監督通信vol.3
1999.9.10

 監督の平井です。ショートセレが目前になりました。ポイントはいくつかありますが、順番に。

ショートというものについて

 20分くらいの競技ですが、山道を20分間全力疾走できる人間はいません。上げるとすればスピードと同時に集中力を上げてください。もしくは中級者では集中力のみを上げてください。

セレというものについて

 セレクションの唯一にして最大の課題は「最後まで絶対にあきらめないこと」でしょう。2回生の時、多くのアクシデントが重なりあきらめて流して走ったら、実はボーダーまで7秒差だったことは、今となっては良い糧となっています。

 最後に一般論。学生のうちはエリート非エリートの境に多くの面で境界線を感じることでしょう。そして多くの競技的なランナーはその向こう側に行ってみたいと感じるでしょう。
 その線引きを行うことに恐れながら走る必要はありません。全て「自らの責任」において、今までの積み重ねだけを頼りに進んでください。それでエリートになれたのなら、それはその能力があると判断されたわけで、喜んでください。なれなかったのなら、それは運でも偶然でもなく、「今のところ」その能力がないと判断されたわけで、次を目指すなら然るべき対応をしてください。

 自分の力は当日までに決定していて、それ以上のことはできないのだから、ありきたりの言葉で言うと「普段通りにするのが一番」だと思います。

 僕は正にその日のその時間に、日本の別の場所で行われている学会で発表をしていなければなりません。当日は行けませんが、まあ大丈夫でしょう。結果を楽しみにしています。



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