京大OLC監督 | − | 平井 | (17期) |
同コーチ | − | 相川 | (16期) |
一瀬 | (14期) | ||
金井塚 | (17期) | ||
源後 | (17期) | ||
土屋 | (16期) | ||
山本 | (15期) | ||
京女OLCコーチ | − | 幾島 | (17期) |
金井塚 | (17期)京大コーチと兼任 | ||
田中 | (17期) |
と非常に数多い布陣です。僕たちが生きるか死ぬかは現役生しだいです。
毎年言われている気もしますが、今年の競技レベルは低いです。僕の知る中ではとりわけ低いです。日光インカレに向けて、現状の力で、選手の質・数ともに劣っており、また、高いポテンシャルを秘めた選手も見あたりません。多くの人が一生懸命走り込んでいるようで、好感は持てますが、それだけです。僕たちはトレーニングクラブではなくて、オリエンテーリングクラブなのですから、ぜひオリエンテーリングでも良い結果を残してください。今年度の大会はこれから始まるので期待していますが、オリエンテーリングのやり方というか、勝負事のやり方・勝ち方を心得ていない人ばかりなので、不安です。そのあたりに関しては、僕の知る限り去年の源後・平井、一昨年の土屋さん、その前の薛さん・工藤さん、更に前の柳瀬さんはしっかり心得ていたように思えます。心得ていたと言うか、肌で感じ取っていたのと言うべきかもしれません。勝負事にただ一つの必勝法などありませんから、それぞれ違う方法でしょう。まあ、だいたいは自分の力を過大評価せず、過小評価せず、何も考えない楽観主義にならず、個人の目標を強く持つことくらいでしょうか。それぞれがそれぞれの育ってきた人生の中で考え出したものであり、一朝一夕に身に付くことではありません。また教えてもらおうにも、そのほとんどが言葉にできない直感みたいなものであり、更にそれが自分にとっての必勝法ではない場合がほとんどです。自分で考えるしかないということです。今から考えはじめたら、日光インカレくらいには間に合うかもしれません。保証はできませんが。そう、保証できないで思い出しましたが、オリエンテーリングでは、というか勝負事では、がんばった分だけ結果が得られるというものではないことを肝に銘じておいた方がいいでしょう。当たり前といえば当たり前ですが。妙な平等主義は通用せず、速かった者だけが正義になる瞬間がインカレでしょう。考えてください。なぜ、インカレなのか?なぜ、速く走りたいのか?なぜ、速く走らなければならないのか?なぜ、オリエンテーリングなのか?なぜ、トレーニングするのか?なぜ、大会に出るのか?なぜ、速く走れたのか?なぜ、あの時くやしかったのか?いつも考えていてください。考えることをやめると、可能性はなくなります。何も考えない楽観主義より悲観主義の方がまだましです。
今年のチームには核となる選手がいないことも頭の痛いことの1つです。核となる可能性のある選手もいないと言った方がいいのでしょうか。去年も弱い弱いといわれながら、源後・平井という2つの核が存在したおかげで、5位というごまかしの利いた順位がつきましたが、もうごまかしさえも利かないのが今年ということでしょう。1つアドバイスですが、今からインカレまで、個人として良い状態で居続けられる、もしくはインカレを良い状態で迎えられると決めつけない方がいいでしょう。怪我をするかもしれないし、超多忙になるかもしれないし、原因不明のスランプに陥るかもしれません。激しく失恋するかもしれません。そうそう、人によっては骨折もします。チームの核というのはこういう万難を排して良いタイムを出し続けることができる者であり、こういう選手がいないとインカレの計算ができないということです。楽観的になるなということです。インカレで良い成績を出したい選手はこのことを気にかけておくべきでしょう。
インカレの目標は?優勝、もしくは3位、入賞と答えるでしょう。はいはい、もちろんリレーでの話ですね。なぜ、リレーなのでしょうか?リレーならクラブ全体で喜べるから。チームの目標としてはリレーを重視すべきだ。と意見のあるところですが。考えてみれば、京都大学はオリエンテーリングにおいては名門であり、リレーの入賞は数知れずありますが、個人戦での入賞はほとんどありません。個人では無理そうだから、リレーで・・とか、リレーでは自分一人でその責任を負う必要がなくお手軽だからとかいう考え方があるといわれても反論できないところでしょう。個人戦では関西のエース柳瀬陽一、ショートチャンプ薛孝太郎でさえも入賞できなかったという現実が、長年の足かせになっていたことは紛れもない事実でしたが、それは土屋さんがもう取り除いてくれました。個人で高い目標を持たないと通用しません。
と、こんなに長い文章を書くつもりはなかったのですが、なにはともあれ、今年もよろしくお願いします。