ付いています(プリンターポートとモデムポート)。この時、モデムポートにはモデムを接続しているはずです。AppleTalkはプリンターポートにケーブルを繋いで使います。AppleTalkはプリンターポートしか使えません。
 
Netscapeはもちろんモデムを使いますのでモデムポートにつないでいるはずですが、実はプリンターポートを使うことも出来るのです。ところがここで問題になるのがAppleTalkです。先ほど申し上げましたようにAppleTalkはプリンターポートからしか使えません。で、モデムは二つあるシリアルポートのどっちにでも接続できるのですが、お馬鹿さんなのは自分がそのどっちに接続しているかを自分では分からないので、こちらから指定して上げなければいけません。
 

AppleTalkが「入」になっていた場合

でも、もしAppleTalkが「入」になっていたらどうでしょうか(くどいようですがAppleTalkはプリンターポートしか使えません)?。AppleTalk「入」だとプリンターポートはAppleTalkが使っているので、モデムは自分がモデムポートに繋がっていると自動的に理解できるのです。AppleTalkを「入」にすることを「プリンターポートを塞ぐ」とも言います。
 
 

で、デジカメですが…

で、デジカメですが、おそらくAppleTalkが「入」になっている状態でプリンターポートに接続したのでしょうね。その状態だとプリンターポートは常にAppleTalkを話そう!、聞こう!という状態で待っていることになります。そこにAppleTalkを話せないデジカメ君が分からない言葉を話そうとしてくるのでMacから怒られてしまって「指定のシリアルポートは使用中です」とデジカメ用のソフトがエラーを出したのです。
 
ここでAppleTalkを「切」にすればプリンターポートはAppleTalkを待っている状態から開放されるのでどんな言葉でも通じるようになるのです。正確にはデジカメのソフトが指定した言語を使ってデジカメからデータを送ることになります。
 
 

AppleTalkはここがすごい!!

さて、AppleTalkはつちやさんのように一人で一台だけのMacを使っている人には邪魔なもののようですが、実はすごいものなんです。Macユーザーの中にはMacを二台、三台、あるいはそれ以上持っている方が多いと思います(サミいは今までに五台買いましたが、売ったり買ったりで、全部が残っているわけではなく、手元には二台しかありません。)
 
もし、Macが二台あって、片方のMacからもう片方のMacに書類をコピーしようとしたらどうしますか?フロッピーでコピー?それでも出来ますが、二台でネットワークを組むことをお勧めします。必要なものは(1)Mac二台(2)プリンターケーブル一本。これだけです。必要なソフトは「AppleShare」です。これは既に全てのMacに標準で装備されています。
 
初代MacからAppleTalkは標準で装備されていました。近年のインターネットブームでTCP/IPというプロトコルが広まっていますが、AppleTalkはそれよりもある面ではずっと洗練されています。つちやさんもインターネット接続できるまでに何度か「TCP/IP」の設定をしたはずです。苦労もしたはずです。そこには数字を間違えずに入力して、〜サーバーとか〜ドメイン名とか難しい言葉があったはずです。このような設定はインターネットには必要なことなのですが、ユーザーにとっては面倒なだけです。特に、IP Adressというのは各コンピューターに割り振られる名前のようなもので、サーバーが必要とするものです。詳しいことはここでは説明いたしませんが、AppleTalk(正確にはAppleShare)はそのような難しい設定を一切必要としないでネットワークを作ることができるすばらしい仕組みです。
 
サミいの仕事場には20台くらいのMacがAppleTalkで繋がっています。AppleTalkを理解するプリンターも4台あり、これもAppleShareで繋がっています。難しい設定はありません。つちやさんがもう一台のMac(PowerBook?)を買ったときにでもまた説明しましょうかね?(^-^)。
 
サミい教授、ありがとうございました。
 
読んでくれた皆さんもありがとうございました。お勉強になりましたか?
 
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