学ぼ〜ん!その3
1999.4.29

実行
 Stop&Goで実行。チェックポイントごとに止まって地図を見る。

信頼度
 コンパス>地図>自分>他人の順序で信じる。

道をたどる場合
 「学ぼ〜ん!その2」での注意点が重要。

道以外(尾根・沢)をたどる場合
 それが線(直線)である以上、コンパスセット+歩測で間違いはない。

 ただし、平井は道をたどるときにもコンパスセット+歩測は欠かさずしていた。つまり「正置」(方向決定)をする替わりに、「コンパスセット」(方向決定+方向維持)をしていた。

 何をたどっている場合でも、移動時に意識していることは「次のチェックポイントのこと」だけであり、極端な話、「次の次のチェックポイント」ははっきり意識していない。

 まあ、速く行けたら何でも良いのである。

コンパスセットとは?
 コンパスセットして、方向が決定したら顔を上げてできるだけ遠くを見る。あわよくば次の目標(チェックポイント)が見えるかもしれない。

歩測とは?
・歩測はあらかじめ100m何歩かを測定し、1cm何歩・1mm何歩かを知っておくこと。
・地図の縮尺はあらかじめチェックしておく。
・歩測表を貼るとわかりやすい。

 歩測はずれて当然なので、あくまで目安として考える。100歩なら20歩くらいはずれるつもりで。しかしこれにより半分以下のショート・2倍以上のオーバーランはなくなる(例えば、半分くらいのところにある「道もどき」なんかには絶対引っかからない)。
 また、上り・ヤブでは歩測は1.5倍に増える

 コンパスセット・歩測は練習が重要。平井は週に1回は京都御所で練習していた。

レース全体
 レース全体とは単にコントロールごとの足し算である。コントロールごととは単にチェックポイントごとの足し算である。つまり同じことの繰り返し。できることだけを繰り返せばよい。
 「できることとは、できること+できることを知っていること」である。


アタックでの注意点
・点状特徴物は線上に拡大して考える。
・コンパスセットと歩測で極めて慎重に

・出てこない→ショートしている、思い切って行け
・ポストが見えるのは方向がわかっているから
・人がたまっている所はポストの手前


ミス
ツボる確率の高いポイント
・スタート直後
・ゴール直前
・プラン変更後 → プランを変えた後は慎重に
・ツボった直後 → ツボったあとは慎重に

また、
 レッグの難易度の意識はあった方がよい。
 難レッグ(自分が行けないかもしれないレッグ)では、速く行く必要はない、人に離されないつもりで。

復帰の手順
・闇雲に動いても意味がない
・闇雲に地図を見ても意味がない
・通常時、地図→現地 ツボった時、現地→現地

方法@(アタック時によく使用する)
わかっていた場所まで戻る。

方法A(近くに太い道があった時)
方向だけ合わせて太い道までとにかく出てリロケ−ト。

方法B(一般的手順・よく使用する) → ツボったら最後のチェックポイントから
正置して体の方向と現地の方向を合わせる。
 ↓
最後のチェックポイントを思い出す。
 ↓
そこから「どの方向」に「どの距離」だけ進もうとしたのか、と自分の実際に進んでいた方向から現在地の可能性をしぼる。
 ↓
特徴ある現地(道の曲がり・大きい尾根沢etc.)を見つけて地図上で探す(つまりいつもの逆)。

つまり、「位置をしぼる」と「現地→地図」の2点に集約される。

ミス後の心構え
・みんなやってるミスなんだ
・今一つミスをクリアしたと考える

ミスした後は慎重に



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