監督通信vol.5
1999.12.18

 監督の平井です。ついに区切りとなるセレクションが終わりました。

 大体の人が当然わかっているように、通った人の勝負の場はインカレです。ついさっきどこかの部誌に「関西セレまでがんばってトレーニングを続けて通過を目指します。」とあるのを見て、根本的にどこか間違っているよなと思ったところです。

 無欲で走ってメダルをもらえることは無いと思います。楜の湖のショートで、「自分が入賞圏内にいるとの放送が競技中に聞こえて、意識して遅れた。」という抗議文?が提出されていましたが、そういう人はいつまでたっても入賞できないなぁと感じました。狙うなら今から鋭く意識の中に入れておくことでしょう。必要条件だと思います。それをした上でダメだったら次のステップに進めば良いでしょうが、しなくてダメだったら堂々巡りです。ただの夢物語ではダメですよ。

 とにかくインカレでは身体的にタフなランナーが上位に行きがちです。技術、バランスは当然重要な要素ですが、最も要求されるのはタフネスでしょう。

 残念ながら落ちた人もたくさんいますが、失敗したセレから学ぶところは大きいと思います。思い出すことは愉快なことではないので逃げがちですが、多くの一流のランナーは同じ道をやってきました。

 全クラス制覇、もしくは入賞というのもいいですね。

 1回生の皆さんは新人戦があります。明日です。まだオリエンをはじめたばかりの皆さんにとって、実は大きな意味のある大会です。今からできることは少ないでしょうが、しっかり意識して臨むことと、しっかり休むことでしょう。楽しみですね。



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