人に何かを言われてから、ああそうかと思うのは実は遅くて、（だってその人よりは確実に遅れをとっているし、）多くの分野で成功する人間は自ら考えることができる人間だと思います。つまりは、そういう人はこういう文章を読む必要がなく、こういう文章を読んでああそうかと思う人は実は手遅れに近いという自己矛盾をはらみつつ、それでもあえて言い、多くの人を手助けするのが監督の仕事の一部なので言います。

　激しく速くなりたい人は、激しく練習するのが良いでしょう。激しく練習するのには、激しく時間が必要でしょう。そして激しく時間が与えられるのは唯一夏休みです。実はもう皆さんは確実に第一の勝負のポイントに到達しているのです。